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自分に都合のいい未来が観たくて

五行を知っていますか?

 みなさんは五行というものをご存じだろうか?

 太極、陰と陽と来た次の段階に出現するのが五行である。

 木・火・土・金・水で構成されているのが五行である。この五行が相互に影響し合い、いろいろなものを読み解いていくのだ。五行の五つの物質は万物の基本構成物と考えられている。しかし、それだけにとどまらず、この五行の関係性をさまざまな事象に当てはめて判断していくのである。

五行の法則性

 この五行の関係性には法則性がある。相生・相剋の関係である。


 相生はある要素がある要素を生み出す。この場合、別の要素を生み出すことはしないし、他の要素から現れることはない。


 わかりやすく例を上げてみると、木から火は生まれるが、木が金を生むことはないし、火が木を生むことはない。


 相生はこのように母と子のような関係性がある。


 相剋はそれとは異なり、生み出す、というよりは支配的であったり、破壊的な要素が強い。たとえば、木は金に剋される。この場合の金というのは金属製の道具を示し、硬い金属は木を切り倒す。


 そういった二つの関係性で世の中におけるさまざまな事象を読み解いていくのだ。


 四柱推命や風水、易もそうであるが、整体の技術も同じように五行理論を考慮する。


なんとか都合のいい未来が観たい

 なんとか金が土を生んでほしい!水は火と仲良くなってくれないのだろうか?って思ったりすることも多々ある。

 そんなこと自然現象的にあるわけがないのに思ってしまう。

 ある程度、先を観るように五行を振ってみたりしたときには、特にそう思う。できれば都合のいい未来が観えてほしい。いまの現実からほど遠くてもせめてこの手の中ではいい未来が観たいと思ってしまう。


 たとえば、一時的に仮にではあるが土が財、お金を現したとしよう。この土、財が力を得るためには火が欲しい。しかし、金があるとする。そうするとこの財の力は弱く、この財に関しては全体的に凶の方向性になる。

 いやいや、金は土を生むパターンがあるでしょう?と思いたいのだが、そんなに都合よくあるわけがない。

 この場合、財やお金に関する力は弱く、さらに深く観ていくことで、それが失うのか?奪われるのか?それともまだ先の未来まで手に入らないだけなのか?ということがわかったりする。


 もうひとつ例を上げてみると、金が仕事や権威を現した、としよう。土がそこにあれば仕事はうまく行くだろうし、権力や権威、組織の中における立場も安定的だ。

 しかし、この金に対して火がいたとする。そうするとこの金は剋されて、その力は弱くなる。仕事はうまく行かないかもしれないし、火の影響で組織の中での信頼を失うかもしれない。


 とにかく最近は五行のことで頭がいっぱいだ。


 なんとか都合のいい未来が観たい、と思ってしまうのである。


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