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真冬だって赤ちゃん肌

素朴美容を研究している、美容ジャーナリストの錦織なつみです。
今日は乾燥してシワが目立ってくる真冬でも、プルプルもっちりの赤ちゃん肌でいられる、朝の”肉食系”スキンケアをご紹介します。

いつもは季節の植物でスキンケアする素朴美容ですが、真冬は肉食系、つまり動物性の成分を足すことで、シワもしみもたるみもない赤ちゃん肌を実現します。

単にその場限りの過保護なベタベタ保湿ではなく、ケミカルな成分をつけない、そして美肌菌を育てる素朴美容で、自ら潤える肌力を育てます。

では早速、朝のケアを始めましょう。

夜のスキンケアの最後に、こってりしたひまし油粘土※をつけたので、朝はこれをきちんとオフします。

※詳しくはこちらの動画をご覧ください。


ひまし油粘土をオフする酵素洗顔


おすすめは酵素洗顔。なかでもケミカル成分ゼロ、米ぬかと小麦ふすまとクレイのみでつくった「みんなでみらいを」の酵素洗顔パウダーが快適です。



これを、最強の毛穴撃退アイテム=ファンケルの洗顔パフにつけて洗顔します。

美容ジャーナリストとして30年ほど、あらゆる毛穴アイテムを試してきましたが、十周回って、結局ファンケルの洗顔パフ+酵素洗顔パウダーで日々毛穴汚れを取るのが究極の方法です。

ご紹介した製品は、私の楽天Roomでご紹介しています。

酵素洗顔パウダーが油分とタンパク質汚れなどの老廃物を分解して、洗顔パフの細かいループ状の繊維が毛穴の底の汚れをやさしく、かつしっかり取り除きます。

もちろんひまし油のベタベタも取れて、洗い上がりはしっとりつるつるです。

泡立てても泡立てなくても酵素の働きは変わらないので、無理して泡立てなくて大丈夫です。

弱酸性にする酢水で美肌菌育て

酵素洗顔パウダーを丁寧にすすぎ流したら、仕上げにお酢かすし酢でお肌を弱酸性に整えます。このひと手間で美肌菌が活発になり、肌の見た目がきれいになり、また自ら潤える肌力が養えます。

私は洗面器半分くらいのぬるま湯に大さじ一杯の米酢を投入していますが、もっとすっきりしたい季節はすし酢を使っています。

真冬の肌には動物性エキスが必要

洗顔後の肌には、どっしりと力強い動物性のエキスがおすすめです。なかでもプラセンタエキス=胎盤のエキスは、赤ちゃんの命を育むのに必要なものがすべて含まれています。
だから、真冬の弱った肌に活力を与えて、細胞一つ一つをぷるぷる健康にしていきます。


私が愛用しているビービーラボラトリーズのものは、高品質なプラセンタエキスを水などで薄めていないプラセンタ原液ですから、しみやシワ、たるみや毛穴、透明感に手応えがあります。

季節の化粧水

次に化粧水ですが、世の中には一部化粧水不要論もあるようですが、真冬の乾燥した環境では、ほとんどの肌が化粧水の水分を必要としています。
特に、一つの植物をそのまま化粧水にしたり、発酵・醸造された化粧水はある意味で命そのもの。だから肌細胞が生きて活動するのに必要な要素すべてを、完璧なバランスで含んでいます。

真冬におすすめなのは、ふたつ。
オイリー肌だったりさっぱりした感触が好きなら、日本酒を化粧水に。例えば金沢・福光屋のすっぴんという日本酒100%の化粧水は、純米酒だからアミノ酸たっぷり。合成されたものではなく、醸造から生まれたアルコールが血行を促して透明感のある肌に導きます。



敏感肌や乾燥肌なら、東北地方の女性たちがあかぎれを治すのに使ってきた黄からすうりの化粧水がすばらしいです。絶滅寸前の黄からすうりをたいへんな苦労をして復活させた山澤清さんのローションは、どんな化粧水も受け付けなかった超敏感肌の方が、これだけは使えるとリピーターになっている評判の品です。


美肌菌育成の玄米甘酒は?


美肌菌を育てる玄米甘酒「ちほまろ」は、そのままだとベタついてメイクがヨレるので、朝はおやすみしています。
その代わり、酢水すすぎで弱酸性になっているので、肌はちゃんと美肌菌が育つ環境になっているので心配ありません。

どうしても朝にも玄米甘酒をつけたい場合は、水で薄めてつけるとメイクの邪魔をしません。

美容オイル

次に、水分を抱え込むタイプの美容オイルをつけます。仕上げにつけるバームのなじみをよくするためにも、オイルはつけた方がメイクがきれいに乗りますし、ファンデーションの毛穴落ちもしにくくなります。

真冬の朝におすすめなのは、水分と皮脂のバランスを整える米油。なかでも福光屋のアミノリセ ナチュラルモイストオイルはまるで美容液のようにサラサラ肌に溶け込んで、肌のキメを整えます。


メイクがきれいに乗るバームはこれ!

さて、真冬の赤ちゃん肌は、仕上げに何を使うかで大きく左右されます。ここできちんと肌を保護するバリア膜をつくらないと、肌内部の水分がどんどん蒸発して、すぐにシワシワになってしまうので。

とはいえ、あまりコッテリしたクリームを使うと、後からつけるメイクやファンデーションがヨレてしまいます。

おすすめは、ささやまビーファームのみつろうクリーム! なんと、丹波篠山の自家製国産みつろうとアーモンドオイルしか使っていない、ケミカル成分まったくゼロのバームです。
みつろうは肌表面にしっかりとバリアを張り、抗菌殺菌作用でも肌を保護します。また、みつろうの食品ラップがあるように、肌から水分が蒸発するのをしっかりブロックします。

もうひとつの成分、アーモンドオイルは、オーガニックコスメ界のスターオイルのひとつ。ほんとに敏感な肌や超乾燥肌をしんなりとやさしい感触で癒してくれると、絶賛されているオイルです。
私も、真冬にシワッシワになってしまった肌を、アーモンドオイルに何度も救われました。
日本でも、確か鹿児島でアーモンドオイルの栽培と製油に成功しているので、これからもっと身近になると思います。

このみつろうのバームのすばらしいところは、これだけ濃厚な保湿力があるのに、仕上がりがサラサラな点。
だから上からメイクを重ねてもヨレず、毛穴が目立たないんです。

プラセンタエキス同様、真冬でも赤ちゃん肌でいられるキーアイテムです。

もうひとつの”肉食”アイテム

真冬でも赤ちゃん肌でいるためには、動物性の”肉食”アイテムが役立つので、馬油も愛用しています。
熊本産の「きれいゆ」という、カプセル入りの馬油がベタつかなくてすごく優秀。もちろんファンデーションもきれいに乗ります。
阿蘇の大自然のもので育った馬からわずかしか取れない、タテガミの皮下脂肪だけを使って、抽出精製しています。
カプセルに入れることで、肌に負担になる成分の無添加を実現しています。
人間の皮脂に非常に近く、米油よりもコクがあるので、米油とみつろうバームの代わりに、このきれいゆだけを使うのも良いと思います。

よりコクのある馬油をお求めなら、北海道のものを。寒い地方の素材は、寒い時期に必要な機能を備えているので、いっそう濃厚な保湿力があります。

やはり動物性の成分には、肌をどっしりと立て直すパワーがあります。

まとめ

美肌菌を育てる素朴美容に動物性の成分をプラスすれば、真冬でもピカピカつるつるの赤ちゃん肌でいられます。みなさまも肌の気分もご機嫌よくお過ごしくださいませ。


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