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【イタリア・コロナウイルス】2020年4月14日における市民保護局の発表

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↓本日の投稿

局長による発表

本日の報告から参ります、現在、コロナウイルスに陽性反応を示している合計の患者は10万4291名、昨日と比較して675名の増加となっています。集中治療を必要とする患者は減り続け、病院への負担は弱まっています。本日、3186名集中治療を受けており、これは昨日よりも74名減少しています。症状が確認され入院している患者は28011名と、昨日よりも12名減少しています。その他大多数、全体の70％にあたる73094名は無症状または軽症のために自宅療養中です。誠に遺憾ながら、本日602名の方がお亡くなりになりました。なお回復した方は合計で37130名にのぼり、昨日と比較して1695名増加しています。

軍による協力体制については、本日10598名ものボランティアの方々が集まり、これらの方々は軍関係者、警察、消防士、医療関係者、州の行政関係者の支援を行うことになっています。

なお、本日、欧州議会のDavid Sassoli議長より、当局のボランティアの方々に賛辞を頂きました。ボランティアの方々こそ、我が国で必要不可欠である重要な資源だというお言葉を受けました。ボランティアのスタッフ、そしてDavid Sassoli議長に感謝申し上げます。

当局に集まった義援金についてご報告いたします。本日までに1億2251万1065ユーロもの支援がありました。これらの義援金は、防護服、医療機器等の購入に当てられています。なお、本日は通風装置、人工呼吸器の購入に2600万ユーロ当てられました。

最後に、AlanKurdi船での健康管理上の検疫および移民のイタリア上陸に関して触れたいと思います。すでに数日前からお伝えしていますが、自由移民局の局長として、(Michele di) Bari氏を任命致しました。本件にご協力頂いたLamorgese内務大臣をはじめ、他の大臣に感謝申し上げます。現在、バーリ局長は、海上・陸上にて検疫を実現できるよう取り計らっています。

ですので、これまで特定の船艦の使用に関わる報道がなされていたように、今我々はその対策を評価する段階に入っていますが、これは未だに局長の判断によるところがあります。この点に関しては、すでに発表されていた情報よりも確かな事業を実現する上でも、私自身がお伝えしたかった点です。

教授による発表

本日は好転的な状況を示している集中治療を受けている患者数に関する考察を行いたいと思います。ロンバルディア州のGrasselli教授からは、今回の推論・比較を行う上でご協力頂いております。

ここ4週間にわたる集中治療室の入院者数動向は、ロンバルディア州において3862名にのぼりました。このうち、1296名は退院し、1240名は現在も入院中です。生存率は65%にのぼります。

対して、ウイルスの影響がロンバルディア州と比較して限定的なラツィオ州では、集中治療室における入院患者数はロンバルディア州の患者数よりも少なくなっています。実際、同様の期間内においては、患者数は424名に留まりました。この患者らの内、1/4がすでに退院しており、また他の1/4の人々が現在も入院中です。一方で、生存率は、ロンバルディア州と同様に65%を記録しています。

私の見解では、このデータに基づいて2つの考察ができると考えています。1つ目は、ロンバルディア州レベルの緊急事態下において、集中治療に対する極めて大きな影響が見られ、その影響によって状況が左右されているということです。また、ウイルスに対する有効な処置とウイルス対抗措置の実施が有効に機能したことで、他の地域においては、この緩和策が集中治療の件数が減少し、また集中治療が不要となる流れをよりもたらしうるのではないかと推測されます。

一方で、これは異なる意味合いも示唆しています。患者が重症化する割合は極めて類似しているということです。すなわち、異なる影響を受けた2州であるにも関わらず、生存率と重症化率は同様であると言えるのです。

ここでこの考察に結論を述べるとすれば、より限定的な影響を受けた地域を含め、個々の地域では当初の対策が功を奏し、利用されている器具機材がウイルスの感染拡大を抑制し得ると考えられるでしょう。

2点目として着目したいのは、極めて容体の悪化した患者であっても、優れた集中治療を受けることのできる患者は、結果として生き延びることが可能であるということです。


＊翻訳元：”Conferenza stampa 14 aprile 2020 ore 18.00 – Coronavirus”：https://www.youtube.com/watch?v=5podakAz7GI

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