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【イタリア・コロナウイルス】2020年3月24日における市民保護局の発表

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局長の発表

本日回復した人数は894名、したがってこれまでに回復した人数は8326名にのぼります。監査で陽性反応が出た人数は新たに3612名増加し、現時点で陽性となっている人の数は、合計54030名です。このうち、28697名は、特に症状がないかあるいは症状が軽度であることから自宅療養となっており、この他全体の6%に当たる3393名は集中治療を受けています。誠に遺憾ながら、本日も新たに743名の方がお亡くなりになりました。

本日の私の発表は、自宅療養の段階から入院することが決まったBertolaso医師へのお見舞いをもって、終了といたします。

教授の発表

私からもお話を始めさせていただく前に、Bertolaso医師に心よりお見舞い申し上げます。

本日、私からは簡潔に3点述べたいと思います。
まず、一点目は外出禁止の期間に関してです。なぜこの話をするかというと、一部の報道において、今回の緊急事態に対する政府の措置が十分に機能しておらず、この外出禁止の措置が7月末まで延長される可能性があるという情報が流されているからです。現在の措置は必要不可欠ではない生産活動に対して4月3日まで続きます。疫病の拡散に応じて短期間の延長を決定する場合、その数日前に発表するということをはっきりと申し上げます。

二点目は、疫病に対する処置が以前と比べて効率化しているという点です。これに関しましては更に3点区切って説明させて頂きます。

まず、ラツィオ州、大学省、研究省、保健省、そして国家研究評議会のスパランツァーニ氏が共同して行うウイルス対策の開発と検証に関係する議定書が本日署名されました。当然ながら、この署名はコロナウイルスを予防可能となるワクチン治療のために動いたプロジェクトです。これは、ウイルスに最も適した治療法を模索している我が国のあらゆる機関の努力を示す、大きな成果であるといえるでしょう。

続いて、AIFA (イタリア医薬管理局)におけるCTS(技術管理委員会)についてです。この委員会は、最善の治療を提供しようと常に尽力しています。

臨床議定書にしたがって、AIFA(イタリア医薬管理局)のCTS(技術科学委員会)を加えた統一的な国家委員会を設立しました。これは、疫病の処置に向けた議定書の承認まで円滑に進めるためです。もしこの臨時の案が無ければ、ウイルスの抑制にかかる時間は想像できないほどかかってしまうことでしょう。したがって、単一の国内委員会を持つことは私たちの強みとなります、どなたかがおっしゃったようなボトルネックにはなり得ません。

そして、コロナウイルスの感染を診断する医師に関してです。通常の検査に並んで、標準治療を繰り返すことで時間の短縮が可能なRNA検査に基づいた診断方法もあります。そのため、現在、我が国は非常に限られた時間の中で、RNA検査に基づいた分子診断を行えるよう最大限の対応を取っています。RNA検査による診察数は、3月20日の段階で77件増加しています。

三つ目となる本日の締めくくりは、特にウイルスの処置にあたっている全ての医療従事者の方々に捧げます。今回ウイルスの処置にあたっている医療従事者の方々は、我が国における人々の思いやりの素晴らしい例になっています。中には、1人でも多くの患者を救おうと命を落とした方もいます。彼らに対する全国民の敬意と感謝を、私が代弁してお伝えします。

我々の課題は最善な方法で解決を図ることです。2日前にも述べましたが、コロナウイルスの処置に取り組んでいる国民の方々全員に、改めて心より感謝申し上げます。

*翻訳元:”Conferenza stampa 24 marzo 2020 ore 18.00 – Coronavirus”https://www.youtube.com/watch?v=hyY5TFND6wc

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