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【イタリア・コロナウイルス】2020年4月10日における市民保護局の発表

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局長の発表

本日の報告から参ります。現在、コロナウイルスに陽性反応を示している合計の患者は98273名、昨日と比較して1396名の増加となっています。先週から本日までにかけて病院にかかっている負担は減少し続けています。本日、3497名集中治療治療を受けており、これは昨日と比較して108件減っています。一方で症状が確認され入院している患者は28242名と、昨日よりも157名減少しています。その他大多数、全体の68%にあたる66534名は無症状または軽症のために自宅療養中です。誠に遺憾ながら、本日570名の方がお亡くなりになりました。なお回復した方は合計で30455名にのぼり、昨日と比較して1985名増加しています。

なお、昨日と比較して新たに感染した患者は3951名で、死者と回復者を含め、本日までに確認された感染者数は、合計で14万7577名となります。

軍による協力体制については、現在までに16419人ものボランティアの方が参加されています。これらの方々は、医療関係者及び検査者のサポート役として派遣されます。

教授の話

本日は、イタリア国立衛生研究所が発表したデータのみについてお話します。基礎疾患、すなわち同時に他の病気を患っていると、コロナウイルスが重症化するリスクが大きいというデータが示されています。死亡者の63%が3つ、あるいはそれ以上の疾患を抱えていたことが明らかになっています。

このことから、次の2点が指摘できます。まず、この状況下においても、十分に注意して医師によって支持された治療を続けることが重要だということ。そして、次に、-これは、このウイルスによって生まれた新たな観点ですが- スペランツァ大臣も伝えたように、国家システムを強化する必要性があるということです。

介護老人福祉施設はあらゆる問題に直面しており、ここ数日緩和ケア、在宅ターミナルケア、そして急性期が過ぎたリハビリテーションを行う施設を充実化させる必要性に迫られています。というのも、一つ以上の疾患を持つ患者にとっては、病院での措置に留まらず、長期にわたる疾患の経過観察が必要となるためです。我が国では、残念ながら在宅医療に対する支援が極めて足りていない状態にあるので、この点を強化していく必要があります。これは、感染するかしないかにかかわらず、十分に配慮する必要があるとも言えるでしょう。

*翻訳元:”Conferenza stampa 10 aprile 2020 ore 18.00 – Coronavirus”https://www.youtube.com/watch?v=A0RLdu7jawI

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