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ホストクラブに行ってきたんですよね その2

さてさて、私たちはホストクラブでどのように接客されたのでしょうか?

まず、ホストの方々の容姿ですが、芸能人かしら?、と思うほどのイケメンから古着系のちょっと可愛らしい感じ、あら昔ヤンチャしてたの?までありとあらゆる容姿端麗な男性が在籍してました。歯は白く、指先までお手入れは完璧、お顔には皆さんファンデーションを塗り、眉毛は綺麗に整えられています。モノトーンのコーディネートしてる人が多かったですね。

ちなみに友人はすっぴん、きな粉色のセーター、チノパンでエヘヘと登場し、ほとんどエヘヘと笑ってました。私もいつものまんまじゃんよ!とただ笑ってました、じゃ!楽しんで!と離席された時は、ま、まっておいていかないで!と心細くなりましたが別に彼を指名したわけではないのでずっと席にはいてくれません。

代わる代わるキラキラ、時にはギラギラした男性がニコニコとはじめましてー!と隣に座ってくれます。そして、とにかく誉めてくれる。一言目から「お綺麗ですねぇ」「笑顔が可愛い」「お話出来て嬉しいな!」などと、歯の浮くような甘ったるいセリフを連呼します。

特に言われるのは年齢についてで、私は友人より歳上なので必然的に○○くんの知り合いなの?、じゃあ同い年くらい?、それより上?、えーっ見えない!嘘でしょう?、という会話の流れになりやすいのです。これが個人的にかなりキツイ、いや、彼らもプロですから本心からですよという雰囲気を出してくれるのですが、あまりにも年齢より若く見えることに言及されると、それ自体が若くないことの何よりの証拠だと思えてしまい、居心地が悪い。誰のせいでもないんですけどね…。それにこんな薄暗けりゃそりゃ多少若くみえるでしょうよ。

ホストクラブでは初回で指名のホストを決めて、そこに通うのが通常の利用の仕方らしいです。つまり私達のような通うつもりのない冷やかしのような客はお店にとっては迷惑でしょうに嫌な顔一つせず、けれど虎視眈々と良ければ指名してくれたら嬉しいな!と手を抜かずアピールしつつ、しつこくもしない。

プロだなぁ…と思いました。

私は図々しく偉い人ぽいホストの方に「やっぱり皆さん恋愛を楽しむ感じで利用されるんですか?」と質問しました。すると、

「そりゃそうですよ、好きでもない男に何万も何十万も使いますか?、ちょっと特殊だけど恋愛するところですよ、少なくとも僕はそう思ってますし、誰がなんと言おうとそれは愛なんですよね」

と、めちゃくちゃ正直に答えてくれました。ううむ、なるほどね…。

そして偉い人は友人を良くやってますよ!と誉め、頑張ってるから気が向いたら指名してあげてねーと爽やかに去っていきました。

そんなこんなで90分はあっという間に過ぎ、お会計も当たり前ですけどきっちり3000円でした。最後にお見送りが1人につき1人ついてくれるのですが友人はまたエヘヘと着いてくるだけで、最後までそのままじゃねーか!という状態、ウケる。

もう1人の方は鞄持ってくれたり、エレベーターのボタン押してくれたり、扉が閉まる瞬間までバイバイしてくれたよ。

余談ですが、ちょっと怖いなーと思ったのが一緒に行った女性がホストとどんな会話をしてたのか全く覚えないんですよ、つまり私も接客中は目の前のホストにフォーカスしてたんですね。あとからアレ?っと気付きました、それだけ技術があるんでしょう。

とても楽しかったし、良い社会勉強になりましたが、この指名(恋愛)システムだと正直もう利用出来んなぁと、感じました。

ドリンク一杯数千円で何杯か飲ませてそれが売上になるようなシステムならまた顔を出せそうなんですけどね。

友人にはぜひ持ち前の愛嬌で頑張って頂きたいです。お酒で体を壊さぬようご自愛下さいね。



バツイチ年増へのサポートっていやらしい響きですよね。それが言いたかっただけです。