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徒然なるブラック企業のお話 NO.02

自己紹介もなしにブラック企業の話をしていたことに投稿した次の日に気づいた。

友人や親戚に自分がブラック企業で働いている事は毎回言っているのだが、どうしても言えないこともあるので、フェイクと会社の愚痴を交えて書いていこうと思ったのがnoteを始めたきっかけだったりする。
かなりオブラートに書いているので、実際はもっと酷い。

なので、一人称も『自分』とあえて分からない様にしている。

もしかしたら、所々「あれ?」と思う書き方をしている場合があるとは思うが、そこは多めに見ていただきたい。
また、今回から少し小説のような書き方にしました。
書きづらいのと読みづらいと考えこの形へ。

さて、少し前から【退職代行】会社がメディアでよく見かける。

自分が知ったのは約7年ほど前。

仕事の関係で同僚が、退職代行会社のホームページデザインを作成することになったからだ。

同僚と一緒に退職代行について調べたが、当時はそこまで退職代行の知名度はなく、何社かあった退職代行会社も今では検索しても出てこない会社が多い。

だが、連日のメディアやXのポストの流れを見ているとまた増えているとは思う。

退職届出して1時間以上詰められるぐらいなら、代行会社に頼んだほうがマシと思ってしまった。

念の為書いておくが、まだ退職代行は使用したことはない。

もしかしたら、今後使用するかもしれないが今のところ辞める時は、自分で出すことにしている。

さて、今回はパワハラ、セクハラの話を中心に綴っていこう。

■2社目

まず、始まりがおかしな会社であった。
雇用契約書なし、就業規則なし、給与詳細口頭のみ。
これが内定決まって、入社1日目にあったことである。
この段階で既におかしいのは重々承知である。どうしてすぐ逃げなかったとかというと、ハ◯ーワークからの紹介会社だったことが大きかった。
今では審査が厳しいハ◯ーワークだが、当時はかなり緩かった。
給与、勤務時間、就業場所ぐらいで載せることができた。
当時の自分は国が認めた機関でそんなことされると思うわけもなく、内定を貰ってきちんと調べずにホイホイと社員となってしまった。
この会社を退職した時にハ◯ーワークに言いに行ったが「辞めているなら、報告はしません」と年配の女性に言われたことは今でも忘れない。
さて、初っ端からおかしなこの会社での業務は名刺デザインと印刷業務。自分が作業するパソコンの後ろには、名刺を印刷する大きなコピー機があった。
社内には、デザイナーの自分の他に総務とは名ばかりの内勤業務全て請け負っている女性のAさんと代表と言うあだ名のBさん、会長というよく分からない教祖のおじいさんがいた。
さて、4人しかいない会社で誰が印刷オペレーターをするのか。
まぁ、分かってはいたけどデザイナーの自分しかない。
それも前任の方からの引き継ぎ期間一週間。無理ゲーすぎる。
引き継ぎの短い期間に前任者から聞いた「有給はない」という言葉。終わったと思った。
ハ◯ーワークの話を出したが、この時は本当に会社の規則があやふやな会社が多かった。半年後には、最低5日の有給休暇付与が絶対という言葉はなかった。
『会社を休めないない人に〇〇』というコマーシャルが流れていた時代でもある。
さらには『1年は最低在籍しないと転職活動は厳しい』とも言われていた。ブラック企業で1年って本当厳しい。
精神病むのが早いか、上司を物理的に叩くのが早いか。

結局、会社に嫌気がして退職届を出した。
この言葉だけ聞くと「これだから若い人はダメだ」と言われると思うが、まず雇用契約書ない会社がまともと思える人がいたら出てきてほしい。
雇用契約書がないから、雇用保険と厚生年金に加入がないんですね。ふざけるなという話。
入った時には既に決算3期目を過ぎていた。この3年の間に働いた人は誰も追求しなかったとかと聞きたいし、ハ◯ーワークにも言った。回答はお察し。
さて、仕事だがこの人数で名刺依頼なんて週に数回あるかないか。確かに一人のデザイナーで回ることは回るがちょっとよく分からないこともしていた。
この会長という方が曲者だった。
人脈づくりの勉強会を月に数回しており、その会の主宰らしい。らしいというのは、数回この会に時間外で手伝いに駆り出されたのだが、名刺交換会が中心の会だった。21時までいたが、一度も残業代は出なかった。
そしてこの会に入会しているほとんどの人が、会長の事を教祖様の様に讃えていた。
「会長が言っている事は正しい」
「会長は素晴らしい」
「あなたは会長の下で働けて幸せだ」
・・・・・・どこの宗教ですか?
それが会を見た第一印象だった。
在籍している人が会を知らない知り合いと出席し、会長にその知り合いを紹介する。会長と話をした人はもれなく入会していた。この会長、口が達者なので騙される人が多い。
知り合いと言っても保険のお客さんや社外で名刺交換しただけの人など、上辺だけの知り合いという人もいた。友人にこんな会勧められたら、自分は友人を辞めていると思う。
なので、数回勉強会に参加後「あれ?」と思った方は退会していく。
釣った魚が近くに来ない限り、餌はやらないタイプの人だった。
だからと言って、仕事場ではどうなのかというと基本代表のBさんと総務のAさんとしか喋らない。こちらとしてはありがたい。
Aさんと社内で2人になった時に思い切って話しかけた。
元々どんな話をしているのか気になったのもあるが、異様に会長がAさんに絡みにいっていたのも気になっていたからだ。
結果、Aさんはセクハラをされていた。
会長の年齢は70代。Aさんは20代半ば。
Aさんには悪いが「元気過ぎるだろおじいさん!」というのが、口から出そうになった。
入社してすぐにご飯に誘われ、仕事中も紙切れに達筆の文字で誘う内容を寄越してくるらしい。授業中の学生かな。
それもAさんに手紙を見せたらすぐに破棄をしているので、その紙切れと言うのは現物を見たことはない。Aさん曰く達筆すぎて「なんて書いてあるんですか?」と聞いたことがあるとのこと。思いを届けたいのなら、読める字で書くのを強く伝えたい。嫌だけど。
可哀想なのがAさん自身、断りたいが上司なので断ることができない事。
残業代も出ない、自慢話をするおじいさんと二人でご飯は確かにキツイ。お金を貰っていたら、話はかなり変わってくるのだがそれはなかったとのこと。
そんなのを社内でするなと言うのが自分の意見。
まあ、仕事終わりにご飯食べに行くだけでセクハラと簡単に口にしてはいけないのだが、会長はAさんに「女は30になったら、終わりだ」や「俺はパイプカットしているから安心しろ」、「今度の休みに旅行に行こう」・・・アウトである。
いやいや、会長さん、あなた妻と40過ぎたお子さんいるでしょ!
下手したら孫の年齢になる女の子に手を出そうとするな。
可哀想なのが、Aさんは今まで会長との話を誰にも相談することができなかった。代表(あだ名)は会長の信者なので、訴えてもAさんに話に聞き耳を持たなずに会長の側に立つだろうことは容易に想像ができる。
ふと、じゃあ代表(あだ名)は会長とアノ関係なのだろうかと考えたが、代表(あだ名)は30代後半であったため嫌な想像をする前に完結した。
また、勉強会の主宰であることも相談できない要因だった。
仕方ない。会長が基本会社に居るので、勉強会の参加者が定期的に顔を出すのが当たり前となっていた。参加者の中にはなんの仕事をしているか不明な人も多かった。
変に相談しても、口達者じいさんのせいで勉強会にいる人に変な噂を流されたり、今後の転職先に悪影響が出ても困るとのこと。
じゃあ、Aさんは会長にセクハラされていながらも、どうしてこの会社を辞めないのかと問えば「まだ1年経ってないのと、次の仕事先が見つかってない」と1年縛りという謎の社会人の風習によって去ることができずにいた。有給休暇があれば、転職先を早く見つけたり専門機関へ訴えにいけたはずである。
Aさんはその後、退職しているので先に安心していただきたい。
ただ、Aさんから聞いた中でヤバい話は、ご飯を食べに行った帰り道にいきなり「話がしたい」とラブホテルに連れられたこと。ナニもされてないとは言われたが、もうそれはセクハラの域を超えていた。
どうしてAさんが逃げられなかったと言うと、近くに駅などないバイパス沿いのホテルだったためであった。口が達者じいさん、下半身に脳みそあるのではないか説が濃厚になった。
この話を聞いたのはAさんの最終出勤日。葛藤があったなかで自分に伝えてくれた彼女には賛美を送りたい。そして、自分も早く辞めたい気持ちが強くなった。
さて、自分ではあるが会長はほぼ関係ないのだが代表(あだ名)がめんどくさい。名刺の受注をExcelでまとめる作業をしていたのだが、どうにもうまくいかず代表(あだ名)に聞いたら、全く関係のない表計算を教えられ、オマケに説教もされた。
例えるならAの質問をしたら、Gの質問の回答が返ってきた。結局は自分で調べて解決はしたのだが、日頃から「分からないことは私に聞いて」と言っていたので聞いたらこれである。
この会社から、基本は上司に聞く前に自分で一通り調べるということをするようになった。
怖いのが代表(あだ名)は教員免許を持っているということだったりする。上司2人がこんな人種なので、どうにか最低限会話のみで仕事をしていたところ2人からは明らかに嫌われるようになった。嫌うのはいいのだが、良い大人が若人に分かるほどの態度を取ることはやめてほしい。
Aさんが退職して、すぐに新しい総務という名を会長の生贄が入社した。
褒めたくはないが、本職は詐欺師かと言いたいほど口が達者過ぎる。
実際その後、勉強会メンバーにネットワークビジネスを広めていたのでその才能は元から持っていたと思われる。
このネットワークビジネスだが、勉強会でも比較的仲の良い人と夜のファミレスで二人の時に聞いた。ファミレス代金はもちろん奢っていただいた。
「ぶっちゃけ、ネズミ講とどこが違うんですか?」
「・・・・・・同じだよ」
「皆さんは、それを知っていて入ったんですか?」
「主宰が言ったからね」
この時ほど大人の世界はクソだと思ったことはない。
仲の良い人だったのでまだ聞けたが、他の会のメンバーに聞いても同じ答えが返ってくるだろう。会長については、変な理屈を並べて自分が論破されるのが分かる。
なんでこんな事を書いたかと言うと、自分も無理やりやらされたからである。
「名前を借りるだけだから、お金はいいよ」
いや、言い方。こっちは社員だから仕方なしで名前を貸しているのに、何でアンタが仕方ないと言う言い方をしているのか。結局、1ヶ月後に会社の電話から電話してネットワークビジネスの会員からは勝手に退会した。一応、他に住所なども記載はしたが現在はその場所には住んでいないので調べられてもこっちは困らない。
さて、自分のほうの面倒くさい事が終わった後に新たな事件は起きる。
まあ、また会長関係なのだが。
当時勉強会に参加されている人の中で年齢の近い人が数人いたのだが、多くは男性であり熱狂的な信者。謎に会社に居座っている人もいた。普通に仕事の邪魔以外の何ものでもない。
辞める数ヶ月前には勉強会の手伝いはさせられることは減ったので、どんな人が入会したか知らなかったのが、ある日会社に挨拶に来られた女性が会長のドストライクゾーンの女性だった。人目見て「Aさんと同じことになってないといいな」と頭を過ぎった。
自分と内勤のCさんを除いた社内の空気は今考えてもおかしなものだと思う。名刺デザインの会社なのに、会長を中心に入れ代わり立ち代わり、会長に仕事の相談やありがたい言葉を聞きに来るなんてそうそう味わうことはないだろう。
その状態を見た女性も察したのか、自分とCさんに話しかけることが多かった。
Cさんもその時には、自分に会社の愚痴を言ってくれるほどには関係は良好だった。決して、恋仲の関係ではない。安定しないブラック企業にばかり入社していたせいで、現在も独り身である。
さて、騙されて入ってしまった女性なのだが、やはりと言うか会長からお誘いを受けていた。
最初は普通の世間話をしていたのに、所々辺りを伺ったり何か言おうと頑張っていた。
「もしかして、会長から2人でご飯とか誘われましたか?」
思い切って自分から仕掛けてみた。
どうだろう、一瞬驚いた女性が胸に手を置きながら頷く姿。本当は嘘だと思いたかった。
「ここだけの話、危ないので絶対誘いに乗らないでください」
「分かりました」
何度か話したがこの女性、自分の意見を言わないタイプの人。簡単に言えば押しさえすれば、言いくるめそうなタイプである。
確か営業職の方であったのは覚えているが、まさか自分が付き合いで入った勉強会で70代のおじいさんに誘われるとは思わない。
自分は営業に向いてないのでそのあたりは分からないが、営業職の人が可哀想にさえ思えた。
その後どうなったかは聞いてないが、結構早くに勉強会を去っていったので上手く逃げられたと思う。この方がいなくなって、20代の女性が入ったのは自分がこの会社を辞めるまで入るのを見ていない。一応女性も入会していたが、基本は30代から40代の方が多かったので、会長の毒牙にかかったのは社内が多かったと思う。

さて、パワハラの話。
会長のセクハラ話が多いのだが、忘れてはならない。この会社、保険、年金なしである。
給与ついて時給計算をしたら、1時間時給630円。最低賃金以下である。
1ヶ月の出勤日数21日絶対条件。2月の休みは7日しかない(29日計算したら、8日)
サービス業レベルの日数働いているが、仕事内容は名刺デザインと印刷業務。
1人のデザイナーが対応できる量。なので、下手をしたら午前中に仕事が終わってしまうのもある。そういう時は定期的に在庫確認をゆっくりとデータの整頓をしていたのが、それでも時間が余ってしまう。
内勤の方もそうなので、以前居たAさんやCさんも仕事を終わらせたら、ネットサーフィンをよくしてた。こんな時間を潰すのをどうにか考えないといけない会社なのに日報を手書きで書かされていた。代表(あだ名)が見ているを確認した事はないのが、念の為かなり時間を誤魔化して日報を書くことをしていた。
仕事がないなら仕事を無理でも探せとよく言うが、無理に探したら就業時間中にネット内で副業ができる程には手が空く時があった。
この状態なのに勤務日数21日とは?
一応会社でも忙しい時期はあった。それは決算月。
デザイナーの自分からしたら、在庫確認と売上の集計があっているかを確認する作業だけなのだが総務のCさんにとっては忙しい月でもある。
残念な事にCさん、簡単な事務職はしていたが総務や経理についてはこの会社に入って初めてする業務だった。どう言いくるめて入社させたのか。
なので、Cさんは経理ソフトや勘定科目についても調べなら作業をしていた。
悲しい事に代表(あだ名)は経理が分からないのだが、会長は理解していたこと。最悪である。なので、Cさんが打ち込んだものの確認をするのは会長になるのだが、この会長マジで女性のことしか考えてないのかCさんに話しかけるが、確認作業をするまでの時間が長い。
Cさんは残業する日々が続くのだが、残業代は出ない。
あまりにも会長が確認作業をしないので、何故かしびれを切らした代表(あだ名)キレる。あんたの不明金がるのも要因の1つなのに、経理の事を知らない人が足を引っ張っているのに本人に自覚がないのが怖い。簡単な勘定科目については自分も買い出しをしていたので理解はしている。ただ、代表(あだ名)はそれすらも理解をしていない。

余談ではあるが、今の会社の社長も勘定科目を理解していないので税理士に毎回怒られている。

代表(あだ名)的には入力をすれば終わりだと思っている節があり、Cさんを焦らせるだけ焦らついにCさんは仕事中に過呼吸を起こしてしまった。
どんだけ追い込んでいるんだこのおばさん。
問題が発作を起こしたCさんに対して代表(あだ名)がしたことは、ソファに寝かせること。
以上。
・・・・・・えっ、病院は?
Cさんも自分の体に限界がきたと思って、代表(あだ名)がいるソファの部屋に入ったら、発作が起きてしまって倒れるようにソファに座ったらしい。代表(あだ名)は、ただ見ているだけ。どんな拷問だよ。
社用車で病院に連れて行くこともなく、ソファで呼吸を乱していたCさん。
自分は他の仕事をしていたので、彼女が過呼吸を起こした時近くにはいなかった。気づいた時にはフラフラな体で、席に戻ったCさんがパソコンに向かっている姿。
ちょうど居合わせた勉強会の人が「早く帰ったほうがいいよ」とCさんに声をかけているのだけ覚えている。自分も気になって近くに言ったら、焦点のあってない目をしているので流石に危ないと思い、帰ったほうがいいと言ったら、Cさんは代表(あだ名)から「発作が止まったなら、早く仕事に戻って」と言われたと。
普通におかしいだろ。
自分は過呼吸というのを起こした事がないが、起きたなら大事を取って帰らせるのが当たり前ではなのだろうか。
定時頃にはどうにか体調が良くなったCさんは帰って行ったが、自分は居合わせた勉強会の方と顔を見合わせて「この会社はおかしい」という話をした。

パワハラと言うか、従業員の命を何だと思っているのか。

この後も会長はやっぱりCさんもご飯に誘っていたことや代表から「私が嫌いでも仕事はして!」と謎にキレられたりした。
また、お金がないからと経費から自分の懐に入れようとしている代表(あだ名)を見てドン引きなどをした。
よく家族経営の会社は止めておけと言うが、謎の勉強会の主宰とその信者がいる会社も止めておけ。特に少人数制の会社。
・・・・・・その後も数社、少人数の会社に入社しているが自分が言うことではないのだが。
一応、退職時は1ヶ月前に退職届を出した。
そしたらBGMの音量が大きなカフェで、会長から小一時間責められた。
一応録音していたのだが、BGMでほとんど聞き取れなかった。
ってか、責められたと言うか説得をされたのだが、そこまでされて誰が「分かりました!残ります!」と言うのか。

余計に辞める意思が強くなっただけだった。

この会社の後日談。
ヤバい会社あるあるの社名変更&会社引っ越しをしていた。
今でも勉強会はしているので、会長は女性が入会したらご飯に誘っているかもしれない。

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