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奥武蔵ー顔振峠

懐かしい友人との再会を喜びあう奥武蔵。
私は狩場坂峠付近が一番好き。
涼しい緑の木陰のトンネル。
見上げると青い空が近い。
走れる幸せを感謝します。
2000年8月 会田順子


奥武蔵グリーンラインを歩いているときに、
源義経弁慶主従がその眺望の素晴らしさに顔を振り降り眺めたことがその名の由来という顔振峠の近くで見た石板です。
その石板について、後で調べてみると、事故で亡くなった方の追悼碑でした。

 ‐自分の過去の歴史と今を結び付けて今の自分の存在を認め、その存在を記録に残す

僕は石板に刻まれたこの言葉を見たとき、このように感じて共感を覚えました。

奥武蔵で緑の山々の連なりを見ていると、
僕は学生の時に中国雲南省のバスの中で目の前に広がる緑の山並みを思い出します。

数十年前の過去の話で、自分の頭の中にも明確な姿として描くことはできないのですが、
その光景は、僕の中で一点の曇りもない緑の連なりであり、それに勝るものはないのです。

それでも、今、自分の歩む奥武蔵

 -緑の木陰のトンネル、見上げると広がる青い空

に惹かれ、そして、雲南省のバス車中での感激と重ね合わせながら、
自分は人生の歴史を辿ると数多くの貴重な瞬間に立ち会うことができたことに改めて気づき、感謝の思いが湧き出てきました。

狩場坂峠が素晴らしいということですので、
次は、狩場坂峠に行ってみたいと思いました。

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