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名古屋-中村区

■中村区の紹介

名古屋駅には、JRの新幹線及び在来線・名鉄・近鉄・地下鉄などが集中しています。
駅周辺には、数多くの企業・金融機関などの集まる高層ビルや、終日賑わいを見せるデパート・商店街・地下街があり、この地方の経済活動の中心的機能を果たしています。
 また、JRセントラルタワーズやミッドランドスクエアなどの大型商業・業務ビルが建設され、デザイン都市名古屋のシティゲートにふさわしい都市景観となっています。
 一方、中村公園一帯は戦国の英傑ゆかりの土地として名高く、豊臣秀吉を祭った豊国神社や加藤清正誕生地として伝えられる妙行寺などの史跡も多く残されており、また、区内の町や通りにはこれに因んだ名称のものがたくさんあります。
 公園内の中村公園文化プラザにある「秀吉清正記念館」は、主に二公に関する資料を中心に収集・保管し、展示により紹介しています。
 都市としての高度な機能と、「秀吉・清正生誕の地」としてロマンあふれる歴史とが共存する中村区は、相互の調和のとれた活力と魅力あるまちづくりをめざしています。

(中村区ウェブサイトより引用/https://www.city.nagoya.jp/nakamura/category/97-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html)


■中村区将来ビジョン

1.歴史、地域資源などの魅力にみちたまちづくり
①現状・課題
・リニア中央新幹線の開業などにより名古屋駅周辺の開発が進み、来訪者の増加が期待されている
・豊臣秀吉、加藤清正など武将ゆかりの地名や中村公園一帯の歴史的資産の認知度は低い
・情報発信力のあるご当地グルメなどが少ない

②施策7
 太閤秀吉功路(https://www.city.nagoya.jp/nakamura/page/0000110437.html)・尾張中村めし(https://www.city.nagoya.jp/nakamura/page/0000136655.html)などにより、中村公園(http://nakamura-park.com/)を始めとする地域の魅力を発信するとともに、区民が地域に愛着を持ち、多くの人が訪れる活力にみちたまちづくりを進めます。

③成果指標
 指標:中村区では以前と比較して歴史と地域資源を活かしていると思う区民の割合
 基準値:65.9%(令和元年度)
 目標値(令和五年度):70%

(中村区将来ビジョン 令和2~5年度より抜粋/https://www.city.nagoya.jp/nakamura/cmsfiles/contents/0000128/128513/namakuraku_future_vision_web.pdf)



この将来ビジョンでは、はじめに『名古屋市総合計画2023と同様に持続可能な開発目標(SDGs)の理念に基づく経済・社会・環境が調和したまちづくりを進めます。』と述べ、SDGsの説明として、『誰一人取り残さない社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に、統合的に取り組むものとされている』と書かれていました。

名古屋を訪れて、そういえば『織田信長・豊臣秀吉・徳川家康』と三大戦国武将の巨頭が揃う町であり、観光資源の溢れる地であることが想像できるようになりました。一方、余計な話ですが、世界で誰一人取り残さない社会の実現に対し、土地の歴史の認知と愛着を備えることにより自分の立ち位置とその主張ができようになるとともに現代社会の高度な都市の仕組みを整えることを調和させると競争社会を勝ち残るための宣言をしているようにも思えました。
誰もが個性を発揮しつつ、互いにウィンウィンの関係を構築し発展していく、ということであるのかと思いますが、どうしても世の中競争であると思います。

来るときには何も観光資源には思い至らず、中村市の薦める見どころを訪れることはありませんでしたが、散策しがいのある場所のように思いました。


■かっぱ

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『かっぱの由来』
 昔、笈瀬川(今の笈瀬本通り)に、子供好きな一匹の「かっぱ」が棲んでおったそうな。
このかっぱは力持ちの男の子に変身する特技があったんじゃ。
ある日、川でおぼれている子供を助け、それからみんなに「人助けのかっぱ」と親しまれたそうな。
笈瀬本通り商店街も、このかっぱにちなんで、家計を助ける「かっぱ商店街」へ生まれ変わったんじゃとさ。

笈瀬本通商店街振興組合


人は互いに助け合いながら生きつつも、どこかで未知の、自分を超越した力が必要になり、それがここではかっぱとして現れた、
ということでしょうか?
そして、そのかっぱにちなむことで、経済を助けるとしたのが面白いと思いました。
今であれば、我々を助ける登場人物として、何が現れるのでしょうか?

個人的にはかっぱは、醜い生き物である気がしましたが、超越した存在であったとしても、神のランクではなく奇妙だけど、川に住む身近な存在ということかもしれないと思いました。

かっぱについて、「その正体は水死体ではないかという説がある。間引きされた子供の水死体だとか、井戸に身を投げた女の遺体ともいう。」という説明がありました。
(名古屋神社ガイドより/https://jinja.nagoya/kamisama_jiten/kappa

そのガイド説明で利用された言葉を利用しながら考えると、
生活を潤す川があり、その周りに人が集い、特にいいこと・いいもの、時に悪い事・悪者が現れて、そこで生きる知恵と物語が誕生する、ということかと思いました。


■真宗大谷派 円福寺

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『生あるときも 死あるときも 俱に一つの処で会いたいと 念佛申す他になし』

以前、飾られていたと思しき掲示『大事なことは疑問をもつことを止めないこと』(円福寺Facebookより/https://www.facebook.com/enpukuji4516740/photos)と言われてしまうと、どうしてよいか分からなくなるような気がしましたが、結局、不安をかき消すことはできないので、最後は信じて決めるしかない、ということと思いました。

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