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今年も読書欲は満たされることがないまま終わろうとしている。

2023年もあと2日。今年も「本が読みたい」と日々思いながら、読書欲は満たされることがないまま終わろうとしている。

先日、設立当初から伴走しているAn-Nahal で、メンバーにおすすめしたい本をピックアップする機会があった。一人一冊!と言われていたにもかかわらず、6冊もピックアップしてしまい、さらに1冊ずつコメントもつけていたので、今回はそれも含めて読んだ本について書いてみようと思う。

(満たされない読書欲をこうしてnote記事にしてみて昇華できるのかという実験でもある)(ちなみに2023年内に読んだ本のように書いているが、かなり前に読んだ本もあり)

▼An-Nahalメンバーがどんな本をピックアップしたかはこちら。
それぞれの個性や視点が反映されながらも、特にカテゴリは設定していなかったのにダイバーシティ&インクルージョンという軸は共通していてびっくり。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

『多様性はめんどうくさい。でも、無知を減らす。』

多様性はめんどうだし、居心地がわるいことが多いけれど、多様な人と出会い悩み、それでもコミュニケーションを重ねながら、自分自身が想像できる範囲を広げることが人生の醍醐味だと思う。

文中に出てくるこの言葉が、コミュニケーションを考える中でも自分自身の支えになっている。

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

登場する面々のキャラクターと関係性に、やっぱり要は人と人して向き合うってことだよなということが、しんしんと、でも骨太に伝わってくる。

美術館にいって、あーだこーだ言う時間がとても楽しく感じられるようになった1冊。映画を観にいけていないので、どうにか観たい。

この本との出会いをきっかけに、川内 有緒さんの『パリの国連で飯を食う。』も読了。こちらも期せずしてダイバーシティを感じる1冊だったな、そういえば。

くもをさがす

人生を味わい尽くす、ということは誰もがみんな手探りだけど、マイナスもプラスもどんな状況も明るく照らしてくれるような本。自分を大切にしてあげよう!と思う。本を読んでる間、オレンジ色の暖かい空気に包まれているような気持ちになった1冊。

世界の食卓から社会が見える

食を切り口にした旅行記的な感じかと思いきや、データやアカデミックに基づいた情報もあって世界のことを新しい目線で学べる。

本日はお日柄もよく

以前読んで、ふと思い出した1冊。もう1度いま読みたい。言葉の力を感じたい人におすすめ。

なんだかちょっと元気のない時に、原田マハ作品を読むと癒されるのはなんでだろう。

ていねいな文章大全 日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント


2023年に購入した本で、というか人生で買った本のなかで、辞書以外でナンバーワンの分厚さ。デスクに置いて、ふと気になったことがあったらパラパラ参照している。

この内容をチームメンバーで共有し、さらにチーム独自の「文章大全」をつくっていけると良いのではと思っている。

まとめ

以上、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するAn-Nahalメンバーと共有したい本、というテーマでのピックアップでした。振り返ると、このほかにも別の興味関心に従ってちょこちょこと並行読みしていた2023年。

つい先日「3年前の今日」で出てきた写真を見て驚愕した。年末年始に読もうと思っている本!と自分が嬉々としてアップしていた複数の本のうち、半分も読まずに現在も積読になっている…!(なんなら実家に置いたまま)ひどい、ひどすぎる。

これまで電車などでの移動時間=読書時間だったが、コロナ禍で移動が減り、さらに東庄町に引っ越して車移動になったことで、読む時間がとにかく激減したのである。(……断言することではない)

しかし振り返ってみると、各地の図書館に行く楽しさを知った年でもあった。千葉、茨城、神奈川などの図書館をいくつか巡り、まずは重厚で特徴のある建物、図書館それぞれのセレクトやラインナップの違い、そして誰にも邪魔されずに好き放題にできるインプットを楽しんだ。その時の自分の気持ちや興味関心に沿って、目の前に急に広がる新しい世界を、すぐに手にとれる心地よさは何ものにも変え難いと改めて感じた。

2024年も知らない世界と出会う時間を楽しみに、本との時間を楽しみたい。

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