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スリランカ旅行記【後編】

去年の3月にスリランカへ行った時の話。
前回の話はコチラ↓



ダンブッラで出逢った若いトゥクトゥクドライバーにありえないくらい値切ってホテルまで乗せてもらうことになりました。

車だと20分とマップには書いてあったけどホテルは山奥にあって真っ暗な山道をトゥクトゥクで1時間弱。
さすがに値切り過ぎで申し訳なくなってきたわたしたち。
お礼の気持ちはチップで伝えました。

この日のホテルは5つ星ホテルのヘリタンスカンダラマ。
前編でも軽く触れた世界的に有名な建築家ジェフリー・バワの名作といわれています。
ジャングルの中にあり元々ある自然と融合したデザインになっていて、どこを切り取っても美しい美術館のようなホテルです。

HPの画像。ホントこのまんま!内装もすごい
山奥ゆえ猿がいて客室の窓を開けて入ってくるので鍵は常に閉めておかないといけない。
ベランダにめっちゃ集まってきた。
洗濯物がピンチ。


こんな高級ホテルにトゥクトゥクで乗り付けてくる客なんてわたしたちくらいだったと思います。
不審そうに守衛さんやドアマンにガン見されました。

到着したのはすっかり夜。
その頃にはドライバーとすっかり打ち解け、次の日は世界遺産のシギリヤロックをへ行きたいと思っていることを話すと「普通は車で行くけどよければ明日トゥクトゥクで案内しようか?」と申し出てくれました。
しかもガイド料はわたしたちに任せると言う。
この時間から車を手配するのは難しそうだし、いいやつそうだし、カンダラマにいる間はこのアミッラというドライバーにガイドをお願いすることにしました。



■世界遺産シギリヤロック

翌朝、早朝にホテルの入り口で待ち合わせをしていたアミッラは時間前に待っていてくれていました。
昨夜と違いドアマンとすっかり打ち解けてる。

昨夜の疲れもあって朝はゆっくりしたかったけれど「シギリヤは10時にもなると暑すぎてとても登れないから早い時間でないとだめだ」と言われていたので、言う通りにしました。
言った通りすごく暑かったです。

シギリヤロックは断崖の上に作られた宮殿。
こんなところに住もうなんて気がしれない。

教えてもらった穴場のフォトスポット
結構険しい。キツすぎて泣いてる子どももいた
壮観だったー


午前いっぱいシギリヤを見て回ったあと、ランチはどんなものを食べたいか訊かれたので「アミッラの行きつけの店に連れてって」とリクエストするとガチのローカルレストランに連れて行ってくれました。
店主や常連客は外国人に少し驚いた様子だったけど、とても歓迎してくれました。
スリランカカレー最高。

停電してたけど無問題。おいしかった。
ただ、どこも米が多すぎる。


それからレートのいい両替屋さんへも行ってもらった後はゆっくり過ごしたかったのでホテルに戻ってプールやマッサージや素敵な敷地内を散策して施設を満喫しました。

世界初のインフィニティプールはここなんだそう

そしてヘリタンス3日目。
予定ではこの日はここから少し南下したところにある、町全体が世界遺産の古都キャンディへ移動する日。
ところがこのヘリタンスが気に入り過ぎたため予定を変更してもう1泊することに。

この日のおでかけはダンブッラの観光と野生の象を見るサファリツアー。
まずダンブッラの石窟寺院を見に行きました。
どこの寺院もノースリーブだと入場できません。
半袖や羽織ものがいるので寺院へ行かれるときは要注意です。
あと中は土足禁止で靴の預かりは有料のところがあります。(値段忘れたけどあっても小銭程度)
日中の裸足は火傷するほど熱いので靴下推奨です。

石の洞窟の中に壁画や仏像がたくさんあり、どうやって作ったんだろうと思うほど圧巻。
とても見ごたえがあります。



さすがにサファリツアーはトゥクトゥクでは行けないのでジープで。

他にもジープでスリランカの名産品や観光コースをいくつか周り、丸一日遊んでこの日も充実。
予定変更に後悔はないけれど今回行けなかったキャンディはやっぱり今も行きたい。


■首都コロンボでひとり観光

最高だったカンダラマを離れる日。
首都コロンボに戻ります。
行きよりもうちょっとマシな行き方あるんじゃないかと思ってアミッラに訊いてみるとなんとダンブッラからコロンボまで4時間で行くバスがあると!! 
めっちゃラクやないかーーーい

途中休憩時間もあってとても楽に感じた

ホテルからダンブッラのバスターミナルまでトゥクトゥクで送ってもらいアミッラともお別れ。
最後にアミッラから「4日間どうもありがとう」とスリランカのキャップのプレゼントをもらい感激しました。

そして首都コロンボへ。
都会なのでこれまで旅してきたところとは随分人も物も空気も異なります。

トゥクトゥクの客引きが強引で、行き先と関係ない土産屋に連れて行こうとしたり観光ツアーさせようとしてくる。
しかもめちゃ高い。 

トラブルを避けるため、乗り物に乗る時は先に値段交渉をしてその金額をドライバーに渡してから乗っていました。
必要ないものを断る時も日本じゃちょっとキツイと思うくらいハッキリNOを言わないと押し負けちゃう。

コロンボではそれが煩わしかったし、そういうのがニガテな人も多いと思うので都会のトゥクトゥク移動は配車アプリを使うとストレスなく乗れます。
使えるアプリはいくつかあって最安ではないですが、わたしはその当時よく稼働していたUberを使っていました。



コロンボでは日中ひとり行動だったので、寺院やショッピングモール、この旅ですっかりハマったバワ建築を見て回りました。

都会のど真ん中にあるこの寺院もバワ建築。


そしてバワが生前住んでいた自宅兼オフィスがコロンボにあり、なんとその家を見学することができます。
宿泊もできるそうです。
見学実施時間が決まっているのでHPから事前予約をして行きました↓

高級住宅街の中にあり、入り口が少しわかりにくいですが同じように迷っていた他の観光客と一緒に探し何とか辿り着けました。

人が出てきたので「すみませーんバワさん家ですか?」と訊いてるところ。
お家の図面。この家オーダーしたい。
ちゃんと聞き取れなかったけど部屋の中に雨水が入ってくるのに虫が湧かないシステム?間違ってたらすみません。
リビングルーム
屋上の庭

やはり素敵すぎる!!
特に撮影禁止のバワの寝室はとても神秘的。
自然のありのままの形と洗練されたデザインが見事に融合されている中にチャーミングなところもあって、ラグジュアリーなのに落ち着く空間。
日本人の感性と合うと思います。
すっかりバワ建築が大好きになりました。
たくさんある彼の他の建築も見てみたいです。



■アーユルヴェーダ体験

前編にも書きましたがアーユルヴェーダは東洋医学で体質改善を目指していくものなので基本的に最低でも2週間、数ヶ月療養する人もいます。
今回は観光をメインに来たけどせっかくなのでちょっとでも体験したいということでコロンボにあるアーユルヴェーダホスピタルへも行きました。

本格的な感じではありませんが日本語が通じるしLINEでやり取りできるし、手軽な日帰りコースくらいが今回の旅にはちょうどよかったです。

最後にデータで送ってくれます。

ドーシャ診断といって、わたしの体質と推奨される食べ物や生活習慣のアドバイスや逆に向かないものも教えてくれます。

シロダーラとスチームバスとオイルマッサージしてもらいました。

いつかは南インドあたりでガッツリ本格的なアーユルヴェーダ病院に長期滞在するつもりです。


なんだかんだコロンボも4日間めいっぱい楽しみました。
滞在していたのはグランベルホテルコロンボ。
そう、日本のホテルです。

ホテルはとてもキレイだし客室のトイレはウォシュレット。
ずっと桶で水を汲んで流したり個室のドアすらないトイレを見ていたので、自動で便座のフタが開いた時は思わず声が出てしまいました。笑
やはりジャパンクオリティは素晴らしいですね。
日本人も何組か滞在しているのを見かけました。

日本ならまあ行くことないホテル屋上のプールバー。
パリピ体験でした。


コロンボでのごはんは基本的に近所のローカルフードを食べていました。
どこもとても美味しくて日本食が恋しくなることは一度もありませんでした。
食事やお土産のこと、行き帰りのことなど、書きたいことは他にもありますが今回はここまで。

スリランカへはまた必ず行くつもりなので、その時にまたおもしろい話を仕入れておきます。

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