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なぜこれを描いたんだろう?という作品に思いを馳せる

ごあいさつ


こんにちは、ろばぱかです。
まず、わたしはアートのサブスクAtelier(アトリエ)さんで3点キャンバス作品を取り扱っていただいており、最終的にその中のひとつを紹介する文章となっていますが、タイトルの通りの気づきもあるのでそれを織り交ぜて書いていこうと思います。


興味の対象


芸術、とくに現代アートには「これはどうやって鑑賞したらいいんだ…」とか、描かれている対象はわかるけど対象の一部がとてもアップで描かれていたり緻密に描かれていたりで「なぜこの一部を描いているんだろう‥」と困惑してしまうものに出会うことがある。

わたしはなんだかわからないなぁ…の気持ちのまま、ただ前を通り過ぎていた。

でも最近ちゃんと絵を描くようになって、自分の興味の対象はなんなんだ…と考えることが多くなり、ほんのすこしだけ糸口が見えてきた。
気がする。


突然だけれどわたしの生活範囲は狭い。
狭いので、日々見る景色は大きく変わらない。

駅までの道のりは頑張って2通り。
その間見る景色は道路と車、建物、街路樹、コンクリートから映える小さな雑草、電信柱の広告、空。

これらの中でわたしの興味を引くものは【コンクリートから生える小さな雑草】だった。気づくと地面のコンクリートの小さな隙間からひょっこり生える草たちを目で追っていた。

葉はほんとうに生きることに正直…というかまっすぐで素直。葉の一枚いちまい、全員が陽に当たろうときれいに互い違いに生えている。

注意してみてみると、葉のかたちは様々でまんまるに近いものやハート型に似ているもの、色は「緑」とひとくくりで終わらせるにはもったいないほど個性があった。

《葉》が気になる


葉に興味を抱いてから道端のピンとくる葉を探すことが習慣になった。
とくに真上か真横から見るのがたのしい。
葉ばかりを見ていると、小学生の理科の時間でミニトマトの観察をしたことをうっすら思い出す。

↑の写真は家の塀と道路のコンクリートとの隙間からにょきにょき生えていた。
塀に沿って少しずつ自分の領土を増やしていっているみたいでおもしろい。
じーっと眺めていると葉のかたちが矢印に見えてきてさらにわたしの興味が掻きたてられ、写真に収めた。


これは緑地公園を歩いたときの写真で、これはおもに2種類の葉が群生している様子を、茎が見えるように横から撮影している。小さな塔というか鉄塔のようなものが乱立しているような様子がおもしろくて撮影した。



これもコンクリートの壁で、雨が降ったときに水が排水される…なんていうんだろ、パイプ?時々土がポロポロとこぼれていたりするそれから、もさぁ…と生えてきた草だ。

このコンクリートの味気ないつるつるとした無彩色の中に際立つ緑が感動的でさえあり、真夏だったが足を止めて撮影したくなるほど元気が出るし奔放に生えている雰囲気がとても愛らしかった。

こうして色々な葉の収集をしていると、だんだんこれを表現したくなった。あの真上から見た規則的な、でも個性豊かに生えてくる葉っぱたちを。


そしてタイトルに戻る。

なるほど。こういうことかもしれない。
作品にするということはあるものに興味をいだきそれを追究して腑に落としていく作業…なのかな、と。

道端の葉の写真は何も気にならない人からすれば、ほんとうにただの雑草でしかない。でもわたしはそこにおもしろさをかんじた。
その気持ちをキャンバスに表現したいと思った。


一見《?ハテナ》と感じる作品があっても、首を傾げて素通りするのではなく、いつもより少し長く立ち止まって、この作家の興味の対象はどこだったんだろうなぁ…とわからないなりに勝手に思いを巡らせたりして楽しんでみる鑑賞方法も加えてみてもいいかもしれない。

何を今更、と思った美術その他詳しい方々等いらっしゃるかもしれないので、その他の考えがあればコメントいただければ幸いです。

興味を抱いて…

葉のかたちや生え方に興味を持ったわたしは↓のような作品を制作した。

《枯れ葉の中のみどり》


273×273mm S4号 キャンバスにアクリル絵具・メディウム

これはサイドの厚みのところまで描画していますよ、という写真にしたかったけれど撮影が難しく全く映っていない1枚…。

タイトルはキャプションにもある通り、
《枯れ葉の中のみどり》
冬の時期、枯れ葉が敷き詰められている緑地を歩きながら葉を眺めていると、枯れ葉の中からにょきにょきと緑の葉が生えていて色のコントラストに惹かれた。同時に春の訪れを感じたり…。

そしてここでも葉の様々なかたちが面白くて不規則に、でもバランスよく見えるよう配置して制作した。

これが当時(2021年冬)のわたしの興味の対象だったのだ。
(今も継続中)

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冒頭でも触れたとおり、この作品はアートのサブスクAtelier(アトリエ)さんで取り扱っていただいている。
レンタルしていただき、もしも気に入っていただけて「これはぜひとも手元においてずっと愛でていたいわ‥」なんて気持ちが湧きましたら、ご購入いただけることも可能なのです。

どうぞ、ご興味持っていただけましたら、ページを覗いてくださるだけでもうれしいです。↓↓↓↓↓↓

何卒!


Atelierさんで扱っていただいている、わたしのそのほかの作品はライフワークになりつつあるアルパカ作品です。↓↓↓↓↓



【案内URL】
アートのサブスクAtelier(アトリエ)公式HP


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