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世界のいちばん近くの景色がヒントをくれる。

一年ぶりに夏用のワンピースを着た。久しぶり、今年もよろしくね。声をかける。黄色の花が散らばった、とても気に入っているシルクのワンピースだ。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

買うときはしばらく悩んだ。かわいいけれど、お手入れできるのか。ちょっとお値段も張る。オンラインストアでカゴに入れては唸り、スマホを投げ出し、また商品ページを見て……の繰り返しだった。

結果、3ヶ月くらい迷ってセールになったタイミングでもまだ在庫があったので、買った。気持ちを上げたいとき、ちょっとおでかけするときに着る。

「もったいない」と仕舞い込んでは服がかわいそうなので、できるだけ日常でもお気に入りの服を着るようにしている。今日も「あら、かわいい服着てどこ行くの?」と会社の人に言われたけど、美容室へ行ったくらい。デートはしてないし、高価なお店を見に行ったわけでもない。

ユーミンの「やさしさに包まれたなら」という曲の、この歌詞がとくに好きだ。

目にうつる 全てのことは メッセージ

こんな風に想像して期待して、世界を見つめていたいなと思う。そして見つめる世界には自分もうつっている。

だから、自分で自分にメッセージを送るように、ヒントを与えるように、服やアクセサリーを選びたい。

好きなものをまとった自分でいたら、なんだかセンサーが鋭くなる気がする。ちょっとしたヒントを捉えられるような気がするのだ。

クローゼットに並んでいる、かわいいワンピースも、質のよいTシャツも、動きやすいデニムも、とろんとした素材のスカートも、ぜんぶ好き。

毎日見つめる世界の景色のいちばん近く。好きなものに囲まれて顔を上げて、今日もたくさんのヒントに気づいた。



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