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閑話休題:「趣味はアイドル」を否定してきた人間が頭の先までどっぷりとハマる話

2021年の年末、とうとう「日向坂46」というアイドルグループにハマってしまった。

仕事でかなり追い込まれていた当時、「約束の卵をめざして勇往邁進」というテーマにただがむしゃらに向き合っている同世代の姿や、それを虹の景色と共に応援するファンの姿に救われた。
年明けのひな誕祭in東京ドームをライブ視聴し、同時期からトークも購読。ライブに参加できる環境が整ってからはチケットのためファンクラブにも加入した。
職場のアルバイトに「どうしたんですか」と心配されるほどののめり込み具合であった。

ハマって「しまった」というのには訳がある。
勿論乃木坂、欅坂、けやき坂の存在は学生時代から知っていた。
が正直、それまではアイドル、とりわけ「〇〇坂」系統は避けてきていた節がある。
「何が大人の言うことは聞きたくないだ、作ったのは大人だろう」
「何がドレミだ、歌詞も謎だし握手券商法じゃないのか」
などと心の中で揶揄しながら。

そんな言葉が、さらにそのコンテンツやジャンルから自分を遠ざける「呪い」となるのは言うまでもない。
(ちなみにこの呪いのお世話になり、いまだにスタバに入ったことすら無いし、鬼滅の刃も通っていない。)
しかしながら自分という人間は、そう分かっていながら兎に角自分にこの呪いをかける性質を持っているらしい。
そして呪いに対して如何に忠実であるかを、自分で監視しているのだ。

今となっては学生時代から彼女たちを追いかけられなかったことを後悔し、その原因であるこれらの呪いを恨んでいる。
こうやって反省を繰り返し、呪いをかけず、掛け値なしで自分の、自分たちのやりたいことを追いかけている、まぶしいまぶしい「ひなた」のような彼女たちに少しでも近づきたいものである。人生後悔のないように。

と言っても人間すぐに変われるものではない。
あれからも「呪術廻戦」や「silent」といった呪いが増えている。ひなたは相当遠いらしい。間違えても「おひさま」などとは言えない自分。
そんなよしなしごとを考えながらこの記事をしたため、日向坂の楽曲を聞きながら帰路につく(2023/7/25 0:02)。

10枚目シングルおめでとうございます。
全国ツアー、当選しますように。

今回はただただ自分の中で文章化しておきたい話でした。
お目汚し失礼しました。

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