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XTRA400が最高だった

私は非常に不思議なもので、SNSは頻繁に投稿するのにブログとなると平気で半年放置するのである。ただ今回、久々に書けそうなネタがあったのでここに書き留めておくとする。

話は半年前に遡る。メルカリで適当にレンズを漁っていた私は使用期限から1年経過した冷蔵庫保存のフジのフィルム、XTRA400が2本で1000円で出品されているのを見つけた。フジだし冷蔵庫保存なら全然使えるだろうということで、2ヶ月後に延期されていた沖縄修学旅行に向けて購入し、自宅で保存していた。

…がまさかの修学旅行は中止。延期ではなく完全中止である。我が家でストックされていたフィルムは、泣く泣く代替行事して設定された鎌倉遠足やその他の行事に回されたのである。

前置きが長くなってしまった。そのXTRA400というフィルムを鎌倉遠足と北海道大学のオープンキャンパスに行った際に使用してみたのだが、色味が最高すぎたのである。なお今回の作例は全てNikon F3とAi50mm F1.4、Ai28mm F2.8で撮影した。


鶴岡八幡宮

どうだろうか。いかにも夏の空気感を見事に表現できているではないだろうか。恐らくシャドウ部のグリーンとコントラストの加減による絶妙なハイライトの飛びに起因すると思うが、ここまで綺麗に色が出るとは思ってなかった。今までフィルムを使ってきて自分のイメージと合わない色味が出てきて萎えたことがかなりあったが、今回は自分のイメージ通りの色を出してくれた。



サクシュコトニ川

こちらは北海道大学のキャンパスの中を流れる川を撮影したもの。水の透明感を綺麗に表現できている。これはフィルムとは関係ないが、ファインダーを取り外して上面スクリーンでのローアングル撮影ができるF3のおかげでこの撮影ができた。


サクシュコトニ川の全景
メインストリート
構内のレンガの建物

北大の他の作例もご覧いただくとわかるように、やはり緑の再現性が上手いフィルムだなと感じる。曇りでもしっとりとした質感と共に綺麗な発色をしてくれる。


江ノ島のカフェのワッフル

さて、別の作例もご覧いただこう。こちらのテーブルフォト、スマホでも撮影できそうな現代的な色味ではあるがやはりシャドウ部の描写やコントラストにフィルムらしさを残している。被写体の色味も損ねることなく食べ物を美味しく写してくれている。


同級生たち

遠足で同行した同級生を撮影してみたが流石フジ、肌の色再現性も素晴らしく、ポートレートにも使えそうである。このフィルムは米国からの逆輸入品が日本で流通しているらしいが、そもそも黄色人種向けのこのフィルムで欧米人の肌色を綺麗に出せるのかは疑問である。


札幌駅ビルのスープカレー
もっと手前にピント合わせるべきですね

室内撮影となると蛍光灯によるグリーン被りが気になるところだが、このフィルムはそこまで心配いらなさそうだ。これならばフィルターをつけずに室内で撮っても色が変に転ぶ心配がない。余談だが個人的にコダックのフィルムはこの蛍光灯でのグリーン被りが顕著で苦手な印象がある(特にULTRAMAX400…)。


さて、いかがだっただろうか。
やはり日本の夏の雰囲気を出すのにはピッタリのフィルムである。これを冬に使うとどうなるのか非常に興味があるが、受験のためその実験をこの冬に行えないのが残念である。

そもそも米国から逆輸入の品なので現在このフィルムがどこで売ってるのか、私にはわからないが、1年前でも三宝カメラなどでしか見かけないフィルムだったような記憶がある。また、後継のフィルムとしてアホ高いがどこでも売っているプレミアム400というフィルムがあり、これもXTRA400と似たような移りをするという。興味がある方は使ってみてほしい。

鶴岡八幡宮の石段での同級生の記念写真
そういえば自分が写ってる記念写真が一枚もなかったですね、当たり前か


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