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LGBTQの"Q"って?

最近、「LGBTQ」という表現をたまに見かけるような気がします。直近だと、ヤフーニュースで使われていました。その際に"Q"の説明をしていましたが、クエスチョニング(Questioning)のQとして紹介されていました。クエスチョニングとは、「自身の性自認や性的指向を決めかねている人、またはあえて決めていない人」のことをさします。

Qにはもう1つのQがあります。それはクィア(Queer)です。このクィアについて今日はご紹介できればと思います。クィアを定義付けるのは難しいですし、各人での認識が異なると思いますが、一般的には3つの共通認識があると思います。

1つ目は、「LGBTという言葉に取って代わるセクシャルマイノリティやジェンダーマイノリティの新しい総称」です。確かにLGBT peopleと言っている一方で、queer peopleと言ってるのを見かけます。

2つ目は、「色々な社会的要素を取り入れたゲイ・レズビアン研究」です。元々、ゲイ・レズビアン研究は「白人」、「中流階級」、そして「五体満足」であるゲイとレズビアンの人たちを対象に当事者の研究をしてきました。しかし、そういった偏った研究傾向に対して異を唱えられたのが1990年で、そこから「人種」、「階級」、「障がい性」、「文化」等といった他の社会的要素を取り入れて研究していこうという流れになりました。しかし、いまだにゲイ・レズビアン研究は白人、中流階級、五体満足のみに対象を絞った研究が多いです。

3つ目は、「自身の性自認や性的指向を固定せず、流動的なものと捉え、セクシャリティを軸にカテゴリーに縛られない実践をしている人」です。ですので、カテゴリーに基づいた安寧を求めるのではなく、規範という普通であることを突き崩し、常に変化を追及している人というふうに言えると思います。

クィアに関する3つの定義をご紹介しましたが、2つ目と3つ目が元々のクィアの定義というふうに支持されていると思います。上記を踏まえると、クィアと称して実践している人からしたら、1つ目の定義は納得いかなかったりして、、、と思ったりします。

個人的には、3つ目のクィアの考え方は頭では理解できるのですが、実際に実践可能なのか?と思ったりします。休まず安住しないで、常に動き続け変わり続けれるのか?と思います。しかも、軸とするのがセクシャリティですから、一歩間違えば自身をリスクにさらします。しかし、変化を求めるということは、安全圏にはいられない、痛みを伴う覚悟が必要です。そんな向こうみずな危うさが素敵だな、カッコいいなとも一方で思ったりします。

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