![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28831137/rectangle_large_type_2_fde9267716ef689460ff13323469c50f.jpg?width=800)
今週の読書 6/22
図書館で懐かしの「テレーズ・デスケルウ」の遠藤周作訳を借りる。今週はこれと、引き続きの「ダイエット幻想」を。
「テレーズ・デスケルウ」を最初に手に取ったきっかけは、遠藤周作の「深い河」を読んだ時に出てきたからだ。「深い河」も二十歳くらいの時に読んで衝撃的だったのだけれど、そこに出てきて気になったからだ。主人公の美津子のエピソードで出てくる。
何か大きな感動があるわけでもない、比較的淡々とした物語で大きな感動があるわけではないけれども、主人公のテレーズは非常に魅力的で、ほかの登場人物が人形でテレーズだけが人間なのではと思うほどだ。時代も環境も起こる出来事も自分とは大きく違うのだが、何かとても共感できたのを覚えている。
読み始めてみて、昔とかなり本の読み方が変わったのを感じる。今はなんとなく物語や心の動きを味わうことが難しくなってしまった。想像力の欠如か。すっかり話の展開を予想して、逆算して読む、みたいな風になってしまった。今このページを楽しむことを思い出した方がいいかもしれない。そういう読み方をしてしまうから、すっかり小説を読まなくなってしまったのかもしれない。(最近少しずつ読もうとしているが。)
学術書を読むにはそれなりの慣れがいるし、様々なジャンルにはそれなりのコツと慣れがいる。小説もそうみたいだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?