マガジンのカバー画像

⑤Vintage JOURNAL

9
ヴィンテージショップでもあり、ラボでもある、実験的なプロジェクトとして活動しています。 このJOURNALマガジンでは、私たちが大好きなブランドや、デザイナー、スタイルアイコン、… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

ヨウジヤマモトと古今東西のスタイルアイコンから見えてくる、黒ファッションの魅力

自称ファッションアディクトで、古今東西のファッションがとにかく三度の飯より好きな自分が、黒い洋服のコーディネート、というあまりにもザックリしたテーマに取り組んでみようと思う。 私にとってその原点はヨウジヤマモトのお洋服である。べつに現在全身をヨウジで固めて生活しているわけではないが、ある一時期とてもハマってしまい、年間3桁の金額をつぎこみ、挙句の果てにパリコレのお席をいただくまでに中毒化してしまった。世の中に黒い服やファッションスタイルは山のように存在するが、生まれて初めて

スキ
8

売るのはモノかスタイルか

先日、とあるブランドから新しく発売されたスニーカーを買った。 ヴィンテージや中古品ではなく、新品のスニーカーを手にするのはかれこれ2年ぶりになる。 今日は、そのスニーカーを手にするまでのことを少しだけ話そうと思う。 このスニーカーを知ったのはSNSがきっかけだっだ。調べてみると、どうやらこのモデルは昔から人気があるようで、過去にも様々なバリエーションが展開されている。 そのなかで、これだと思うものを見つけ出した。2ヶ月ほど前に発売されたモデルだ。 しかし、いざ購入し

スキ
4

ヴィンテージマガジンから考えるクリエイティブとサステナブル

最近の私の遊びは、90年代リバイバルの波を楽しむために、秘蔵の古い雑誌棚から、当時のファッション雑誌を持ち出して(しかも今の季節に合う号をピックアップ)、明日着ていく服のインスピレーションを得ること。あまりにも夢中になってガン見するうちに、もう新しい雑誌を読む気にならなくなる。そして、なんだかタイムスリップしてるみたいな感覚になり、今が何年代か?わからなくなってくる。それぐらい、トレンドはリバイバルして、30年前のスタイルは色褪せない魅力を放つ。それどころか、今年のコレクショ

スキ
16

“愛らしさ”についての思案

こんにちは。研究員Hです。 最初の更新から少々時間が空いてしまいましたが... 今日は、最近思うことについてつらつら書いてみようと思います。 先日、映画「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しましたね。 この映画で象徴的だったのが、サーブ900という赤い車です。1978年に発売されたそうで、少し角ばったフォルムがなんとも言えない魅力を放っています。現代の車にはない野暮ったさといいましょうか... この車の例も然り、身の回りに溢れる様々なものの機能やフ

スキ
4

金子功とガーリーとオリーブ少女と80年代と。

DCブランド全盛期、ラフォーレ原宿がセールになれば、とんでもない大混雑と大行列でごった返し、足を棒にしながら洋服を求めて歩き回った80年代。あの熱狂はなんだったんだろう・・。新しいもの、ワクワクするもの、見たことのないオシャレな世界はぜんぶオリーブとかananの中にあって、リセエンヌの金色の猫っ毛とは真逆の自分の直毛に苛立ちつつ、ソバージュでごまかしていた高校生の頃、(すみません学校はパーマ禁止でした)今考えると世界はガーリーだった。 1970年代のananに見る、金子功さ

スキ
17

映画クレイマー、クレイマーのファッション

ダスティンホフマンが子育てに奮闘する父親を演じる映画、クレイマー、クレイマー。妻役はあのメリル・ストリープ、彼女の衣装のスタイリングがとにかく素敵なので、改めて注目したいと思います。 1979年の作品で、私はリアルタイムではないですが、10代の頃に観た記憶があり、両親の離婚に翻弄される幼い男の子がいじらしくて、涙した名作という認識だったのですが、今考えると、そういえば妻役はメリル・ストリープで、衣装が素敵だった印象がありました。最近個人的に70年代のファッションのエレガント

スキ
5

We Love LANVIN

去年、アルベールエルバスが逝去した、というニュースを聞いて、驚きとともに本当に残念な想いがしました。 あれは確か2010年、 3年連続のN.Y.旅行の最後の年、エルバスランバンとH&Mがコラボした商品の発売初日にマンハッタンで、朝から行列に加わっていました。 一種のイベントとして行列を作る人々に混じって開店を待っていたら、テレビの取材クルーと共に、なんとエルバス本人が出現。並んでいるファンたちに向けて笑顔で話しかけてきたのです。 まさか旅行でこんなにラッキーなシーンに遭遇

スキ
6

チープ・シックと⑤Vintage

はじめまして。研究員Hです。 今日はある一冊の本についてお話ししたいと思います。⑤Vintageプロジェクトの話が最初に挙がったとき、私の頭に浮かんだ本です。 『チープ・シック: お金をかけないでシックに着こなす法』(以下、『チープ・シック』)というタイトルのその本は、44年前に発売されて以来、今でも版を重ねるロングセラー。 もしかするとこのジャーナルの読者の中にも、お持ちの方や読んだことのある方がいらっしゃるかもしれません。 ⑤Vintageとこの本には、考え方の部分

スキ
8

トレンドからの解放・⑤Vintageという実験

ファッションはもう終わった。 最近アパレル関係の知人や友人から、そんな言葉を耳にする。 単に消費者として着ることを楽しんできた自分からすると、そもそもファッションに始まりも終わりも無い。 ただ、毎日服を着て生活する、その行為に何を持たせるか?たったそれだけのことで、裸で生活できない限り、その問いかけは永遠に続く。 私の答えは、自己表現、マイブーム、発散、創造など、常に変化しているけれど、間違いなく思うのは、もはや消費が着る行為の目的ではない、 ということ。そして人生の中

スキ
11