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多様性:マジョリティとマイノリティの和解に向けて
「普通」ってなんですか?
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最近よく耳にする質問です。
さて、世の中にはいろんな人がいます。
本当に多くの人が。
いつもニコニコしてる人。
怒ってばかりの人。
泣き虫な人。
どんな人でも、いて良いんです。
笑顔を絶やさない人。
内心はものすごく気を遣う方でしょう。
笑えないときに笑うのは疲れちゃいますよね。
怒ってる人は普段とっても頑張ってるのかもしれない。
怒れない人の代わりに怒ってくれているのかもしれない。
泣き虫な人は感情豊か。優しい。
共感能力が高いのかもしれない。
恨みばかり言ってる人。
記憶力に優れている。
人に対する理想が高いのかもしれない。
でも、自分と人は違う。そのことはきっちり認識すべきかも。
大丈夫、理想を持ってるあなたならできる。
落ち込んでいる人。
偉いね。あなたは頑張ってる。
でもね、他の人は案外そこまで頑張っていないかも。
もっと適当に生きても良いかもね。
頼っても良いんだよ。
どんな人も、実は人類全体の進化の過程で生まれた人なのです。
どんな人がいい、人間に理想像というものはありません。
みんながみんな同じ人だったらつまらない。
だからいても良いのです。
少数派だって良いじゃない。
辛いかもしれないけど、マイノリティにしかわからない良さだっていっぱいあると思うよ。
(一応、私もマイノリティです。)
見方を変えれば誰だってマイノリティになりうる。
少数派を集めた集団に多数派の人を一人放り込めばその一人がマイノリティになる。
多数派と少数派は容易に逆転しうる。その程度のことです。
現在、普通の枠が狭くなっています。
これは人間が多様化したことで平均値から離れる人が増えたためと言えるでしょう。
標準から離れていることを障害というのなら、それだけ生きづらさを抱える人が増えるのも当たり前です。
障害は単なる病気ではありません、一種の進化です。
多様化とは種全体として残された生存のための手段だと考えます。
我々人類は急速に進化しているのです。
マイノリティ、世にある差別と偏見の多くは認知の歪みという異常な心理状態が原因です。
そして、大半の人がそのことに気づいていません。
そのことをまず理解すべきでしょう。
他にも心理学用語には同調バイアスや内集団バイアス、黒い羊効果というものもあります。
同調バイアス(どうちょうばいあす):自分以外に大勢の人がいると、とりあえず周りに合わせようとする心理状態のこと
内集団バイアス(ないしゅうだんばいあす):同じ集団に所属する人に対していい評価をしたり、いい印象を受けやすい傾向にあること
黒い羊効果(くろいひつじこうか):集団の中でなじめずにいる人を排除しようとする心の動きのこと
いわゆる排除の論理ですね。いじめなんかもこれです。
下の東洋経済さんの記事はオススメです。
ではそんな多様化した人類に必要なものはなんでしょうか?
それはズバリ、寛容性と共感性です。
寛容性を保つには?
無理をしないこと。
人を頼れること。自分の限界を知ること。
なかなか難しいですよね。
心理状態の客観的な把握には日記を書くことがオススメです。
共感性(エンパシー)を上げるには?
一番良いのはここnoteで多くの人の生の心に触れることでしょう。
人間には心の理論が備わっています。
情緒的な交流をすることにより、共感性は後天的に向上させることができるのではないかと私は考えています(あくまでこれは私の仮説です)。
共感性を上げるのにおすすめな本を一冊あげます。
ぜひ、村上春樹さんのノルウェイの森を読んでみてください。
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![](https://assets.st-note.com/img/1674212495007-VBS9VKf30p.png)
よく行間を読んで、咀嚼すること。
この小説において恋愛とかエロだとかはあくまで表面的な要素、スパイスのようなものに過ぎません。
本質は生と死について綴った物語です。
エンパスやHSPの方は強烈に突き刺さるはず。
世界を良くするためには、あなたの共感が不可欠です。
改めて問います。
「普通」ってなんですか?
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