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【板書】黒板を書く上で気をつけていること。(国語and算数)

ここ最近は、板書について
noteしていました。

板書って難しい。

Instagramなどで板書をあげている方を見ると、
「すげー、これ1時間の中で、発表会とかさせながら、
どうやってこんな板書作るん?」

いつも感心しています。

黒板だけを綺麗に書き、ポイントをこちらから、
出すのであれば、それは塾講師のような授業になるので、

子供から引き出し、話し合わせ、という授業の中で
とてもすごい板書を見ると、
単純にどんな授業したらこうなるの?と
よく思います。

見やすい板書、考えが整理される板書
その授業のねらうところによって、
板書のやり方は多少変わると思いますが、
今回は、僕が気をつけてきた板書術について
noteしていきたいと思います。

黒板の文字・色・大きさ

まずは、黒板の文字について。

低学年、中学年、高学年でもちろん字のサイズが
変わると思いますが、基本的には、大きめに書きます。

そして、色は白か黄色です。
これは、色盲といった特別支援の考えから、
基本は白黄色としています。

赤や青は囲みの時にはよく使います。
ちなみに、僕の学校では
課題は赤🟥
まとめは青🟦
と決まっており、

さらに、自分の中で、
問題文は緑🟩
で囲むということを、一貫しています。

文字の書くスピードですが、
1番ゆっくり書く子供に合わせて書きます。

先生より早くかけたというのは、子供にとって
とても嬉しいことだと思っています。

なので、先生はゆっくり丁寧に書く。

もし、先生がとても早いスピードで黒板を書いていくと、
「この授業もう遅れてしまったからあきらめよう」
「ついていけない」
という気持ちになってしまうかもしれません。

ノートに書かせる場合は、このことを意識しますが、
ただ、書かせないときは、かなりスピード良く書きます。

キーワードを位置付ける時

足し算とひき算の筆算の学習に入るとします。

絶対習得させたいキーワードって、

くり上がり、くり下がり

ですよね。

そして、そう言ったキーワードは、
単元を通じて、何回も登場します。

毎時間、扱う言葉などは、
画用紙にキーワードを書き、マグネットをつけ、
カード化します。

チョークで書くより、パッと目に入ります。
何回も書く必要がないので、時短です。

国語の板書で意識すること

国語の板書は、これ!といった型はないかもしれませんが、
物語や説明文の時の板書について
意識していることを紹介します。

まずは、全文を掲示できるようにします。
文字まで見えなくても、
だいたいの位置が分かることを目的として
黒板上に位置付けます。

上の全文掲示は、
教科書をそのまま、コピーして、
ラミネートしたもの。
⭕️ホワイトボードマーカーで、上から書ける
 →消すことができるので、使い回しができる
下の全文掲示は、
画用紙を短冊に切り、教科書の本文を書く
⭕️見やすい
⭕️文ごとに分けて、提示できる

国語は、やはり本文が大事です。
言葉から思考判断表現するのが、大切なので、
全文掲示は欠かせないと思っています。

では、中学年以降の長ーい文章はどうするのか。

ホワイトボードに全文を印刷したものを貼る
ただし、模造紙1.5枚分に、本文をまとめる必要がある。
⭕️黒板を広々使える
⭕️いちいち、黒板に貼り直す必要がない、
 →その単元中は、貼りっぱなしにできる。

黒板の下の方に貼る
これは、あまりお勧めできません。
💭黒板を上下するレバーが隠れてしまう。
💭チョークが取れない。
💭全文に線がひきづらい。

長い文章は、少し工夫する必要があります。

また、後日記事にできればと思いますが、、、

全文シートを効率よく作る方法があるので、
単元が始まる前に、黒板掲示用の全文掲示を
作ることをよくしてきました。

算数の板書で意識すること

①既習を生かす

既習は、ほぼ必ず使います。
黒板の左4分の1は、既習ゾーンです。

これがあるかないかで、
子供たちが考えやすくなるかどうか
決まると思います。

本地に活かせる既習がとっても大切です。

②発表形式を考える。

例えば、よくあるのが
図で考える
式で考える
言葉で考える
数直線で考える

これを黒板に位置付けて、
子供たちに考えを書かせます。

③ホワイトボードなどを活用する

上は、紙をラミネートしたものです。
これを、子供に配り、書かせます。

下はまなボードというホワイトボードです。
ホワイトボードの中に紙を挟むことができるので、
その上に書き込むことができます。

算数は、教材によって、発表のさせ方によって
黒板もさまざまです。

ザ計算みたいな板書もあるかもしれません。笑

ぜひお試しください。

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最低でも1日1〜2回は
しっかり黒板を使って授業していると思います。

これからICTによる学習形態になったとしても、
黒板での教育の良さもあると思います。

チョークandトークができる教師が
プロなんだ。って。
初任の頃、指導してくださった先生に言われました。

黒板をこれからも撮り溜めて
共有していきたいと思います!


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