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自動思考の霧が晴れる

スキーマを探ってきて、効果を実感する出来事があった。

数日前仕事で指摘を受けた。僕の書いた障害に関する記事に、社内の専門家かから誤りを指摘された。

これまでだったら「指摘を受けた」と感じた時から、「恥だ」「嫌われる」「もう終わりだ」などの自動思考が浮かんできていた。
そして見捨てられスキーマが発動し、精神がズタボロになっていた。

今回も最初は「やってしまった」と思いスキーマに引きずられそうになったが、これまで書いてきたことを思い出して踏みとどまった。そうしたら新しい景色が見えてきた。

と書くとすごいことが起きたようだが、言葉にすると簡単なことだ。

その景色とは、指摘は受けたけど「公開前に気づいてよかった」「上司のチェックでOKもらってるので僕だけのせいでもないしな」「知識が増えたから今後のミスが一つ減った」という考えが自然と浮かんできたということ。なんか、当たり前のことだ。

でもその当たり前がすごくうれしい。指摘を受けてもまともに思考回路が働いている。そんなことは僕にはなかった。戸惑うくらいにうれしい。

それは精神にも行動にも作用した。
指摘された後僕は、間違った個所を調べなおして修正した。
これまた簡単なことだ。一行で終わる。
しかしこれまでの僕はその一行にたどり着くまでに、スキーマと戦い精神力を消耗し、修正に手をつけるまでに果てしない時間とエネルギーを使っていた。

自動思考は霧のようなもの。物事を人それぞれの解像度で見せる。僕の場合は黒い霧となって他の考えを覆い隠してしまっていた。

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スキーマを分析していくことで自動思考に左右されることが少なくなってきた。そのおかげで霧が晴れて、新しい景色を見ることができた。

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スキーマが発動しない物事もあるので、自分の視点が統一されてきたという方が合っているかもしれない。
指摘以外にもまだまだトリガーとなる出来事はたくさんある。とにかく一つ一つやっていこう。


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