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ランニングしている時に何を考えるか問題

まだランニングをはじめる前、「ランニングをしている人は走っている最中に何を考えているのだろう?」と疑問に思っていた。

ランニングをしていない時は、走るというつらいことをしている人の心理について興味をもっていた。

無心で走っているのか、まったく関係のないことを考えながら走っているのか、どうなんだろうと想像していた。

ランニングを始めてみて、走っている人がどんなことを考えているのか問題について分かってきたので、ここに記してみたい。

まずランニングしている時に「今の走っている状況」を考えている時はつらい時である。

走っていることがつらい時は、走っていることを考えざるを得ない

走っていてきつい時は、意識的にではないが「足がいたい」「あと◯キロも走らなきゃいけない」「暑い」などという考えが頭に思い浮かんでしまう。

逆に走っていてつらくない時は、「今の走っている状況」について考えなくて済む。

身体の調子がよくいいペースで気持ちよく走れる時は、「今の走っている状況」が意識にのぼらずに、他のことを考える余裕が出てくる。

走っていて気持ちがいい時は、仕事や趣味についてのいい考えが浮かぶことさえある。

とは言え、20キロくらい走る時は2時間弱かかるので、その間に油断すると「今の走っている状況」が意識にのぼってしまうことがある。

一度「今の走っている状況」が意識にのぼるとなかなかそこから抜け出せず、「疲れた」「早く家に帰りたい」などというマイナスの感情が次々に湧いてくる。

そうなるとそこからはつらいランニングの時間になってしまう。せっかく楽しく気持ちよく走ろうとはじめたランニングが、台無しになってしまう。

そこで私は「今の走っている状況」がなるべく意識にのぼらないような方法を考えた。

それはランニングする前に、走りながら考えるテーマを決めておくということである。

私は何も考えずに漠然と走りはじめると、「今の走っている状況」を意識してしまうことが多い。

しかし前もってテーマを決めておけば、走っている間ずっと、そのことを考えていられることが分かってきた。

「今の走っている状況」ではないことを考えていると楽しく気持ちよくランニングができる。

テーマは何でも良い。例えば仕事に関することでは、明日の会議ではどんな立場でどんな発言をすればよいかということ、資料はどんな論理構成で作ればいいかということなどである。

仕事以外では、例えばコミュニケーション能力の高い人の特徴、自尊心を高めるにはどうしたらいいか、など気になっていることなどテーマにしてみることもある。

また、大谷翔平と藤浪晋太郎はどこで差がついたのかや、2010年代中盤に売れたバンドのWANIMAと髭男とking gnuの共通点と相違点などわりと自分に関わらないことを考えてみることもある。

どんなテーマでもいいが、考えることをはっきりさせておくと、ランニング中ずっとそのことだけを思考することができ「今の走っている状況」が意識にのぼってくる余地がなくなる。

ランニング愛好者はたくさんいるので、他の人はどんなことを考えていのか気になるところもあるが、私は「ランニングをしている時に何を考えるか問題」について私なりに解決したつもりでいる。

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