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心が強い子に育てるための二つの方法

自分の子どもには困難があっても負けないような心の強い子になって欲しくはないですか?今日はそのために親がすればいいことの二つを紹介します。行動心理学的なアプローチ方法です。

一つ目は子どもが行動したことについて、結果ではなく、頑張っていたところを褒めるということです。
子どもの能力によっては、それほど頑張らなくてもいい結果が出てしまうことや、逆にかなり頑張ってもいい結果が出ないことがあります。

結果というのは分かりやすいので褒めやすいです。どれくらい努力したかというのはなかなか見えづらいですが、努力していい結果が出なくてしかも褒められないと、努力することが嫌になります。

逆に努力しないでいい結果が出て褒められると、努力を軽んじるようになります。そのような子は困難に向かわなければいけない時に、努力して解決しようとする態度が身に付きません。

親が正しく子どもの頑張りを見て、それに応じて褒めることで、頑張ることに対しての前向きな気持ちが形成されます。何か困ったことがあっても努力して解決しようとする、心の強い子が育ちます。

二つ目は答えをすぐに与えないということです。
子どもが何か疑問なことを聞いてくることがあると思います。この時に親がすぐに答えを出さないということです。何か聞かれたら、逆にそれについて子どもはどう思うか聞いてみるといいです。

間違っていてももちろん良くて、自分の頭で考えて答えを出したことをたくさん褒めます。そしてその答えに至るにはどんな理由があったか、丁寧に聞いていきます。そしてその理由を考えたことについてたくさん褒めます。

正しい答えを教えることは大事なことではあります。でも例えば幼稚園児になぜ空は青いか、どうして太陽は眩しいかなど聞かれて、正しい科学的知識を教え込んでも理解できないので、あまり意味はありません。

正しく答えるのに意味がないのなら、例えばなぜ空が青いか聞かれたら、子どもに逆に聞いてみて子どもが「誰かがクレヨンで塗っちゃったのかな?」と答えたら、面白い考えであることを褒めてさらに、誰が塗ったと思うか、どんな大きさのクレヨンだった聞いてみるなど、どんどん話を広げていきます。

これは、なんでも自分の頭で考えてみるという習慣をつけるためです。自分でなんでも考えられるようになっていると、困難が生じた時に、なんとか一番いい方法を考えて切り抜けようとするようになります。困難に負けない強い心をもった子になります。

以上のような理由から心の強い子に育てるには

①子どもが行動したことについて、結果ではなく、頑張っていたところを褒めるということ
② 答えをすぐに与えないということ

だと考えています。

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