ブブゼラで新年の挨拶をしたい。
2022年のことを振り返ろうと思っていたら、もう2023年になっていた。時の流れは早い。儚くも移り行くのが時間である。
うっかり2022年のうちに振り返りができなかったが、八兵衛の顔に免じてこれから2022年にあった出来事を振り返りたい。
やはり何と言ってもW杯だろう。我らが日本代表はグループリーグでは強豪国を撃破して、決勝トーナメントまで進めた。
私もそれに感化されてブブゼラを購入して応援した。ブブゼラを吹き鳴らして、日本代表の勝利を願った。そのおかげでというわけではもちろんないが、本田の無回転フリーキック、香川のドリブル、遠藤のパスワークなど随所に光るプレーがみられて、日本代表は大活躍だった。
W杯の余韻で、我が家ではブブゼラはすっかり生活の道具として定着した。私は仕事が終わり自宅の最寄り駅に着くとブブゼラを吹き鳴らす。そうすると保育園の方向から、娘のブブゼラによる「ブブブブ(おかえり)」という合図が聞こえる。
私はそれに対して「ブブブブブ、ブブーブブ(夕飯はカレーだよ)」と返す。娘からは「ブッブー(やったー)」という喜びの音が帰ってくる。
嘘です。
しかもブブゼラは南アフリカW杯である。2022年の出来事ではなく2010年の出来事だ。12年前のことを振り返ってしまった。
今年はカタールW杯であり、南アフリカW杯からは12年も経っている。間違えてしまった。
南アフリカW杯がもう12年前とは時が過ぎるのはあっというまである。南アフリカW杯なんてつい最近のように感じる。それに驚く。
歳をとると時が過ぎるのが早くなる。これは誰もが経験していることだろう。
この12年のうちに私は結婚したり、マンションを買ったり、子どもが産まれたり、ミニバンを買ったり、口内炎ができたり、はとバスツアーに出かけたり、ささくれが剥けたり、のどに魚の骨が刺さったり、赤羽の路上でうんこを漏らしたりとかいろいろな出来事があった。
しかし過ぎてしまえばあっという間である。12年前がつい最近に思えてしまう。
今年もすぐに過ぎ去ってしまうのだろう。
そんな中にも楽しい思い出が一つでもたくさん残れば嬉しい。
そして今年も文章を書き続けたい。
こうして趣味として文章を書き続けることに何の意味があるのかよく分からないが、きっと書き続けることで見えてくるものがあると何となく予感している。
それが今年なのか、12年後なのかは分からない。でも予感が正しいと思える日はきっとくる。その日までnoteで書き続ける。
今年も仲良くしてくれる人がいたら嬉しいです。
この文章を読んでくれた人の一年が幸せなものでありますように。
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