拝啓
君が変わってしまって
面影をどこかへと落としてしまったみたいに別人で、あなたは誰?と吐き出した
とても素敵で、とても悲しい
そんな事は思うべきじゃないのでしょう
だって本当は君は、君のまま進んだだけだから
君と同じ速度で進めなかった僕だから
立ち止まったのは僕だったから、君のことが良く見えなくなったのでしょう
いつまでも君と見たあの花が綺麗だと、ずっとずっと綺麗だと思う心を持ち続けてしまった罪
変わらないでと叫んで自分の足元を見ることをやめていた、変われなかった僕への罰
変わらないと変わってしまうものがあるのですね
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