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IKEAの大定番を活用したランドリーカートをDIY

 全国的なのでしょうか、数年前から住まいのそばにはコインランドリーが乱立しています。人件費がほとんど掛からないコインランドリーはいま流行りの無人経営ということでメリットも多いので投資する人が増え、従って街中にコインランドリーが溢れているというのも理由の一つでしょう。

流石にこれだけ増えてくると、無料で電源やWi-Fiが使えるコミュニティースペース的なところがあったり、洗いから乾燥まで全自動なんていうスペシャルな機械があたったりと個性や利便性をアピールするお店が増えています。閉店したところや閑古鳥の泣いているところも、多く見かける様になってきました。コインランドリーの業界にも自然淘汰が始まっているようです。

うちは乾燥機付きの洗濯機なのであまり利用することはないのですが、大量に洗濯物が出たり、長雨が続くときにはお世話になることがあります。その際に大量の洗濯物を詰め込むバックとして役に立つのがIKEAの象徴と言っても過言ではないブルーシートのバッグ「フラクタ」

100円程度で買え、なおかつ丈夫でカワイイというコスパ最強のバッグを「ランドリーバッグ」として使っている方々は少なくないようです。コインランドリー利用者は自分が使っている乾燥機のハンドルにバッグを引っ掛ける風習がありますが、「フラクタかぶり」するため自分が使っている乾燥機を見誤るという経験がある人もいるのではないでしょうか。そこで今回のDIYは、そんなに洗濯に「フラクタ」を使うのならそのまま「ランドリーカート」にしてしまおうというDIYです。

フラクタを外してそのままコインランドリーにGO
ランドリーカートらしく車輪つき

材料

ほとんどが木材です。「全ねじ」なんていう聞き慣れない金具がありますが、たいていのホームセンターで手に入るものです。

A:パイン材 8mm×28mm×2985mm(写真では半分の長さにカット)
B:SPF材1×2 19mm×38mm×1820mm 4本
C:丸棒 Φ6mmx900mm 1本
D:全ねじ M10x900mm 1本
E:シナ円板 10mm×Φ90mm 2枚
F:イケア フラクタ Lサイズ
G:丸棒 Φ18mm×910mm×24mm 2本
別途:ロープ 約Φ3~5mm、M6ボルトx40mm 2本・ナット4つ

作り方

構造をざっくりと理解できれば、作るのはそんなに難しくはないです。

作業のほとんどが折りたたみ式の脚を作り。全体像を見て頂ければなんとなく作りもご察し頂けるのかなと思っています。2つの脚になるパーツを作って交差させて中心で止めるといった感じです。細かく説明してもあまり伝わらなそうなので、ざっくりとイメージを掴んで頂ければDIYに少しなれている方なら作れるかと思っています。

脚イメージ 外側になる脚
脚イメージ 内側になる車輪付きの脚
いづれの脚の上部には18mmの丸棒を通すので穴が必要です。
先端から30mmのところにマークしてください。
18mmの穴を4本に開ける。
外側になる脚の先端を斜めにカットしておく。角度は30°。
次に脚をつなぐ為の角材(材料B)を取り付ける為のカキコミを作ります。
画像の位置に深さ19mm,幅38mmのカキコミを作るためのマークをします。
手ノコで細かく千切りのように刻みを入れていきます。
クランプを使って2本いっぺんに切り込みを入れると位置がずれにくくなります。
こんな感じで切り込みを入れます。細かく刻むほどあとの処理が楽になります。
刻んだところを手ノコの背を入れて割っていきます
ヤスリを使って切った後をなめらかにしてください
カットした材料をはめてビスで止めます。
内側の車輪がつく方の脚には、車輪用の穴を先に空けておきます。下から40mm。
穴のサイズはΦ6mm
材料Aを補強の為に斜めに取り付けます。
ビスで止めた後、飛び出した両脇は手ノコで斜めにカットします。
内側の脚に車輪を取り付ける為の穴あけ。
穴の大きさはΦ6mm。しっかりと中心に空けないときれいに車輪がまわりませんので。
単純にボルトとナットで締めると車輪が回らなくなるので
ダブルナットと呼ばれるナットを2つ使った止め方で頃合いのよい締り具合をつくります。
 後もう一歩です。それぞれの脚は完成しました。
これらを交差させてその中心に材料Dの「全ねじ」を通します。
交差させる位置は上から480mm程度のところ。
こういった作業ではクランプがあると大変便利です。
位置が決まったらΦ10mmの穴をあけて、全ねじを通し袋ナットで止めます。
全ねじは適当な長さでカットしてお使いください。
残すはあと2作業。フラクタの取っ手を引っ掛けるための棒を取り付けます。
脚の上部の丸棒にΦ6mmの穴を空けて適当な長さの材料Cの丸棒を差します。
こんな感じで引っ掛けます。
これが最後の作業。開き止め用にロープをつけます。
脚を開いてしっかりと地面に接着している位置でロープの長さを決めてください。
完成。
バックの口がしっかりと開いている状態なので投げ入れられます。

まとめ

IKEAは北欧のブランドだけに使ったパイン系の材料と相性が良いなと思ったので僕だけでしょうか。材料のチョイスは良かったのですが、欲をかいて折りたたみ式にした作りにしたため、説明がややこしくなってしまいました。フラクタをランドリーカートにするだけなら、もっと簡素化してつくることができるはずです。このアイディアだけでも活用して頂きお試しください。


こちらでは端折らずに作り方を丁寧に説明しています。参考にしてください。

写真:薮内 努 https://www.instagram.com/yaboo/


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