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働くの怖いぃ。でも…

大学卒業後一年経っても定職につかずニートやっているゆもです(そして描いてないけどマンガ家の受精卵)。みなさんおはこんばんにちは〜。

今日は働くことについての話をさせてください。

あっしにとっての「働く」ということ

皆さんは現在働かれていますか?
色々でしょう。バリバリ週5で働いてまっせっていう人やパートで毎週決まった日働いているぞって人、フリーランスで依頼を受けて随時仕事してる人、あるいは学生さんなら授業の隙間にバイトしたり。本当にそれぞれ。

あっしはバイトを数回やったことがある程度で今はさっぱり働いていません。

でも、来月以降はどこかしらで働かせていただく予定です。

それが…

怖い!

あっしにとって働くという行為はなんというか、考えただけで一瞬身がすくんでしまうのです。

「働く」ことがなんで怖いのか

何をそんなに怖がっているのか。それは以前のバイト経験からきているかな〜と考えています。

単刀直入に申し上げて、どのバイトもうまくいかなかったから^¥^。

今までに働かせていただいたバイトは全部で三つ。(リゾバのバイトもあるのですが、ちょっと違うので割愛します。)

最初はホテルの派遣バイト。毎週1、2日いろんなホテルでいろんな仕事をしました。

2回目はとある有名な和菓子屋さんのバイト。人気店なものですからその列整理やあんこなどを作るところのお掃除など。

3回目はヘルパー。介護職員初任者研修(旧ヘルパー二級)という資格をとってとある事業所さんのところで訪問介護のバイトをしてました。

みなさんには、このゆもの今までやってきたバイトについて、聞いていただきたいのです^^

長くなりますので無理なさらないでください^^


ホテルバイト

ホテルのバイトは毎週働く場所が変わり、やることも日によって変わります。
パーティ会場の設営から料理の配膳下膳、掃除、ラウンジでコーヒーや軽食の販売、食器の洗浄、さまざまな荷物運び。ゴミ捨て。

いろんなことを教えていただきましたが、あっしにはどうも大変で、大変な上に緊張感がすごかったんですよ。

例えば…

仕事中のある出来事

パーティ会場でのウェルカムドリンクをお客様にお出しする際、ジュースやワインが入れられたグラスが10個ほど載せられた丸いトレー(なかなかの重さ)を左手にもちます。
 いらっしゃるお客様にどんどん渡していくのですが、もう左手はパンパンで、ヒールも履いていますからふくらはぎも、あのムキィ!!って感じに酷使しました。

この重いトレーを落としたらどうなるだろう?
お客様の大事なお召し物にかかったら?

そんな緊張感の中、同じようにウェルカムドリンクを渡していた人がまさにトレーを落としてしまったのです!
その人は運良く自分側にトレーを傾けたらしく、お客様にジュースなどをかけることなく裏に戻りしばらくして復帰してきました。

もう、あっしは、その日から夜寝る前寝るときには自分がトレーを落としてお客様にかかって大惨事、みたいな想像をしてしまって心臓はバクバク。

出勤日前のよるは緊張してなかなか寝付けませんでした。

あかんわこいつ、の日

そうそう、初めて派遣されたホテルのパーティ会場で、料理の配膳をする際フランス料理のコースでした。

が、お料理をお出しする際どこに出せばいいのか、お料理の名前はなんなのか、どんな料理なのかさっぱりわからないまま、お料理の乗った皿を渡され会場に入ってしまいました。

あっしはもうどのテーブル席にこれをお出しすればいいのかわからずなんと料理の乗ったお皿をかかえたまま裏に戻ってしまったのです。

呆れた正社員さんが一言。「あぁ、あかんわこいつ」と。

もう〜やってもうた、ですよ。そのあとは水を注ぐだけをするように言われ何周も会場内を回りました。
それもおそらくやりすぎました。会場の皆さんはきっとあの後お手洗いに直行したことでしょう^¥^

その会場というのが、実は将来ホテルで働きたい学生さんたちの研修のようなものだったらしく、そんなワタワタしているあっしをみて学生さんたちは苦笑い。

そして学生さんたちの先生が最後に一言。「ちょっと最初の配膳では、ハプニングもありましたが…。」あっしのことですね^^。
学生さんたちの前で見本を見せなくてはいけないところで。やってもうたんです。

そして後片付けの際他のスタッフの方からも一言。「水を注ぐしかできんのやから、もう」と。当時を思い出してちょっと涙出てきそうです。情けなかったな
ぁ。

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

時給の高さに釣られて働いてみたけど、あっしのような知識のない人間には迷惑もかけまくるし、緊張して無理だと思い三ヶ月程度で辞めることになりました。

和菓子屋でのバイト

怖い高齢の女性スタッフさん

人気な老舗和菓子屋さんでのバイトも緊張の連続でした。

お客様にこの和菓子はどんなものなのか、なにか由来のあるものなのか、など質問いただいたり、それをあっしはあまりわかっていないのでめちゃめちゃ忙しそうにしているスタッフの方に聞きに行ってメモをとり、お客様に答えにいきます。

やること自体は簡単で難しいことは何一つないのです。

ただ…。ひとつだけ、もうこれひとつ。辞めた最大の理由そのものなのですが、

苦手な方がいらっしゃったのです。
その和菓子屋さんを昔から支えてこられたであろう、高齢の女性スタッフさん。

このかた、あっしの目線からは結構理不尽に見えるところが多々ありました。そして、怒り方が何とも怖い!自分の身長よりずっと低いのに、すごい迫力です。

店から出てくると、列整理をしているあっしにずんずん近づいてきてワッと大声であっしにはピンとこないことについて注意してこられます。

この女性スタッフさんへの苦手意識があり、このバイトは9ヶ月程度で辞めることとなりました。

訪問介護のバイト

いろんな障害がある方を支援する訪問介護の仕事をさせていただきました。

本当にいろんな方です。統合失調症の方、寝たきりの高齢者の方、事故による脳の損傷で怒りをコントロールできない方、他いろんな発達障害のある方など。

いろんなひととお会いして、いろんなことを学ばせていただきました。いろんな方の生活を支えるこのヘルパーというお仕事はすごいと、やってみて痛感することになりました。
そして、あっしがそこにあまり向いていないということも。

報告書との戦い

この訪問介護というお仕事は、支援それ自体がまず責任のある仕事なのですが、支援後に書く「報告書」もとても重要です。

この報告書を書くのがあっしには大変でした。

なにせこの報告書を書く時間は給料が発生しません。あっしは学業との兼ね合いなどで、夕方から夜9時まで支援することがあり、帰ってから報告書を仕上げることも珍しくありませんでした。
ちゃんと書かなくてはいけません。午前0時を回ることもたまにありました。

バイクとの戦い

訪問にはバイクを使うので、これまた緊張が走ります。

それまでバイクに乗ったことはなかったので、初出勤日に事業所の周辺で30分ほど練習してから早速バイクで訪問GO!はやい!こわい!

右のハンドルはアクセルなので、奥にちょっと回すだけでバイクは前進します。

バイトを始めた最初の頃にはうっかりアクセルを回して夜の山の斜面に突っ込んだり、駐輪場で他のバイクに当たりそうになったりと、思い返すだけで「よく事故らずに済んだものだ」と我ながら感心します。

訪問介護を始めるにあたってあっしは上半身と手のプロテクターを購入しました。めっちゃごついやつです。

⭐️他のヘルパーさんたちはそういう装備はしていらっしゃいませんでしたが、バイクに乗られる方は絶対プロテクターやった方がいいです!断言します!!

雨との戦い

また、雨が降るとこれまた大変です。

レインコートを常時バイクに積んでおき、雨が降ったら着て支援に向かうのですが、この脱ぎ着も大変だし、雨の時点で訪問自体キャンセルになったり(一緒に散歩や買い物に行く支援、なんてのもあります)、利用者さんのお家に着いたらそれらを脱いで準備を済ませてからピンポーン!と。

そもそも雨はバイクが滑る可能性があったり、利用者さんの体調が悪かったりなどあまりいいことはないですね。

時間との戦い

そして訪問介護は時間制限付きです。1時間半の間に料理と洗濯と掃除と入浴支援やって、お話聞いてなんやかんやして…超忙しいことがよくあります。

利用者さんによってやることはいろいろ変わりますし、さほど体力を要さない支援やだいぶゆったりした支援もあります。本当にいろいろです。でも、総じて大変で時間に余裕がないことは多いと言えます。

そして支援と支援の間が30分しかなくて、その間バイクで全力で次の利用者さんのところに行き、間に合わせる必要があることも。

胃が縮む利用者さんからの不満の声

そうやって頑張って、でも、
利用者さんがあっしの支援で困ったことや腹が立ったことがあるなら事業所へ「ゆもさんの支援はこんなことがあった。」と連絡が行きます。

上の人に支援中何があったのかを報告したり注意を受けたり、謝罪にいったり。

ヘルパーとしてあっしは一年もやっておりません。ずっと未熟な状態でしたから、利用者さんを困らせてしまったこともたくさんあります。

利用者さんを困らせたことで次に困るのは、上の人や事業所の連絡を受ける事務のスタッフさんです。
「利用者さんはそもそもの病気や体調の変化で、ヘルパーに対する理不尽な不満をおっしゃることがある。」と慰められたこともありますが、やはりなにか自分が足りなかったからなのは疑いようもありません。

申し訳ない、が積み重なり、またその時期にあっし自身が心の体調を少し悪くしてしまいおよそ10ヶ月で辞めることとなりました(鬱ってほどでもないかな)。

どうしたらよかったのか

こんな感じで、なかなかうまくいかず短期間で辞めてしまうことがあっしは多く、そのせいか働くことにたいしてちょっとした恐怖があります。

どうしたらよかったのかと考えますと、

一つは、もっと集中して勉強し、失敗してもそれを糧に進めたはずだということです。

ホテルやパーティ、フルコース料理の知識など、自分で調べて対応できるようになったことはたくさんあったと思います。ヘルパーも然りです。「あかんわこいつ」となるのは仕方ないとしても、そこから反省して勉強すれば次からこうしようと改善できたのでは。

そしてもう一つは取るべきコミュニケーションを取るべきだったということ。

フルコース料理の詳細、どこのテーブルに置くのかなんて誰かに聞けばわかったことなのです。どんなにお相手が忙しそうでも、聞きにくくても、大事なお客さんの催し中に失敗するよりマシです。

怖い高齢の女性スタッフさんも、もう少しあっしが大人になって流せていればうまく付き合えたかもしれない。

過ぎたから言えることでもある

上記は、今の働いていないゆもの意見です。当時のあっしが読んだら怒るでしょうね。

そんな余裕ない!って

それもそうだと思います。
大変な時に精神的な余裕はないし、当時はまだまだ精神年齢が今よりももっともっと、幼かった。

そのなかであっしも頑張ってたんじゃないかと思いたいところがあります。

あまちゃんだから、許してくださいね。

これからの「働く」とゆも

そもそも大学在学中にバイトすること自体、あっしにはキャパオーバーだったのかもしれません。

週に1,2回働いたところで、慣れないのは当然です。学業もそれに引きずられてうまくいかなくなった感じもあります。

去年大学卒業後に一ヶ月半ほど住み込みの清掃バイトをしたのですが、すぐに慣れて他のスタッフさんとも楽しく話せるくらい余裕があり楽しかったです。
毎日その仕事に集中すれば、話は別かもしれないとも考えています。

だから、これから数ヶ月みっちり働くことは、もしかしたら今までのバイトより慣れやすく、しっかり仕事できるかもしれません。

きっと辛いことだけじゃない

そして何より…。
今までのバイトは辛いこといっぱいありましたが、どれもあっしの心を成長させてくれたように感じるのです。

いろんな方との出会いがありました。
 ホテルの上の人は気さくな方がいたり、ちょっと厳しい方でも自分の足りないところを指摘してくださったり。
 和菓子屋の女性スタッフさんだって、機嫌のいい時は昔の話をしてくれたり、桃をむいてくれたこともありました。
他のスタッフさんもあっしに礼儀や常識を教えてくださいました。
理不尽なことを言われて表情に出てしまったあっしに、良い意味で「大人の対応」の仕方を教えてくださったあの工場長さん。ありがたいことです。
 ヘルパーの時も、同じヘルパーのみなさん、事業所の事務員さん、上の人、そして利用者さん。
いろんな人に助けられ、励まされたからこそ一年とは言えないまでも10ヶ月くらいは働くことができたのです。感謝の気持ちでいっぱいです。


今までの積み重なった恐怖と、これからの期待が入り混じっています。

働いてお金を稼いで自立したい。
ちゃんとした大人になりたい。あっしはまだまだなんですから。

がんばります。

最後に

みなさん、こんな長文最後まで読んでくださる方なかなかいらっしゃらないと思います。
読んでくださって本当に本当にありがとうございます…!!!!
体調管理に気をつけて元気にお過ごしください^^

ゆも



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