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愛する人を失って、自分の興味に集中し始める

似ているなぁと思って思わずレンズを向けてしまった。

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32年間の中で最高に愛し愛されたと言える相手と別れて2年が経っていた 当時はまだ、
忘れるどころかどうしたらまた復縁できるのかを考えたりしていた。”また”とは、この相手と紆余曲折を経て10年余り一緒にいたので、一度別れて友達関係になった時期もあったということ。
私は彼との関係に夢中になっていた。そこが私の世界の中心。彼もまたそうなっているように感じた。

この関係を次のステップに進めようと結婚のワードを持ち出したのは彼だった。
そしてこの関係が進んでいく事を拒み、逃げるように別れを切り出したのは私だった。

お互いがお互いの世界の中心にいたはずが、向いている方向性が完全にズレていた。

あれから、私の世界に私しかいなくなってもうすぐ4年。

私は、自分の人生をずっと一緒に生きてきた私の事を蔑ろかにしていた事にようやく気付く。
だから、小さくか細くなってしまった私の興味や、チャレンジしてみたい事への声を全て取りこぼしなく必死に掬い上げた。
「私にできるか分からない。」
必ず付きまとう漠然とする不安への恐れ
“できなくても死なない、自分のやりたいことをやってみるのに失敗も成功もない”

そうして私は安定していた仕事を辞めて海外留学をした。すると自分はもともとどんな人間で今後どんな風に生きていきたいのか考えるようになった。これでいいかと頭打ちになっていた私の人生の航海が再び動き出した。
日本に戻ってからもフルタイムで働くことなく自分の今後を考え、勉強をしている。


パートナーが早くに見つかって二人で歩く人生もいい。
家族を作って賑やかに過ぎていく日々を送るのもいい。
社会の中で地位を築き、キャリアを積み上げていくのもいい。

その中に
”自分の人生を自分の声に従って生きていくのもいい。“と加えてあげようと思う。
20代で早々にパートナーシップやキャリアの構築に白旗を上げてしまったけれど、今一番私らしく人生過ごせている。
手をつなぎたがっていた幼い私と腕を組んで歩いている。
私は私を飽きさせない努力を惜しまない。


私のすぐ傍にいて頼れる存在、今までの努力に裏打ちされた少しの自信を知り尽くすのは私
これからの私が楽しみで仕方ない。こんなにも大胆に舵をきれた今までの出来事に心から感謝している。

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