経営計画達成のための4点セット
経営計画を達成する上で非常に重要なことは、
「経営計画とは何なのか?」
「なぜ必要なのか?」
など、経営計画に関する根本的な構造を理解しておくことです。
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▼「独立・起業から会社を上場(IPO)させるまでに私が学んだこと」
にも書いていますが、
・経営の土台は『経営理念』であり、
・理念を追求するための『戦略』があり、
・戦略を達成するための『組織』があり、
・組織を円滑に回すための『仕事』があり、
・仕事に携わる『人』がいる
というのが、企業の基本的な構造です。
要するに、『なぜ戦略が必要なのか?』それは、会社のあるべき理想の姿を描いた「理念」を追求する具体的な行動目標として必要なのです。
では、その具体的行動目標を、最終実効支配するのは何か?
これは、「人」です。
要するに、「戦略」と「人」とをしっかり結び付けてあげなければ戦略の達成がおぼつきません。
そこで、大切なことは、『戦略』 『予算』 『キャッシュフロー』 『評価』これをセットで考えていかなければなりません。
戦略を立てたら、その戦略を実行していくと、いつ頃、どれくらいの売りが上がり、原価がかかり、経費がかかって、利益がどれくらい出るのかという予測ができます。
ここで、戦略に基づいた予算書を作成します。
予算を作成したら、いつ頃、どれくらいのお金が入ってくるのか?
または出て行くのか?
というお金のフローが予測できるので、ここでキャッシュフロー計算書を作成します。
次に、予算やキャッシュフロー通りに戦略を実行していくためにどんな組織に、どんなことをやってもらい、どのような成果を上げてもらう必要があるのか?
そして、組織はその組織の目標を達成するために、どの人に、どんな仕事をしてもらい、どのような成果を上げてもらう必要があるのか?
ということが分かるので、ここで職務記述書や評価内容を作成し、各個人が成果を出すことによって、どの戦略の達成に役立ち、どんな人やどんな組織に貢献できるのか、ということが分かるわけです。
ところが、戦略の変更があった時、予算書を変えない、評価内容を変えないなど、セットで修正をすることを怠っている会社が多いのには驚かされます。
それでは、「理念」「戦略」「組織」「仕事」「人」という会社のあり方に一貫性がなく、従業員が戸惑ってしまい、会社への不信感にもつながりかねません。
会社の基本的な構造を理解して、入口の【人】と出口の【理念追求】に一貫性を持たせた経営を貫いてほしいと思います。
実は、これは、個人の人生設計にも非常に役立つやり方で、自分の人生理念を追求するために、いつまでに、何を、どうするのか、という戦略を立て、その実行にあたって、いつどれくらいのお金が入ってくるのか?
または出て行くのかが分かるので、家庭の資金繰り計画を立てます。
あなたは、経営計画達成のため、一貫性のある経営ができていますか?
(追伸)
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