普通じゃない、になりたかった。
はて何を書こうと思った時に、「そういや自己紹介でサブカルの話したな」
と思ったのでそんな話をしようと思います。
サブカルって検索すると
”サブカルチャー(英: subculture)とは、メインカルチャーと対比される概念である。1960年代から70年代前半までは反体制的なカウンターカルチャーが主流だったが、70年代後半以降、保守化・商業主義化し、サブカルチャーに変質していったとの見方もある[1]。サブカルチャーは「サブカル」と略されることも多い。”
出典:フリー百科事典「Wikipedia」
と出てくるわけです。なんじゃあ、意味わからんという感じ。
簡単な言葉で解説するのはとても難しいから、簡潔に言うと
私は「とにかく普通じゃない、になりたかった」わけです。
(意見には個人差があります。)
皆がかわいいものを好きな中でちょっと暗いものがいい。
ジャニーズやJ popが好きな子ばかりの中でV系が好き。
みんなが好きなブランドにキュンとこない。
こういう感覚を小学生くらいから持っていた私は、この自分の世界観のくくりにどうしても名前が欲しかったわけなのですが、それが青春の中でいつのまにか「誰かと違う私」になりたいというものに変ってしまいました。
超わかりやすく言えば個性的になりたかった。
私が全盛にサブカルを楽しんでいたころのサブカルといえば
中野や高円寺を中心としたマイナーな音楽、芸術、ファッション。
行きつけの喫茶店に通うことに精を出して、学校よりそれ以外の友人のほうが増えていく。
好きなアニメのグッズを買い集めて、ゲーセンに入り浸ったりして。
小劇場で演劇を見て、寺島修司や丸尾末広、坂口安吾を愛読して。
ゴシックロリータや過剰装飾に触れて、今はもう面影も残っていない当時の竹下通りを白塗りで闊歩したり。
サブカル、アングラ文化と検索するとより分かりやすいのかも。
ただこれは、個性ではなかった。
これはただの趣味趣向であって、個性ではなかった。
(こういうの気づくのって時間がかかるもんですな意外と)
気づいたきっかけはとあるバンドの楽曲の歌詞に
”個性的な女の子はこんな音楽聞かない”とあったことのように思います。
あっ
そうなのか
新鮮でうれしい発見だったけれど、同時に自分が自分の個性を知らないまま
気づいたら大学生になっていたことを知りました。
とんでもない発見をしたようなうれしい気持ちと一緒に
それまで自分から逃げていた自分へのとんでもない落胆がありました。
この一挙に襲い来る劣等感の波、いえーいふざけんな。
そこから今まで私の個性はどこに行ったのやら。
見つからないわけです。見失ったから人から影響されまくる。
しゃべり方もままならない。メイクも定まらない。おしなべて自信がない。
こんな人、世の中に結構いるんじゃないのかなと思います。
ネガティブな意味じゃなくてありのままの状況を述べる感覚です。
いまは20代最後の年にして、自分の好きなもの好かれたいものを見直し中。
そんな感じです。
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