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吃音の記録

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3番目の子は言葉が出はじめの1歳から吃音があったような気がします。3歳から相談機関へ出向き、4歳から訓練開始。 「吃音があっても本人が気にしなければそれで良し」と思う自分と、「… もっと読む
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#義務教育

いざ、山村留学

いざ、山村留学

山深い無人駅に単線電車が停まる。降りる人も乗る人も居ないのに、この駅はなぜあるのか。

そういう秘境駅も存在する静かな村に、引っ越すことにした。私とこども三人、親子四人で。

往来のない駅こそあるものの、中心地にある駅や里は明るく、学校は建て替えたばかりで新しい建材の香りがする。児童数は少なく、中学生から小学生まで入り混じってサッカーをしているところに、私達親子も混ぜてもらって、見知らぬ訪問者に村

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隠れ家のような場所  (吃音通級指導)

隠れ家のような場所  (吃音通級指導)

3番目の子、ミコは吃音指導のために、週に1回通級指導教室に通っている。

私の懸案だった「抜けた分の授業はフォローがあるのか」という点においては、1年生はまだ授業時間が短い上に、通級の先生も午後に空きが会ったため、帰りの会を省略する程度の早退で済んでおり、これは大変ありがたい。

学年があがると、徐々に授業時間も長くなっていくので、今後もずっと、というわけにはいかないかもしれないけれど、まあほんの

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適、である。 〜不登校と知的障害と吃音〜

適、である。 〜不登校と知的障害と吃音〜

吃音のある3番目のミコ。小学校入学と同時に通級指導に通うための申請を出し、面接や書類提出を経て、教育委員会から「通級指導、適、と判断する」という書類が9月に届いた。

これでようやっと通級指導に通えるわけだけれども、もったいぶらないでくださいよ、というのが正直な感想だったりする。

吃音の対応施設があるのは有り難い。だって学校だけでは、自分の吃音をどう取り扱っていくのか、自己流でやりくりしていくし

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