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吃音の記録

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3番目の子は言葉が出はじめの1歳から吃音があったような気がします。3歳から相談機関へ出向き、4歳から訓練開始。 「吃音があっても本人が気にしなければそれで良し」と思う自分と、「…
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2021年6月の記事一覧

無気力を褒められる

無気力を褒められる

ミコの吃音のため、月2回言語の先生の所へ通っているが、通所3ヶ月にして「今日はかなり調子がいいですね」と言われた。

私も気付いていた。言葉が詰まる(ブロック)の時、苦しそうに顔を歪ませたり、大きく深呼吸することがなくなり、考え事をしてますよ、というような感じでしばらく無音になり、普通に話しだすので、知らない人は吃音に気付かないかもしれない。

これはブロックの表現が形を変えただけなのか、とも思っ

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吃音の子が、トコトコ歩く

吃音の子が、トコトコ歩く

3番目の子、ミコには吃音がある。吃音は言葉がうまく出ないという症状の他に、随伴症状というものが出る人もいる。

 随伴症状

吃っている状態から抜け出すためにしようとした動作が身についてしまったもの。瞬き、目をこする、体をのけぞらす、手足を振る、足をばたつかせるなどがある。当初はそれらが効を奏しても、次第に効き目が薄れ始め、他の動作を模索する。やがて動作だけが残り、吃るたびにその動作を起こしてしま

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