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20171002 診察日記

診察室へ入ったら、すぐに主治医は
「どうですか?体調変わったことなかったですか?」
と尋ねた。
「はい。大きな変化はありませんでした」
と患者は答える。
そして今度は患者が主治医に尋ねる番だ。
「それで、今日は
(好中球は)どうだったでしょうか?」

◎病名:
 進行性乳がん(多発性骨転移・多発性肝転移)
◎治療歴:
 1)ホルモン(TAM→LET→EXE)+ZOL
  外科手術(右乳房全摘+腋窩リンパ節郭清)
 2)トモセラピー(骨転移放射線治療)
 3)アフィニトール
 4)ケモ
 PTX&bev→CAP+ホルモン(ANA+LPR)
 →VNR→PTX&bev(再)
  ※以上をゾメタと併用で
◎現在の治療:
 Halaven初回投与で
 骨髄抑制が起こったため、2回目中止。
 グランシリンジを3回/1週処方
 さあ、今日は投与できるかな。
◎おもな症状:
 骨髄抑制、倦怠感、食欲不振、発熱、
 口内炎症、手足ほてり、睡眠障害、
 吐き気(嘔吐)など

白血球を人工的に増やすお薬
「グランシリンジ」さまは、
見事にお仕事をされていた。

好中球の値は、
前回200台から、3,600へジャンプアップ!
さすがでございます。
前回も10倍に増やしてくださった、救世主。

肝臓の値は、項目によって増えたり減ったり
ちっとも傾向がわからない。
いったいどうなっているんだろうねぇ。
この件は保留。要経過観察となった。

マーカー(CA15-3、CEA)は横ばいでややUP‥

そんなわけで、あっさりと
本日のハラヴェン投与決定。
ついでに次週の投与も決定。
でも、今日投与したら
また骨髄抑制が起こってしまうわけですよ。
好中球3600なんて、もうお目にかかれないでしょう。

そこで。ケモ投与後は
グランシリンジ攻撃を再開することに。

週末、旅行に行く予定があることは
あらかじめ主治医に伝えてあった。
そこも気づかってくださったようだ。
今週、旅行直前に2日間連続で
グランシリンジを注射して
旅立つように言われた。

神さま仏さまグランシリンジさま、
今日もエリィは熱を出さずに
生きております。
どうかこのまま、ご機嫌の状態で
旅に行って帰ってこられますように。

ついでに、旅行中の天気予報がサイアクなので
できればそちらのご機嫌も
なんとかならないかと気をもんでいるけれど。
さすがのグランシリンジさまも、
それは知ったことではない。

再診料‥73点
医学管理等‥410点
検査‥634点
投薬‥171点(グリチロン、ウルソ‥4週分)
合計→8614点(86,140円)
※患者は3割負担(ただし高額限度額内)