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20170822 診察日記

先週の採血結果が赤点(好中球数が少なすぎる、の意)
だったから、休薬週が1週延びた。
体がどんどん楽になり、
患者はあっちへこっちへと遊びに出かけた。
1日たりとも、じっとしていなかったなぁ。

たっぷり遊んで、今日。
多少、疲れはあったものの普通に元気だ。
前回のケモから3週間が経過したわけで、
好中球も無事に戻ったようだ。

◎病名:
 進行性乳がん(多発性骨転移・多発性肝転移)
◎治療歴:
 1)ホルモン(TAM→LET→EXE)+ZOL
  外科手術(右乳房全摘+腋窩リンパ節郭清)
 2)トモセラピー(骨転移放射線治療)
 3)アフィニトール
 4)ケモ PTX&bev→CAP+ホルモン(ANA+LPR)→VNR
 ※以上をゾメタと併用で
◎現在の治療:
 PTX&bev【再】
 ‥4クール2回目ができるかどうか
 (骨髄抑制の為、隔週投与中)
◎おもな症状:
 骨髄抑制、倦怠感、皮膚炎症、
 手足ほてり、睡眠障害、ものもらい

さて、好中球が増えたのはいいのだけれど。
このままいつもの薬量を投与すると、
また2週間後に赤点をとる可能性が高い。
そこで、パクリタキセルの量は
57%→50%へと減らすことになった
これで効果があればそのまま続ける、
なければ‥‥それはそのときに考える。
ということだった。
これで、好中球が早く戻ってくれれば
いいのだけれど。

患者からは質問が、ひとつ。それは
「今年も健康診断受けなくていいですよね?」
だった。
去年と今年で、主治医が違うので
そして主治医によって意見が違うので
確認をしておきたかったのだ。

「まったく必要ありません」と、
先生は即答した。
こんなに細かく採血をし、体調を管理する日常。
ある意味、健常者よりもしっかり
健康が維持されているかもしれない。

さいごに懸念事項がひとつ。

これは言わなかったのだけど。
ゾメタの投与を忘れられているようだ。
3ヶ月毎に投与することになっている薬だ。
前回は5月だった。
もう8月最後の診察なのに、ゾメタの話題はない。

いつも、患者から「ゾメタやらなくていいですか?」と
聞いて「ああ、そうですね」と思い出される。

次回の診察は9月4日。
このときにゾメタのゾの字もでなかったら、
やっぱり患者からアラームを鳴らすのかな。
「でも、次のアラームはもう鳴らしませんよ」って
言っちゃおうかな。

再診料‥73点
検査料‥337点(採血&採尿)
注射r置料‥21985
文書料‥100(傷病手当)
合計→22495点(224,950円)
※患者は3割負担/ただし高額限度額まで