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子ども時代の困りごと

子どものとき、学校に行きたくないと思ったことは
何度となくあった。
「明日のマラソンいやだな」という、単なるサボり心もあれば
対人関係の迷路にハマって、動けなかったこともあり‥‥

「あれ?オイラいじめられてる?」と思ったことは、2回。
そのうちの1回が、小学4年生。
もう1回が、中学2年生。

1回目は、クラスの女子数名から、とってつけたように
「無視」をされたとき。
「わたしはあなたに恨みがあります」という手紙まで
いただいてしまい、ただただ恐ろしかった。
肝心の、恨む理由が書かれていなかったのだ。
どうして恨まれているか聞きたかったが、
口をきいてもらえない。
進級と同時にクラス替えがあり、その人たちと
離れたことで、自然に一件は終わっていった。

中学時代のケースは、少し複雑だ。
いつも行動を共にしていたグループ内で、なんだか
不自然な感覚があって。
どうやら、じぶんのいないところで
悪口を言われているようなのだ。
笑顔には本物と偽物があると知り、
じぶんには偽物が向けられていると感じ、ショックだった。
笑顔で話す友人に「あんた、その笑顔は嘘なんでしょ」
などと言えず‥‥
これも進級時のクラス替えで、なにもかもが終わった。

もちろん、こんなの大したことではない。
もっと大変な目に合った同級生が、何人もいた。
どれもこれも、なんでそうなるのかわからなかった。

心底、大人になってよかったと思う。
世界は広く、宇宙はもっと広いと知っているから。
エスケープすることは、悪いことではない
ということも知っている。

明日を生きて迎えるってことは、とんでもない奇跡だ。
どんなにオイラが、だらしなくても、間違えていても、
関わってくれる人がいる。それは、奇跡ではない。
生きていれば、誰もがそういうふうになっている。
そうじゃなきゃダメだ。

2017年9月1日よ、こんにちは。
今日は友人と会う約束があります。

別の友人からもらったお土産と笑顔を「おすそ分け」しに。