マガジンのカバー画像

患者のくらし

18
日々の生活のようすについて書いた記事です。だいたいがドジ話。
運営しているクリエイター

#コラム

大阪にヘルプマークが上陸しております

探し回っていたヘルプマーク。 ようやく、大阪でも6月から配布がスタートした。 遅い‥‥遅いよ、大阪府さん! と愚痴りつつ、6月に区役所で受け取って以来 患者は毎日このサインのお世話になっている。 特に不要なときは、 カバンの中にしまっていたけれど 今では、もうずっとつけている。 ヘルプマークの存在を「知ってもらうこと」が 大切だと思うので。大阪の皆さんよ、 この派手なサインを、ジロジロ見たまえ。 大阪の皆さんは、案の定 ヘルプマークを怪訝な表情でガン見する。 「この人、

だらしがないを、改めたい

患者が上京したのは、大阪の短期大学に 入学したのがきっかけだ。 田舎者にとって、大阪はとても刺激的な 街だった。 これまでの人生で、患者が最も 調子に乗っていた時期。 もしもこの時代へワープできるなら。 あの頃のじぶんに、言ってやりたいことが 山ほどある。 女子大生だった患者は、その日 駅のホームを歩いていた。 コンパか何かに出かけるところだったと思う。 穴をあけたばかりの耳にはピアス、 メイクはしていたけど、いまひとつ あか抜けない感じ。 外出時、女子大生はヘッドフォン

子ども時代の困りごと

子どものとき、学校に行きたくないと思ったことは 何度となくあった。 「明日のマラソンいやだな」という、単なるサボり心もあれば 対人関係の迷路にハマって、動けなかったこともあり‥‥ 「あれ?オイラいじめられてる?」と思ったことは、2回。 そのうちの1回が、小学4年生。 もう1回が、中学2年生。 1回目は、クラスの女子数名から、とってつけたように 「無視」をされたとき。 「わたしはあなたに恨みがあります」という手紙まで いただいてしまい、ただただ恐ろしかった。 肝心の、恨む理

たまたまですよ

きのう、電車に乗って京都へ行ってきた。 気まぐれにぶらりと出かけたのだ。 患者の住む大阪も暑いけど、 京都も残暑が厳しい。 あちこち歩き回って、疲労困憊。 もう歩けなくなった患者は、 アイスコーヒーで元気を注入する。 なんとか元気を振り絞って、 三条駅をめざして店を出た、その時。 向こうから歩いてくる女子に、見覚えが‥‥ それは、前のシゴト仲間Mちゃんだった。 とってつけたような「バッタリ」っぷりに ふたりして「えぇぇぇっ?!」と叫んだ。 「ちょっとちょっと、どういう

手に入れたい習慣と、手放したい習慣

人は、新たな習慣を 身に着けるということが苦手で 同時に、これまでの習慣をやめることも やっぱり苦手だ。 たとえば。 毎日午前2時くらいに就寝していた人が 朝型に切り替えるとか。 タバコを吸っていた人が 禁煙するとか。 毎日ビールで晩酌していたのを、 緑茶にするとか。 それは、とても単純なことのはずなのにね。 患者の、習慣にしたい不動の第1位は 「薬を忘れずに飲み続ける」こと。 こんなに簡単なことができないだなんて。 相当どうかしている。頭では、わかっているつもり。

冷えてはいけない患者の、猛暑日のおたのしみ

「冷たい」という言語は、人によって違った表現になる。 患者は「ちべたい」と表すことが多い。 方言かなと思ってGoogle先生に訊いてみたら、 京都も大阪も「ひやこい」と指導された。 とにかく。 患者は冷えやすい体質に加え、 副作用の骨髄抑制により白血球が少なく、 すぐに腹をこわすのが日常だ。 ちべたいもの、ひやこいものは なるべく避ける生活をしている。 毎日、腹巻きは欠かせない。 腹巻きは冬より夏なんですよ、奥さん! なるべく白湯を飲むようにしているし なまものを食べると

熱中症にご用心

ミスチルのライブで、考えられないくらい汗をかいた翌日のこと。患者はとにかく安静にしていた。昨夜は蒸し暑い京セラドームで、踊り歌い叫んでいた。勢いで買ったツアータオルは汗でびっしょり。今日はもう、なんの力も湧いてこない。疲れた疲れた。 ゆっくりと8時くらいに起きてきて、午前中は家事をするなど機嫌よく過ごしていた。お昼ご飯を食べたくらいから、なんだか雲行きが怪しい。体がだるくておなかが緩い気がする。あと、手足が異様に熱をもっている。なんか顔もかカッカしてきた。そのうち、頭が痛く

お買い物がうまくいかない

昼間のテレビショッピングで、それは突然始まった。患者がずっと購入しようか迷っていた、ダイソンのホット&クールという商品。「今日はお安くしておきます!」テレビからそう呼びかけられている。本当は空気清浄機付の、いいやつが欲しかったけれど、オイラには高価すぎるんだよね。だからこっち(空気清浄機能なし)でいいかもな。番組開始後3分で、すでにお買い上げモードに入っていた。テレビに映る「カッコいい高価な扇風機」にくぎ付けだ。 番組は5分くらいで終了し、それと同時に電話をかけた。お急ぎく