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【1話】ネゴンボの街 in Sri Lanka

2018年2月、スリランカに旅に出た。


ネゴンボ市街地についた。このスリランカ・インドの旅に出るにあたって、ぼくはモバイルルーター・sim等インターネットに接続する設備を持っていかなかった。スマホで検索すれば、なんでも分かってしまう今、ネット環境がないアナログな旅をすることに決めていたおだ。

※沢木耕太郎の深夜特急みたいな旅に憧れがあった。

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と言いつつも、実は僕の友人がやっていたことを真似したに過ぎない。でも旅の中身はいつだって自分だけのもの。

現地に着いて早速、ゲストハウスが集まる安宿街までの道のりを人にきくしかないみたいだ。空港の観光インフォメーションセンターでもらった地図を頼りに、ホテルが集まっていそうな場所を目的地として歩いたのだが、道が細かくてわからなくなった。一番の原因は、バスを降りたところが地図のどこに位置するか把握したつもりだったが、間違っていたのだろう。


あまり通りすがりの人に声をかけるのは得意な方ではなかったけど、ネットも使えないし、地図も分からないから、もう人に聞くしかない。現地の通行人に声をかけて、地図を指さしてここに行きたいと伝える。ぼくは英語もろくに話せないから、ほとんどジェスチャーと雰囲気で伝えている感じ。


何人かに聞くと、みんな右だとか、次の角を曲がってとか、色々教えてくれるが一向に木柄基地には辿り着かない。ますます自分がどこにいるか分からなくなってしまう。みんな、本当に道知ってて教えてるのかな??


今思えばスリランカ人はみんな優しいから、困っているぼくを見て分からない道を分かったふりをして教えくれていたのかもしれない。

※そうとしか思えない。同じ場所ぐるぐる回っていたからなあ。


そうこうしているうちに、街の本屋が見つかったのでもっと正確そうな現地の地図を購入する。その地図を使っても分からないし、歩いていても埒が明かないのでトゥクトゥクに乗って一気に安宿街に連れて行ってもらうことにした。


トゥクトゥク1キロ=70~100スリランカルピーくらい。100スリランカルピー=約70円くらいだったから、1キロは50円から70円くらいだ。日本では考えられない安さ。


ネゴンボは海岸沿いの街で、スリランカ国内の観光地としてリゾートホテルが充実している。安宿もあるのだが、よく街をみわたすと観光価格で高いホテルが多い。(この街は珍しく安宿は点在している気がした)


あるゲストハウスを目標に決めて、ここまで連れて行ってとドライバーに伝えたが、トゥクトゥクドライバーも目的地のホテルが見つけられず迷っている様子で、ついに他のトゥクトゥクドライバーに聞きまわり始めた。


結局、目的地にはたどり着かなかったので適当な場所で降ろしてもらって、歩いて近くの宿を数件、値段調査してみた。初日の宿だし相場も分からないので2000ルピー(1400円)くらいのゲストハウスに決めた。


部屋は2~3部屋しかなくて、レストランとツアーデスクを兼業しているところだった。宿はきれいで快適って程ではなかったけど、蚊帳(かや)がついていてちゃんとしたベッドがあったので、まずまずだった。

※↓蚊帳はこんなもの

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ご飯を食べて、すぐ近くが海なのでビーチを求めて歩き始めた。

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続く、、


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