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2回目に読む本。

映画やドラマ・本を何回も読む人は多いと思う。

面白かったものや登場人物に魅力があると確かに見てしまう。

ぼくもあまり数は多くないが、映画や漫画で何回も見てしまうものがある。


その中でも、活字の本を2回目に読むと、確かな手ごたえを感じるときがある。特に、1回目読んだときにあまり共感できなかったり、理解できなかったもの。

はじめて読んだときには、本の世界を創った著者に自分が追いついていなかった。しばらく、時が経ってから読むと不思議なことに本の中の活字が、するする自分の中に入ってくる。流れ込んできた言葉たちが、自分の中に世界を積み上げる。そんな感覚が、気持ちよかった。


1回目に読んだときの自分と、2回目の自分のあいだに体験したことが、自分の中の一部をなにか変えているんだろう。それもまた少し嬉しい。

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