あなたは、壺の中に何を入れますか。
ひろゆきさん(2ちゃんねる開設者)も話していた「壺の中に何を詰めるか。」という小話がある。
ある大学の講義で教授が壺を持ってきて、壺の中にある物を入れる。
まずはじめに、石を敷き詰めて教授は生徒たちに聞く。「この壺は満杯か?」
生徒は「はい」と答える。教授は石の隙間に砂利を流し入れる。
次には教授は砂利をギリギリまで入れる。「この壺は満杯か?」生徒は「はい」と。
教授は砂利の隙間に砂を流し込む。
その次に教授は砂を隙間なく入れる。
「この壺は満杯か?」生徒は、今回は「いいや」と答える。
この話で教授が伝えたかったことは壺に何かを敷き詰めて一杯にしなさいということではない。大きな石を先に入れない限り、後で石を入れようと思った時には、もうその石は入らないということ。
壺を自分の人生に置き換えると教授からのメッセージが伝わってくる。
この話を聞いた当時はよくわからなかったけど、心に響いた記憶はある。
突然私的な話しになるが、基本的に僕は「ほしいほしい人間」だ。
あれもやりたい、これもやりたいと手を伸ばす(飽き性で実になる前に辞めることも多い)
もちろん、レストランで注文を決めるときも長丁場が多い気がする。一度シンキングゾーンに入ると中々決まらない(ので消去法で決めるときもある)。
食べ物に限らず、迷いだしたら、頭がぐるぐるして結局決められなくなるのだ。
ほしいほしいと欲望を掻き立てるだけあって、やる気はある。熱量は人より高め。
そういや、
仕事もプライベートも欲張りすぎて空回りしていることが多かったかもしれない。
何かを努力して一生懸命やることは、本当に大切なことだけど、そればかりに集中していると他が見えなくなる。
最近気づいたことは、捨てることの大切さ。
自分という壺の大きさは決まっている(大きくもできるけど、そうすぐにはできない)
その壺に入れないものを決める。何かを決断することは「何を断つか決める」こと。
自分の中にスペースが出来てこそ、そこに新しいものを、本当に自分が大切にしたいものを手に入れることができる。
きっとそう。この壺の話を心の片隅に置いておこう。
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