Next Seat , Different Life

一人ひとりの、星の数ほどある人生を
もっと覗いてみたい。

そんな衝動に駆られているのかもしれない。

ふと旅先や街ですれ違う人々を見て
この人はどんな毎日をおくってきたのか、
気になってしまう。

同じ教室で席を並べていた友人に、会うたびに「久しぶり」と言っている。

あの頃は「また明日！」って言ってたのに。

同じ部活で励ましあっていた友人と出会っても、別れるたびにお互い自分たちの生活に戻っていく。

あんなに一緒だったぼくたちが、
今はこんなに違った人生をおくっている。

なんだか不思議に思えて仕方がない。当たり前だけど、当たり前じゃない気がする。

あの学生時代の日々から今日までに、ぼくたちは、一体どんな選択を繰り返してきたんだろう。

まだ何にもなっていない自分。やりたい事が分からなくても、やるべき事に気づいていなくても、確かに時間は流れている。

ぼくは、もっと沢山の人々の毎日を見る旅に出る。