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『おかえりモネ』第5回 天気を読み、人の役に立てる
登米能だべ、石ノ森章太郎展初日だ! 東京からイケメン気象予報士・朝岡も来て盛り上がる登米です。ちょっと気になるのは、佐々木が咳をしていることかな。風邪ですかね。
朝岡は天気がわかる!
森林セラピーで朝岡が気象予報士の本領を発揮します。そのきっかけは、モネがあり得ないほど遠い場所にある、カフェのおばちゃんの声を聞いて笑ったこと。モネの耳が良い? そうでなくてこれは気圧の関係だと説明します。
これが本作のうまいところなのですが、説明がわかりやすいし、朝岡がドヤ顔でえらそうに語るわけでなく、わりと淡々と説明するところ。
朝岡は事務所に帰るまでの十分後に雨が降るとも予想します。そして事務所に帰ると、雨が降ってくる。
気象病ってなんだべ?
朝岡は人間の体だって気象を予測できると言います。それは「気象病」。体調が気圧の影響を受けて悪くなること。佐々木が咳き込むことも、気象病で花粉症が悪化しているからと説明します。
でも、佐々木はわからない。花粉症の典型的な発作とは違うし、森に勤めているし、半信半疑。でも、菅波が診察すると花粉症だとわかるのです。
ここがなかなかすごい。
気象病の概念を知る朝岡が説明したからこそ、佐々木の花粉症の原因がわかったのだから。
佐々木は登米能はもうだめだと電話しようとします。モネはそれを止めて、二時間後の天気はどうなるか聞きます。朝岡は雨は止むと断定しないけど、そうなるんじゃないかと予測する。午後四時、雨は止みました!
そして虹もかかっています。モネもうれしそう。さあ能だ、能だ!
サヤカも用意をしています。政宗遺訓を前に、キリっとした顔をしていて美しい。
晴れて能ができる!
ここで菅波は東京に帰る荷づくりをしています。モネが再来週には戻ってくるのに荷造りなのか、能を見ないのかと聞くと、読む論文や本があると返します。無愛想といえばそう。モネはなぜここに来たのかと問いかける。すると菅波は戸惑いつつ、何かあると思ったと返します。
一方で登米能開始! ひとびとが受け継いできたものがそこにはあります。そして、天気予報があればこその舞台です。
人に役立つことをしたいと思っていたモネ。彼女は興味をひかれ、かつ誰かの役に立つものを見出したようです。
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