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夏の日、徒然なるままに


日々の雑感や日記をまとめておくマガジンのタイトルを変えてみた。

これまでは、「きょうの空模様」というタイトルだった。大好きな小川糸さんの日記エッセイ『今日の空の色』を(勝手ながら)オマージュしたタイトル。あの本のように、日々のできごとをつらつら書いていけたらいいな、なんて思って。ところが、何の変哲もない毎日を繰り返している(それはそれで平穏でとても良いことではあるのだけど!)うちに、ぱたりと何も書かなくなってしまっていた。

noteを開くたび、何を書こうか頭をめぐらせる。
近況のこと?読んだ本の感想?創作のワンシーン?
悩んで悩んで悩んで、結局何も書かないまま。

書きたいのなら、日記でも思いつきでも何でもいい。このnoteを読んでいる人がどのくらいいるのかわからないのだから(数少ないであろう読者さん、ありがとうございます!)、自分にしかわからない文章であってもいい。兼好法師の『徒然草』のように、徒然なるままに書いてみたらいい。大切なのは、書きたい気持ち、書く意欲。

この悩んでいる時間のせいで、「書く」ということ自体へのハードルを上げているのかもしれない。今さら感も甚だしいが、そんなふうについさっき思い至った。

というわけで、まずはタイトルを変えることにした。新しいタイトルは「O.N.E」。何年か前に某飲料水とアーティストがコラボして、『徒然草』を再解釈する、というトリビュートがあった。「O.N.E」はわたしが好きなバンドがその時書き下ろした曲のタイトルである。(オマージュ再び)
今後はさらに、徒然なるままにいろいろ書き留めていきたい。



話は変わって。

話は変わって、と聞くと、くるりの『東京』を思い出す。「話は変わって今年の夏は暑くなさそう」という歌詞。その歌詞通り暑くなかった夏などは、ここ数年記憶にない。

梅雨が明けた途端、夏が本気を出してきた。
天気予報はよくチェックしているけれど、自分の住んでいるところは比較的マシなんだろうかと思ってしまうくらい全国的に暑い。連日37℃超えなんて、人間の大人でも微熱なのに、39℃とか!インフルエンザ並の熱が周囲を漂っているのか……と、考えるだけでもげっそりしている(この喩えが正しいのかはよくわからないけれど)。カフェインを控えたい気持ちはあるものの、最近はもっぱらアイスコーヒーばかり飲んでしまう。夏のアイスコーヒーは一際おいしい。

暑い日の悩みといえば、汗。
新陳代謝が高いと言えば聞こえは良いけれど、周りの人は皆涼しげなのに、一人だけびっしょり汗をかいていることが多くて恥ずかしい。これを書いている今も汗だく。

同じ汗なのに、高校球児たちの汗はどうしてあんなにも輝かしいのか。ちょうどさっきまで、甲子園地方大会の決勝が行われていた。中継からもわかる灼熱のグラウンドの上、1点差のまま9回2アウトからの劇的サヨナラタイムリーで勝負が決まった。勝った方も負けた方も泣いていた。「暑い」ではなく、「熱い」という言葉の方が似合う試合だった。
しかしながら皆今にも暑さにやられそうだったので、甲子園の頃は試合しやすいくらいの気候になっていたらいいのに、と思ったりもした。

こんなに散々言っているけれど、いざ夏が終わる頃になるとどうしてか寂しい気持ちが募るのは、相当な天邪鬼なんだろうか。

まとまりが良い気がするので、今日はこのへんでおしまい。夏の本も何冊か読んでいるので、その感想についても書きたい。