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【漫画】全てのクリエイターへ捧げる『Re:CREATORS』は逆召喚が圧倒的に面白い(1巻)その2~登場人物~

こんにちは、ごみくずです。
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宣伝等の無為なコメントを避ける為にコメントのみ有料としているので、安心して読んでいただければ幸甚です。

今回も前回に引き続き『Re:CREATORS』を、主に登場人物に焦点を当てて紹介します。果たして5,000文字以内で済むのか(笑)。

それでは見ていきましょう。

第十七回目は引き続き『Re:CREATORS』(1巻)。登場人物のご紹介

【漫画版】

【アニメ版】

【個人的な評価】
※5段階評価で普通が3。数字が少ない程低評価。
なお、エログロ評価は低い方が安心安全です。
評価★5
エロ★1
グロ★2 (グロというより戦闘シーンがあります)

上記の評価は定型で入れているので前回のその1と変わりません。

前回は冒頭の導入部から、被造物たちを現界させた不敵な『軍服の姫君』と、彼女の大事な事を隠した言動と、笑みから零れる恨みを直感的に拒絶し袂を分かった女騎士『セレジア』、そして現界の現場にいたオタク高校生の『颯太』に焦点を当てました。(そして1万文字以上を3分割した筈なのに、文字が増えて5,000文字を超えました(笑))

『軍服の姫君』とセレジアについては既に紹介しましたので、前回の続きの流れから、そのほかの被造物と、彼らの創作者である「創造主」を紹介していきます。

この物語は、キャラクターが現界して現実世界の人間たちと物語を紡ぐだけでは無く、創作者である「創造主」との確執と結束、そして他の作品では言及も深堀もされていなかった、もう一つの登場人物と目線が触れられて明確化されていきます。その肝心な部分の解説はその後の巻で言及するとして、「被造物」の紹介と解説に移ります。

なお、前回の作品紹介と解説はこちらとなりますので、まだお読みでない方は参考までに読んでみてください。

『軍服の姫君』に現界させられた「被造物」たち

今後物語を追っていくポイントとして、物語世界の人物を現界させて「物語世界の改変」の提案と同道を求める『軍服の姫君』に対し、同道するか、敵対するか、傍観もしくは双方に敵対するか、という主に3つの立ち位置を被造物が選択し、其々が対立し、時には心変わりしながら物語を回していきます。

なお、当巻末に登場する弥勒寺については次回解説します。

さて、前回は『軍服の姫君』と『セレジア』が対峙し、セレジアが『軍服の姫君』の勧誘を断る場面まで辿っていきました。

出会った当初は、セレジアは『軍服の姫君』を「アヴァロン・ブリゲードの魔導士」と認識します。それもその筈で、セレジアの物語世界の中でセレジアの専用機『フォーゲルシュバリエ』の操縦中に突然立ちはだかった訳ですから。

しかも人間なのに精霊機の攻撃が歯が立たないという強者。
今までの敵が使える波動詠唱には転移能力が無かった為一時は混乱しましたが、『軍服の姫君』は「アヴァロン・ブリゲードの魔導士である」という仮説に至ったのでしょう。

その問答からセレジアと『軍服の姫君』は戦闘となりますが、セレジアの場合生身の状態での戦闘は、空を飛べる事以外は標準的な騎士としての撃剣での攻撃しかできません。

無数のサーベルを射出し遠隔攻撃できる『軍服の姫君』相手では分が悪く、懐に潜り込んでも背後に迫るサーベルにロックオンされ危機到来。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

今思い起こせば、『軍服の姫君』はこの時点でセレジアを亡き者にしようとしていたのかどうか、気になる点ではあります。

そして窮地のセレジアの背後を守った女性は『メテオラ』という魔法使い風の少女でした。

メテオラ・エスターライヒ

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

スタンドアローン型のRPGゲーム『追憶のアヴァルケン』の世界から現界した、ラスト・テーブルランドの最果てにある、「万理の図書館」クンスト・ヴンダーカンマーの司書。ゲーム内では最終局面で勇者(プレイヤー)を導く「万理の探究者」と呼ばれていました。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

見た目は小柄な少女ですが、年齢不詳。
アニメ版では変化に乏しい表情と冷静で抑揚のない話し方で分析と戦略戦術を指示しつつ、そして唐突にダジャレをいうという、掴み処の無い人物でした。
ただし、相手からの過度の親し気な態度は苦手です。

戦闘より頭脳に強み

戦闘については防御魔法が使えますが、攻撃系の魔法や物理攻撃は持ち合わせておりません。その為、単体での攻撃力は脆弱で、その弱点を補うために自衛隊のミサイルを強奪して利用していました。
なお、修復魔法も使えるらしいのですが、現実世界では効果が発動しませんでした。

しかし彼女の強みは「万理の探究者」の二つ名の通り、戦闘よりも豊富な知識量と洞察力、そして思考力であり、手に持った魔導書により早々に現実世界を把握し、物語の序盤から『軍服の姫君』の言葉の信憑性と、重要な真意を隠している不審さを認識していました。

実は「最初に現界した被造物」

そして彼女は時系列的に、『軍服の姫君』から最初に現界させられた被造物です。『軍服の姫君』の言葉から察するに、メテオラも物語世界の改変の為の同道を提案されていますが、メテオラは同道しませんでした。

『軍服の姫君』の提案に確証が持てなかったからですが、どうやら余計な事や核心に迫る内容は言わず「まず創造主に逢いたい」と言って明確な回答を保留にしたようです。

「強い拒否」であれば戦闘になる筈で、その場合メテオラは生きていないでしょうし、冷静で知性のある彼女が無駄に敵を創るような事はしない筈、という所からの推測ですが。

現時点の立場は「保留・傍観」

その後、セレジアと行動を共にし、颯太と情報交換しながら、自身の創造主と対面を経て元いた世界に戻ろうとしており、現時点ではまず創造主の手がかりを探していますが、『軍服の姫君』と袂を分かったセレジアのように、明確に自分の立ち位置を表明しません。寡黙で穏やかな彼女ですが、本心では何を想っているのか。

ただ、『軍服の姫君』のサーベルをミサイルで打ち払った事で、『軍服の姫君』にはいずれにせよ同道しない、という意思表示をした形となりました。

また、彼女は勇者ではありませんので主人公ではないのですが、ゲーム本編のクリア前にある最期のセーブポイントにいて、司書という立場によって訪れた勇者に必要な知識を授けるという、プレイヤーにとってとても印象的な役割を与えられていました。「主人公でもそのパートナーでもないのに現界した」という事実についても、『現界』の謎に迫る今後の物語のキーポイントでもあります。


【推測】メテオラの「抑揚のなさ」の理由

なお、既に公式が指摘、もしくはどなたかが考察しているかもしれませんが、個人的な考察として、メテオラの抑揚のない表情と話し方は、ゲーム内の情報量の影響もあるのではないか、と考えています。
最初から、知性溢れる故寡黙で落ち着いた女性として「設定」され、そのように表現されたのかも知れませんが、どちらかというと、人間の感情描写を差し込む部分が少なかった為ではないか?という推測です。

作中明言されていませんが、漫画版の説明から察するに、ゲーム中マップ画面では2頭身キャラとして描かれている可能性もあり、「印象的で心に残る台詞をプレイヤーに残した登場人物」だったとはいえ、ゲーム内の登場シーンも「万理の図書館」のみで、場面の限定された汎用性の無い登場人物故、「喜怒哀楽」の表情を取り込む必要も余地もそもそも無かった。その為無表情になったのではないでしょうか?

話し方の「抑揚」にしても、もしかしたら台詞に声優の音声を充てていなかったか、音声が有っても情報量が少なかった可能性もあり、そういう所が影響しているのかも知れません。

知的で誠実、弁も立ちますが、喜怒哀楽の人格部分には硬さが残る、という印象です。

メテオラ本人も「人の機微に疎い」と自覚しており、その感受性の理由が、最果ての地で司書をしていた環境と職業のせいなのか、感情を深堀できないゲームという世界が基因するのかは、一考の価値はありそうです。

ただ、ゲーム画面を見るに、コンテンツの対象年齢がハイティーンで、上は制限なく、下限で12歳位でも楽しめるように感じますので、ゲームの世界観やそれにまつわる人間性の描写、そしてその世界での体験による人情
などは割とリアルかつ表情豊かに作り込まれていると思われます。

煌樹 まみか

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

女児向けアニメ『マジカルスレイヤー・まみか』の主人公です。
「煌樹」は「きらめき」と読みます。年齢は10歳から13歳位に見えますがどうでしょうか。
彼女の居た物語世界は現代の日本とほぼ同様です。
何故「ほぼ」か、という理由は次回解説します。

作風はタイトル通り、「女児向け魔法少女物」
経緯は分かりませんが、「永遠の国」の妖精『ミリミリ』から力を授かりました。
そして、作中での彼女の使命もしくは目的は「微笑みの力を奪うアクマリンを倒すこと」です。

なお、従来の魔法少女作品のように、同じ魔法少女の仲間がいるかは作中明確に言及されていません。
しかしながら、魔法少女である事を「クラスのみんなには内緒」にしていて欲しいまみか本人が、元いた世界にいる「お友達」の存在に触れ、「お友達に誇れる自分でいたい」と言っているので、共に戦う仲間がいるのかもしれません。

見た目に似合わず大味な攻撃力

空を飛ぶことができ、攻撃手段は、「マジカル・スプラッシュ・フレアー」というハート型の衝撃弾を魔法のステッキから発射します。この魔法が強力で、最大出力で発射すれば広範囲を消滅させる事も可能。そして火力を調整し相手の攻撃に当てる事で防御にも使えます。
ただ、ステッキについては、使い過ぎる事により何かしらの制約がある、という事がまみか本人から言及されています。砕けるのか消滅するのか、そういう類の様です。

他にも魔法を使えるようなのですが、攻撃に於いては基本的にハート射出技がメインです。

現時点の立場は「『軍服の姫君』陣営」

現在は『軍服の姫君』の言う「物語世界の改変」に同意しています。
つまり『軍服の姫君』の陣営
です。
まみかは『軍服の姫君』と袂を分かったセレジア達の説得にやってきます。
ただ、これも『軍服の姫君』の策謀でしょう。理由はこの先の巻で把握できますのでアニメ版か漫画版で確認してみてください。


【推測】尊い程純粋で単純明快な世界から来た少女

ここからは推測ですが、上記の情報から考察するに、作品の対象年齢は3歳から10歳位ではないでしょうか?作中でもまみかは5歳前後の子供達に大人気でした。

ただ、女児だけでなく全年齢に人気があるため、我々の世界で言えば『アンパンマン』のようなテーマの作品で、「人々の微笑みを守る」という大義名分のもと、単純明快な勧善懲悪を基調とつつ、その中で仲間の大切さ、友情、友愛、隣人愛、互助、無私の献身、困難に遭遇しても諦めない気持ち、罪を憎んで人を憎まず、等々の純粋無垢なメッセージを込め、最終的に平和な日常に戻り一話完結を繰り返す作品なのかもしれません。

私は魔法少女物をあまり見た事がないので分かりませんが、魔法少女ということであれば『プリキュア』や『セーラームーン』もこれに似た話かな?という気はしています(セーラームーンには「死」の概念があったようですが)。

ちなみに、私が何話か見た事がある魔法少女の物語は『魔法使いサリー』か『魔女っ子メグ』か『ひみつのアッコちゃん』か『クリーミーマミ』か『ミンキーモモ』か『魔法少女まどか☆マギカ』位しか分からないので『プリキュア』が適切かは分かりません…。しかも『まどか☆マギカ』以外は、何となくテレビで放送されているのを見ただけ、という程度ですので、「魔法少女物」についての解説としては足りない部分があると思われます。
その辺りは、詳しい方が補完しながら視聴いただければ幸甚です。

『アンパンマン』のような「暴力で解決できる世界」

まみかの居た物語世界は「女児向け、幼児向け」の作品ですので、衝撃による物質の破損、暴力による「死」や「苦痛」、そして「身体を傷つけると流血する」という概念は根底にあったとしても、暴力による流血や死は作中では起らず、痛みも耐えうるもので体の一部が欠損するような事が無いのかもしれません。実際にそのようなシーンがあります。

そして、推測される物語構成は、敵対する『アクマリン』が悪事を行い人々の微笑みの力を奪い、人々が笑わなくなる。「永遠の国」にも何かしら悪影響が発生する。その悪事に対して、まみか(とお友達たち)が魔法攻撃で撃退。『アクマリン』は逃げていき、人々に微笑みが戻る。その光景に、まみか(たち)は達成感と安堵感、そして承認欲求を満たされ、充足して一件落着する。その様式を毎週繰り返す…、というフォーマットなのではないでしょうか。

現界時に子供の扱いや裁き方が大分慣れていたので、物語世界でも魔法少女の姿で子供達に触れていたのかもしれません。被害の中心は子供達、という想像も湧きます。

上記は幼児向け、女児向けの王道展開ですが、その推測も恐らく遠からずだと思います。その為、物語の様式に沿っているだけのまみかはその物語世界の価値観に於いて特段悪い事をしていないのですが、しかしこれを現実世界に当てはめたらどうでしょうか?正義を行う個人の想いによる破壊と暴力によって相手を屈服させ、時には謝罪させ、毎度伸びてくる植木の枝葉を剪定するだけのようなその場限りの問題解決をし、満足感を得る。

彼女は後に、この事で悩む事となります。

『メテオラ』が現界第一号なのには意図がある?

さて、先般触れました「メテオラが現界第一号」な点についての考察です。

『軍服の姫君』はメテオラと再会した際に、「自分と同様に、現在のメテオラには「駒」が足りていない」と、違和感のある言葉を残しその場から立ち去ります。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

つまり『軍服の姫君』は、メテオラの事を「自分の対抗勢力を率いる人物」として認識している、という事になります。登場当初の被造物が少ない段階で。

ということは、争乱を望んでいる『軍服の姫君』は、メテオラが自分に敵対し、打倒の為のシナリオを描き行動を起こす事に期待している、という見方もできますし、一見拘りのなさそうな現界の順番も、『軍服の姫君』の意図する結末を目指すストーリーに則っているのではないか?という仮説が成り立つという、この一瞬でかなりの情報量が込められています。

しかし当のメテオラは、『軍服の姫君』の提案には重大な情報が抜けている事を察知し、その場では同道を断り、自分の居た物語世界の創造主に逢い、この世界と共に見極めようとしています。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

理知的で感情を表に出さない彼女ですが、自身とその世界の苦しみが誰かの造り物だと分かったら、どう思うでしょうか?

万理の図書館を訪れた勇者に、世界を救ってほしいと願い送り出した彼女がどういう心境かは想像に難くありません。
勇者はプレイヤーだけでなく、その前にも最終ボスに挑み散ったものもいるかもしれません。

魔導書により世界の真理を読み解く力がある彼女の場合、この現実世界も俯瞰した視座で見る事ができますので、元いた世界の改変や創造主への意趣返しよりも、創造主に実際に面会して会話をし、自分たちを生み出したこの世界の価値を確かめたいのかもしれません。

いずれにしても、この先、メテオラ自身からその想いは語られる事となります。このシーンがまた見所です。

創造主たち

セレジアやメテオラを始め、現界した被造物たちは、『軍服の姫君』から「自分の居た世界はこの世界の『創造主』が作った演目であり、自分や自分の居た世界の苦痛や災難は娯楽だった」という事、そして、「創造主たちに自分の居た世界を自分の思うように改変させれば、自分のいた世界のあらゆる問題が解決する」と言われ、その信憑性はともかく、其々が『創造主』に興味を持ちます。

それはセレジアやメテオラも例外ではなく、特にメテオラは自身の抱く心境や物語改変についての仮説の検証も含め創造主に逢いたいと思っています。

Re:CREATORSは、被造物同士の戦いで終わらず、もう一つの視点『創造主』の目線からも物語を進めます。創造主が物語に隠れず、創造主の協力が無いと話が進まない。当に「メタ・フィクション」要素もこの作品の見所の一つです。

その創造主、1巻では一人登場します。

セレジアとメテオラは、颯太の強力の元、セレジアの創造主の一人であるラノベ作家の『松原崇』に当てを付け、接触を試みます。

松原 崇

ラノベ作家で、セレジアの登場する『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の原作者です。つまりは、セレジアの創造主です。「生みの親」といった方がしっくりくるかもしれません。

本名は「大沢武志(おおさわ たけし)」といい、年齢は38歳。
デビュー作は『魔法使いは再び微睡(まどろ)む』。
デビュー作やフォーゲルシュバリエの題名を見るに、作風は剣と魔法のファンタジー作品が多いようですが、所謂「なろう系」のような焼き直しを続ける作品というよりは、繊細で独特な作風の印象を受けます。

外見は…というと、前頭部が少し禿げあがっている以外は、至って標準的な38歳。作家と言われない限りはそれとは分からない雰囲気です。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用
この後の誘い出しのメールが面白すぎるんですが、誰が考えたのでしょうかね?
メテオラ?颯太?

性格は、メテオラの分析によると「無節操で好奇心旺盛なタイプ」
つまり「明るいアクティブスケベ」という事かも知れませんが、「創造主と被造物の対面と、物語の改変による作用」を検証したいメテオラにより、その性格を利用され、セレジアお色気作戦の罠にまんまと嵌ります(そのメール本文がまた面白いのですが)。

その為か、1巻での松原は、ちょっと頼りない只のスケベなおじさんです。

『Re:CREATORS』(広江礼威/加瀬大輝/あおきえい/小学館/アニプレックス)第1巻より引用

ただ、この松原氏、実は創造主の中では人気ナンバーワンであり、創作に関しては熱血ともいえる程熱い漢で、セレジアに対する親のような愛情に心打たれます。そして好奇心旺盛で外交的な性格もあって、他の創造主を牽引し、他の被造物たちとも巧くやっていきます。

松原の魅力、もうこればかりはこの先を読んでもらって、自ら感じ、体験して頂くしかありません。彼もこの物語の主人公の一人と言えるでしょう。
セレジアの人格とその魅力は彼の魂の発露ですから、それは彼の魂が魅力的な故、と言えるかもしれません。


以上、1巻その2~登場人物編~をお送りしました。
また長くなってしまい、颯太の分は次回に回す事にしました。
実は、あの颯太こそこの物語で大事な人物なのです。
『Re:CREATORS』だけに

それまでに、まだ作品を鑑賞されていない方は、下記のリンクでこの世界感を体験してみてください。面白いですよこの作品。

【漫画版】

【アニメ版】

今回もここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
また随分文字数が増えてしまいましたが、仕方ありません。
次回は、被造物がこの世界に現界した事で驚いた事など、世界観に関わることを中心に書いていきますので、次もお読みいただけますと幸甚です。

それでは良い一日を。

なお、コメントだけ有料にさせていただきます。

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