ADHDは芸術とは無縁の存在

ADHDの人間はブログや日記を書くのは苦手なんじゃないか?と思う。

ただでさえ1つの事柄を思考し続けるのが難しい上に、文章という形で他人に伝わるように表現を考えると一瞬で脳のリソースが枯渇する。

書くことが好きならば別だが、表現に興味がない性格の場合は苦痛の所行であろう。

表現とは、自分と向き合い、分析することからスタートする。

集中できない人間は、自己分析も苦手なのではなかろうか。

自己分析ができていない人間は、自分の軸を知らない、自分とは何者かを語れない。

「左ききのエレン」という大好きな漫画の中の登場人物であるデザイナーは言っていた。

「ものづくりとは究極の自己分析である。」

芸術とは、作品とは、表現とは何かを考えさせられる物語だ。

何か作品を世に出そうとするときに、何を伝えたいのか、どうして作るのか、そのモチベーションはどこからくるのか、制作途中で心が折れそうな時はどうするのか。徹底的に自分と向き合い、深く自分の内面に入っていく。

その一連の苦悩や表現欲が形になったものを「芸術」と呼ぶのだと自分は思っている。

ADHDであり、集中力が外部の刺激にとことん弱く、そうでなくても直前まで考えていることが蒸発しがちな自分にとって、これは一番苦手な作業であると感じる。

この文章も思いついたことを次々に書き留めているだけであり、言うまでもなく「芸術」とは無縁の表現である。

結論、自分がこれを読んでいる人に問いたいのは、集中力がないのに自己分析できる人は存在するのだろうか、ということである(文字どおり「質問」している)。

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