麻雀秘技㉑『秋の味覚サンマ』
今まで、四人打ち麻雀を念頭に麻雀秘技をつらつら書いていたが、
私はどちらかというと、三人麻雀が好きなのだ。
三人麻雀のことを、「サンマ」というので、麻雀秘技タイトル『秋の味覚』とさせていただいた。
まぁどうでもよいがw
私の住んでいる関西ではサンマがかなりお盛んである。
せっかちな関西人に合っているのだろうか。
しかしだ・・・・
四人麻雀がメインの打ち手でも、三人麻雀(サンマ)は絶対打つべきだ。
※四人打ちは「四麻(ヨンマ)」ともいう。
サンマはスジや、壁、ワンチャンスが通用しないシーンも多々ある。
捨て牌だけ素直に読んで闘うと大体負ける。
四人麻雀の感覚で打つと、ヒッカケにも引っ掛かりまくり、結果放銃マシーンになってしまうのだ。
サンマは「二色」 + 「字牌」だ。
※萬子の一九含む。
三色同順、三色同刻(萬子の一九除く)
これは無くなる。
そして
「一色手」か「対子系」もしくは「タンピン系」という大まかに3つの場への偏りができやすい。
要するに四人麻雀より複雑さが緩和されて場の流れがわかりやすいということだ。
また、喰いタンなし、アトヅケなしというルールも多いので、そのあたりを加味するともっと絞られてくる。
ということで、サンマを打つ上で、対子場であるとか順子場であるとか、大物手(役満)の匂いなど場の空気を感じるのは最低の基本事項なのだ。
意外とそれすら気づけていない者も多いが。
それを踏まえたうえで・・・
ここだ!
私は発見した!
麻雀秘技を!!
サンマは捨て牌や副露牌だけでなく、他家の牌の並び、ツモ切りか手出しか、相手の微妙な雰囲気の変化など、場に公開されている情報以外のことに関して、四人麻雀以上に集中する必要がある。
その中で、最も重要なものがある。
それは!!
牌山!!!凸凸凸
である。
ここの読みが鋭くなれば、サンマは結構勝率が上がるのだ。
昔の記事にも少し書いたことがあるが、場に見えている牌が多いと、山の牌は何が残っているかがある程度判る。
サンマはもともと牌総数も少ないし、鳴く人も結構いるので、残り山の牌が自然と絞り込まれてくる。
これに加え、敵の手牌の配置(ツモ切りか手出しか等も含め)をしっかりと記憶することができれば、放銃する危険牌は、もう数えるほどしか残らなくなるという仕組みだ。
なので、捨て牌のスジなどの読みはそこそこに、
「敵の手役 + 残りの牌山」
こちらをより注視して感覚を磨けばよいのだ。
ちなみにこのような感覚を身に付けている猛者がサンマに集まると、「ツモリ合戦」になることが多い。
強者同士のサンマと、中堅同士のサンマはゲーム内容が割と違う。
強者は、基本的に場の雰囲気や読みテクニックはもちろん身に付けている。その上でいかにツモアガリしやすい牌で待つかという打ち方に重点が行く。
中堅同士だと、とりあえず鳴いて早くテンパイ・即リーチ、または手が大きければダマでこっそり・・・などオーソドックスだ感じだ。
なるべく早アガリ・高い手づくりをすることに意識が行く。
「配牌イイの来い!」「残り一枚でもサンマはアガれる!」などと言っているのはだいたい初級~中堅どころだ。
もちろん強者でも、時と場合によっては、早上がり、安上がりはすることもあるが、ツモアガリできるチャンスの方を優先させる傾向にある。
例えば
ドラと、ダブ東のシャボ待ちだが、後付けなしなのでダマテン「東」で当たれない。
かといってリーチすれば、ドラは出にくいし、親に対して東は出にくくなる。さらに東を他家に持たれていたらアウトだ。
とはいえど、このシャボ待ちリーチでアガれれば、跳満以上が期待できる。
こんな時「7索」が来たらどうするかということだ。
それは!
迷うことなく「ドラ8索」切りリーチだ!!
(っ´∀`)╮ =͟͟͞͞ ⊂●⊃
ツモアガリできると踏んで、3-6-9の3面待ち。
これしかない!赤ドラあるし、ツモれば満貫だ。
そしてここで最も重要なことがある。
それは!!
「迷うことなく」
ということだ!
ここで迷ってひと呼吸置いてから「8索」を切ると、強者には「その周辺が当たりかな?」と余裕で気づかれてしまう。
「ドラ8索」は完全に1枚浮いてたから捨てたという体裁で即切りリーチしないといけない。
もう数順手前から「8索」を手牌の右端に置いておくのもアリだ!
また他にも、カンチャンやペンチャン待ちだが、おそらく山に潜んでいるなと読んだ場合は、手変わりを待たずして「迷うことなく」テンパイ即リーチだ。
迷って切った瞬間「待ちが悪いのか? ヒッカケかな?」などとすぐ読まれてしまう! まして1巡待ってのツモきりリーチなど論外だ!
ここで凡人は、「ツモアガる予定だから手牌は別に読まれてもいいじゃないか」などと思うだろうが、サンマ猛者をなめてはいけない。
まずロンアガリはほぼ期待できなくなるうえ、自分のツモ順を鳴きでずらされたり、安そうな他家に差し込んで場を流したりと信じられない動きをするのだ。(;´Д`)
なので、捨て牌選択で迷わないというクセも牌山読みと合わせて絶対に身に付ける必要がある!
もちろん高い手でアガるに越したことはないが、麻雀はその1局だけではない。
いかに確実に多くツモアガリして他の二人の点数を減らすかという方に目を向けたほうが結果トータルとして勝つことが増える。(実践上)
そう、それは
昔に流行ったブー麻雀みたいな感覚と似てるかも・・・。
※ブー麻雀を知らない人はネットで検索だ!
二人をハコ下にするのが目的の、スピーディーな麻雀だ!
このようにサンマを日々研究して打っている雀士は、四人麻雀しかやったことない人間より感覚が少し研ぎ澄まされているように思う。
行くところは行く、手を安くしてもアガリに向かう、速攻ベタオリなどの判断精度が高い。
四人麻雀でもひたすら親連荘しまくる人間は、サンマ強者の可能性が高い。
※自社調べ
サンマは『大物手が出来やすい、ゲームが早くておもしろい』といったエンターテイメント性があるが、そこからまた一歩進み、己の麻雀力を鍛えるという目的で色んなことに集中しながら打ってみてはどうだろうか。
しかしだ!!!
ちょっとだけ補足がある!!
・・・・先ほどのこちらの手だが、
「8索」切って3面待ちにしたのに、次順に「東」を一発で引いてきて親倍満を逃してしまうのが私だということには触れないでほしい。
ソンナバカナ(ノ`Д´)ノ彡「東」
そーゆーこともたまにある!
麻雀に絶対はない!!!
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
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