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農耕文化の中に狩猟採集文化の可能性を感じる。「共生と分有のトポス〜公共空間における潜在的コモンズとその連環デザイン」に参加して

2022年7月3日。研修生として参加した「共生と分有のトポス~公共空間における潜在的コモンズとその連環デザイン」のガイダンスが行われた。分有と包摂、上下並列、そのほか、社会のつながり、のようなものの関係性を探るような、実験的なプロジェクトになりそう。

進行として運営は存在するものの、プログラムの主軸となるアウトプットは、参加者に委ねるイエス ノーチャートのような進行になりそうで、好奇心をくすぐられた。

まずは、宿題という「現在の悩み、相談ごと」の書き出し、提出がある。この宿題から共通する課題のようなものを見つけて、アウトプットの方向性を決めるのだと思う。
もしかしたら、集団としては大きく括らず、個別の事案として、それぞれでなんらかの成果物を提出するのかもしれない。

それすらわからないところが、面白い。

狩猟採集文化の思考が必要かもしれない

まるで、農地を納める者から仕事と報酬をもらうような農耕文化的なプロジェクトではなく社会の中で必要なものを見つけ出し、取りに行くような狩猟採集文化的なプロジェクトになるのかもしれない。

農耕文化と狩猟採集文化が同居するような社会の可能性を探り、人と人、人と自然、自然と自然の関係をどのように築いていけるのか、考える良い機会になりそうな気がした。

別のプロジェクトでも同じような進行で物事が進んでいきそうなのだけれど、流行っているというわけではなく、必然とこのスタイルから、社会の関係性構築を思索しているのだと思う。

共生と分有のトポス~公共空間における潜在的コモンズとその連環デザイン

text・photo / Naoyuki Nakagawa
hp / https://510kuras.jp/


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