ワキ毛と青春の短編flashアニメ限定公開『こんぷれっくす×コンプレックス』が愛おしすぎるぞォー！
これは、監督ふくだみゆきさん（@miyukifukuda）の性癖である。
※ネタバレあり※
2018年9月10日、新宿Ｋ's cinemaの舞台挨拶で「わたし自身がそういうの好きっていうのもあるんですけど」と、もらしちゃったからまちがいない。みゆきは男のワキ気が生えてるあのかんじがすきなのだ（なんかもう、その情報だけでムーディに呼び捨てしたくなる。福山雅治さんの声色で）。
すごくまどろっこしいが、ポン！デミックな映画『カメラを止めるな！』監督の上田慎一郎さんが schoo（スクー）の『失敗楽』で９月５日のゲストに呼ばれてるというので、番組の放送当日すべり込みで六本木ヒルズのTOHOシネマまでおもむき鑑賞をしてから生放送にアクセスしたところ、
「失敗していこう、経験していこう、まず撮れ。失敗しないことが最大の失敗くらいにおもって人生たのしめ。ただ、家に帰って手当てをしてくれるナイチンゲール的なひとがいるのは、おっきいゾ」
などと、失敗談を語りながらも節々で奥さんのノロケを口走っているのをきいて、あぁきっと奥さんすんごくいい女なんだろうな、とはおもってた。……そして、上田監督がずいぶん昔からblogとかTwitterでその日あったことを書き残す習慣があるっぽいのがわかり、じゃあフォローしとこうかなっておもったわけ。そうこうしていたら、まず、
映画ナタリーあたりのリツイートで流れてきた上映15分のちんかめ映画『CRYNG FREE SEX /クライングフリーセックス』のビジュアルをみて、「合アレンの霊圧（存在感）がすごい」（一発あす観にイくしかねえ）ってなった矢先、上映する映画館の公式サイトをながめていたらワキ毛と青春の短編Flashアニメ『こんぷれっくす×コンプレックス』ってのを発見。
２作品の上映時刻をみると抱き合わせ的な感覚ですぐに観れるんだな……とわかり、どうしようか迷っていたら『カメ止め』上田監督が『こんぷコンプ』のリツイート！ふきだしの文字を流してフーン、おすすめなんだな～、くらいにおもってたら……、
『こんぷコンプ』監督が、まさかの「カメ止め監督 上田慎一郎の妻」だとわかり、なんにも知らないわたしはエーッまじか！と。
schoo（スクー）の『失敗楽』で、「ぼくがどんなに失敗をしても笑って受け止めてくれるひと。その存在はすごく大きい」と、上田監督からいわれてたあの人が今！ここ！なう！……館内の観客席でカメラ撮影をフライングするくらい興奮した、申し訳ない。
「こんぷコンプが毎日映画コンクールでアニメーション映画賞を受賞して、わたしのほうが夫よりも先に売れるとばかりおもってたんですけどね」って、毒舌ではなくschoo視聴者なら「でしょうね」で片付く逸話を語っていて、でも結局「生のおしりが超かわいい」ってノロケ（なのか？）てて、めっちゃいい夫婦じゃんって。
……それで、肝心のFlashアニメ『こんぷれっくす×コンプレックス』の感想は、「もう一度観たい！というよりDVDで手元に置いてスキなときいつでもリピートできるようにしておきたい」が正解。声だけ先に録音して、それに合わせてアニメをつくるプレスコ手法を採用しただけあって、しゃべってる雰囲気が心底生々しい。あとになって、噛んだセリフやアドリブを取り入れたって知り、「いやマジそこがよくてさァ！」ってツウぶりたくなるほど。冗談抜きで声だけをラジオ感覚で流してもふたりのかけあいにわらってしまいそうな、『聴きアニメ』な一面もある。
はるかぜちゃんこと春名風花さんから引用リプライが届いてフレンドリーさに驚いたのだけど、それ以上にわたしアニメのエンディングロールで彼女の配役を知って、「は？？ うっそだろ……小６当時であんな雰囲気をだせちゃうの？？？」って心臓ぶち抜かれた。もうなんか、ほんとは演技じゃなかったでしょ、台本なかったんでしょ、ぜんぶマジでしょっていいたくなるくらい彼氏のいる女子中学生（主人公の同級生）やってて驚いた。ずっと、あのまんまでいてほしい。ずっと両想いの彼のこと語っててほしい。
上の写真（左）の先生役 岡田昌宜さん（@okadamasataka）もイイわぁ。あの声がなかったら、ひたっすらクラスの男子のワキ気を注視する主人公の浸りっぷりはでなかったとおもう。生徒を相手にすんごいはっきりでっかい声であれこれ説明するんだけど、どこか遠くのほうでシーンごと切り離されてるような一種のモブ感（ほめてる）。完全に情景に溶け込みながら観てるほうを次のカットまでちゃんとつれてってくれる秀逸なリード役だった。
そして、お母さん役の広江美奈さん（@hiroemina）については、おもわずツイートしてしまった。ハッシュタグで「#こんぷコンプ」を追うと、似た意見を持つひとがいたからやっぱりそうなんだとおもう。声だけじゃなくて本人がうごいてるところも観たい。
お父さん役の武田直人さん（＠10nao25）がイカしてて、あぁー！それ！そのセリフいってみたいけどほんとはいいたくないパパ願望男子めっちゃいるんじゃないですかァー！とかおもいながら、あの一瞬でむちゃくちゃ笑わされた。パパもなかまに入れてあげようぜ。
お姉ちゃん役の山口遥さん（@pucchin_haruka）は、お風呂場のとびらに張り付いて、あれドラマ名だったのかアニメ名だったのか聞き取れなかったなあ。すごくなかよしなんだろうなってあのやりとりだけでおもった。でも男の話をするほどじゃなくて、ちょっぴり失恋するラスト「くそがきッ」のあと、姉妹の関係性がすこし変わったりするのかもなぁなんて想像したり。もっと登場してほしかった。
ワキ毛が濃い男子生徒役の上妻成吾さん（@seigo_55）は、声だけ知っているオンラインゲーム上のともだちとトーンが似ていて、一瞬「んっ？？」ってなった。よくきいたらちがうんだけど、なまじビジュアルが分からないので、勝手にふしぎなきもちになっていた。音声の収録当時、高校生かー。Youtubeで公式CMが観れるんで、ワキ毛コンプレックスのあるマサトくんをおすそ分け。いやこれDVDほしいでしょうよ……。
主人公を演じた林奏絵（はやしかな絵/@ologonboby）さんは変顔がおもしろすぎるので愛情１本ファンのかたのリンクを貼らせてください。これ、本人がめっちゃかわいいからできるんだとおも…ぶっ……おもいｔ……ぶッ、（はっきりいえない）。ご本人のもぺたぺた。デュエルスタンバイっ！
ごめんすきすぎて変なことしてるとこ持ち上げちゃう……。愛おしいぞ、こんぷれんくす×コンプレックスーーー！！！