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生と死。家族。闘病。

父ははっきりいってサラリーマンでもないのに?(人に使われたくないという人間で、会社員以外の職種を選ぶ)
家にあまりいなかった。
父は子供に興味が持てない人なんじゃないかとか、自分に似た私にあまり可愛さを感じなかったんだろうとも思っていた。

勿論それ以外の嫌な思い出は無い。

暴力等全くない。ただ、家族愛が感じなかったというだけだ。
それに比べ母は周りの人間に愛を注ぐ事ができる人間で、誰からも愛された。

所で壮絶な苦しみの中、父は亡くなった。
癌なのですが、6年以上は生き何度も手術や放射線治療等おこなって。

手術での痛みは、私も何度も入院手術をして分かっていたのだが、放射線治療が他の部分も火傷をしたような激痛に苦しむとは、予想外であった。

肉体の痛さで苛まれている父の姿を看ているうちに、父が可哀想になっていった。

加えて変な噂をたてられ(違う人物の噂や作り話しを父や私達家族になすりつけた人間がいたのだ。詳しい理由は、違う頁で書きます)
精神的にまで打ちのめされて更に哀れに思いました。
私にはどうする事も出来なかった。

死の直前悪夢ばかりを見る父

決して私にとって理想的な父親とは思っていないが、私の父親である。

可哀想にという気持ちを今でも引きずっている。
日が経つほど、その思いは強くなる……。

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