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映画「怪物」感想では無くて推測による創作1

映画をただ、観たまんま楽しみたい普通の人達にとっては「わけがわからない映画」だったと思います。「マジカル・ガール」よりもはっきり言って観る人達に謎の部分を残したまま映画は唐突に終わった。
書いても仕方が無いし多分そんな事は脚本家にとっては余計な事だろう。

が、映画にあった台詞や場面をヒントに物語を考えてみた。

 伏見真木子(小学校校長)の身に起きた事

長男夫婦には可愛い子供(仮にシュウとする)がいた。長男夫婦は共働きでシュウの面倒が見れず学校の校長であり子供好きな親伏見真木子の元に預けていた。

 5月の日曜日、その日シュウは昼寝をしていた。
マキコ(急にカタカナになるけど校長)は、昼寝をしていたシュウを起こして言った
「買い物をしに行くからね。シュウ一緒に行こう」
「お菓子?行かないよ。嫌だよお菓子泥棒が来るんだよ」
マキコはまだシュウは寝ぼけているんだなと思いながらシュウの身支度をさせた。


短時間で着く場所や普段買い物をする時にマキコが車の運転をしていたがその日は肩が痛くて運転をするのに適さないと思った。
(音楽室で重い物を昨日運んでいてなったのかしら。私もトシよね…)
「あなた、運転お願いします」
「ああ…」
夫も教職員だったが、退職してからは家に入っていた。

いつもの通りに近くのスーパーに行って帰るはずだった。
スーパーの前では数人の小さな子ども達が走り回っていた。
親が誰も見ていない。
(危ないわね…)とマキコは思った。

マキコはシュウを車から降ろした。
スーパーの前ではこどもの日のお祭りコーナーが外にも出ていた。子供達の好きなキャラクターのついたお菓子もあった。

「シュウ、お菓子を買ってあげるから」
その時にシュウが笑いながら
「やだよ〜!だって、だってね〜!」
と言ってマキコの手を離し走り出した。

その時にマキコの夫は、子供達が危ないので
車をスーパーの裏手の駐車場に停まらせようと考えてまたゆっくりと走らせていた。

夫はスーパーの前で笑いながら走り回っている子ども達を軽く避け、方向転換をした先にいきなりシュウが飛び出した。

「あなた!」
マキコは叫んだが
その時に夫はブレーキとアクセルを間違えていた。


「私が、私が〇□したの…」
長男夫婦が病院に駆けつけた時にマキコはぼんやりとしていた。
「えっ?だってあの時にお父さんが運転をしていたよね!?違うの?!」

「だけど私が…」
マキコはその日以来ぼんやりとして、シュウのお葬式が終わっても気分が優れなかったのでしばらく学校を休む事にした。


教師達の会話
「車って校長が運転していたんだよね」
「そうよ!私、いつも校長が運転して買い物をしているのを見ていたもの。近所だから」
「最近は車を使わなくなったって」
「そりゃそうだろう」
「旦那さんに罪をかぶせたとか?怖い」
「旦那さんは、今はなにもしてませんし。
校長は忙しい方だからね」

(あの子はなんでお菓子を買ってあげるって言ったら急に走り出したんだろう)
マキコはぼんやりと考えていた。


©映画「怪物」
第一幕で校長が、ある行為をやっているのを発見する麦野ミナトの母親。それは映画を観るもの全員を疑問だらけにさせる行動だった。
なので創作に理由を入れました。
そんな理由は本当は無いのかもしれませんが

✳原作があって、違うのならすみません。
映画の場面から推測して校長の謎を書いてみました。
私としては嫌な人物なのですが
映画の人物像としてこうなのかなと思いました。

✳勿論、実際の事件でこういう事をしたらいけない事です。
創作と事実は違う。
そして、是枝裕和監督さん坂元裕二さん余計な事をしてすみません。



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