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南極以外の全大陸を横断したシェイパーズってどんな人!?~WHO is in GSC-Y? vol.1~

『WHO is in GSC-Y?』は、毎回さまざまな横浜ハブメンバーを紹介する連載シリーズです。近所のお兄さん・お姉さんのように、いつもよりカジュアルにお届けします。“GSC-Y(ジーエスシーワイ)”は「Global Shapers Yokohama Hub」の略称です。

こんにちは。グローバルシェイパーズ横浜ハブの藤井優花(以下ゆうか)です。

横浜ハブに寄せられる「どんな人がいるの?」「どんな活動をしているの?」という声。それを元に生まれたのが今回のメンバー紹介シリーズ『WHO is in GSC-Y?』です。

『WHO is in GSC-Y?』は、私、ゆうかが運営するポッドキャスト番組『Dialogue Radio』と横浜ハブのコラボ企画です。毎回、インタビュートークの内容は、note記事で公開されているだけでなく、ブログでは取り上げきれなかった部分をDialogue Radioでも配信しています。HPの他、Apple PodcastやSpotifyでも視聴できるのでぜひチェックしてみてください〜

今回は、横浜ハブの小島久枝(以下ひさえ)さんと、Dialogue Radioメンバーの根太一(以下たいち)さんと共にお話していきます。トークの内容はひさえさんがグラフィックレコーディングでイラスト化してくださいました。記事の後半で紹介しているのでお楽しみに!

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記念すべき第一回目のメンバーは、徐亜斗香(以下あとか)さんです。

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徐亜斗香(じょ あとか)

1997年大阪生まれ。ニューヨーク大学アブダビ校卒。清華大学シュワルツマン大学院で修士号を取得。これまでに主に留学、研究、インターンシップで計41カ国を訪問。日本語、英語、中国語、スペイン語の四ヶ国語を操る。
在学中にアルゼンチン、ガーナ、コスタリカで教育や発展経済関連の研究やプロジェクトに携わり、ニューヨークにある国連でのインターンを経験。国内では姫路女学院のリベラルアーツサマープログラムを立ち上げ、運営する傍ら、国外ではガーナのNPOであるTechEraの活動にも励んでいる。孫正義育英財団一期生。One Young World 2018日本代表。G7 Youth 2019日本代表。

素敵な魅力を持つあとかさんの身近な近所のお姉ちゃんのような一面ということで、前半では日常のこだわりからはじまり、後半で海外での経験、教育への思いを語っていただきました。

ハチミツはザクザク派!?プーさんのように食べる一面

たいち:海外進学などでグローバルに活躍されているあとかさんですが、まずは日常のこだわりというパーソナルな部分から聞いていきたいと思います。

事前アンケートによると、「ハチミツオタクで、ハチミツをプーさんのように直で食べます」とありますが、これってどういうことですか(*_*)!?笑笑

あとか:まさに言葉の通りです!ビンからスプーンですくって食べてます。

ハチミツって色々なタイプがあって、例えば、とろりとしたもの、ねっとりしたもの、ザクザクしたものとか。私は冬の固まったハチミツをガリガリ削りながら食べる派です。もちろん味もたくさんあって、桜、ラベンダー、そばのハチミツとかあります。

ゆうか:そばですか!?

あとか:そうなんです。そばの実かな?

ゆうか:そうなんですね!ちなみに、どこのハチミツがおすすめですか?

あとか:私はフランス産のラベンダーのハチミツが好きで。

あと、ラベイユというハチミツ専門店のクリスマスツリーというハチミツも!ちょっと値段が高めなので、毎日食べるよりかご褒美として食べてます。

たいち:いいですね〜。きっとハチミツ棚とかあるんじゃないですか!?

あとか:あります!あります!笑笑

ドバイの近く、中東アブダビでの大学生活

ゆうか:中東の大学に進学されていたということで、学生時代のことも聞きたいです!

たいち:それこそ、大学は中東へ進学、大学の留学でガーナやアルゼンチンへ、その後大学院で中国ということで大陸横断されていますね!

あとか:短期留学を含めたら南極以外、全部行ってますね。

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長期留学・進学先に赤丸をつけています(出典:世界の統計2021 世界地図

ゆうか:大学ではどんなことを学んでいらっしゃったんですか?

あとか:大学では公共政策が専攻で、副専攻で芸術工学と演劇。大学院の方は世界情勢、特に経済とビジネスのクラスを多くとっていました。

ゆうか:そうなんですね!大学進学に中東を選ばれた理由もすごく気になります。

あとか:そうですね。アブダビというドバイから車で1時間くらいのところにいました。そこに決めた理由が3つあって、一番大きいのはすごく留学生が多く、人種や国籍などでマジョリティグループがないことです。留学生は全体の大半を占めていて、100カ国以上から集まっていますよ。

私のルームメイトはネパール人で、エストニアから来ていた子と仲が良かったです。

ゆうか:エストニア、、、。北欧ですか?

ひさえ:ヨーロッパのバルト三国!

あとか:そうそう。でも私も恥ずかしいことに大学入るまで知らなくて、エストニア人の友達ができてから、こんな国があるんだって学びました。

他にも留学制度が豊富で、私も世界を見たいって思いが強かったので、そこがマッチしました。

それだけでなく、全額奨学金をいただけたことも大きかったですね!単純に計算すると、学費や滞在費など年間800万かかるので、4年間で3000万くらいです。

ゆうか:3000万!?家が買えちゃいますね。

あとか:奨学金のおかげでそれが全額無料で、しかも奨学金の中に日本とアブダビの往復の航空券代とか遠足費用なども入っていて。面白いのが、遠足って近所のどこかってイメージだと思うんですが、この大学の遠足はインドとかウズベキスタン、シンガポールとかでしたね。

ひさえ:国を跨いでいる!

たいち:”遠いに足”って書いてますもんね、遠くに行かないと笑。遠さの次元はかなり違いますけれど(^_^)

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写真:アブダビの大学生活の様子

ゆうか:当時あとかさんが大学生の頃って、ISやテロリストのニュースが頻繁にあった時期だと思うのですが、、、、。

あとか:たしかに中東って聞くと怖いイメージがあると思うのですが、アブダビはとっても安全で!新しい国ってこともあって、色々なものが新しくてキレイです。

たいち:ニューヨーク大学アブダビ校の魅力が伝わってきますね。

色々なバックグラウンドをもつ人達と生活する中で見つけた学びやライフハックなどはありますか?

例えば、事前に他の横浜ハブメンバーにアンケートしたら、”笑顔が素敵”というコメントがありましたが、海外生活で見つけたあとかさんの武器など。

あとか:そうですね〜。言語が話せなくても、ジェスチャーとか、色々な人に話すスキルは磨かれましたかね〜。特に留学でアルゼンチンに行った時は、スペイン語がそこまで話せなかったので。ホームステイだったのですが、慣れて言語が話せるようになるまで、滞在先のおばあちゃんに「お腹がすいた」など身振り手振りで伝えてました。

あとはライフハックまでいかないのですが、色々な国に滞在した経験があるので、どこでも寝れるようになりました!

高校生の時とか、体育館の床で寝てましたよ笑

ひさえ:え!どれくらいですか?お昼寝?

あとか:なんだったかな〜。休憩中にフードかぶって寝ちゃってましたね。

ひさえ:(どこでも寝れるなんて)うらやましい!

初めての挫折!中国で経験したビリから2番目

たいち:あとかさんが出演されている他の媒体を拝見したのですが、高校時代に中国に留学されていたのですね。その時も、先ほどおっしゃっていたように身振り手振りで、分からないなりにやっていくことが大切だったんですか?

あとか:そうですね。中国は初めて海外に長く滞在した経験だったんです。本当に中国語をほぼ話せず現地校に入って、英語以外の授業は全て中国語という環境でした。もちろん高校生の授業なので、数学や歴史など内容もかなりレベルが高く理解も難しかったです。

正直、最初の3ヶ月は先生の言っていることが全く理解できなくて。そしたら、中間試験で下から2番目の結果だったんです。英語以外は点数がゼロに近くて、今まで取ったことがない点数で初めての経験でした。それがすごく悔しくて、宿舎に泣きながら帰ったことを覚えています笑

私は性格がけっこう負けず嫌いなので、期末では絶対見返してやるって!

そしたら、期末試験ではクラスで30人中15位くらいに上がって。留学開始から半年くらい経った頃だったので、だんだん慣れてきて。最後の年度末の試験ではさらに6位まであがることができました。

たいち:や〜。すごい、とんでもないですね!

高校上海留学

写真:高校生時代に上海に留学した時

教育を通してビジネスをしたくない!

ゆうか:”教育”ってあとかさんにとって大事なキーワードだと思っていて。事前アンケートにも書いてくださいましたし、収録前の自己紹介でも「全額奨学金の学校をつくりたい」ってお話されていたのが印象的で。

あとか:そうですね。自分が色々な人達のおかげで今こうやって活動できているので、その分周りの人に恩返しをしたいなって思いがあります。

教育もその一つで、これまでガーナのNGOや姫路女学院のリベラルアーツサマープログラムに携わっていますが、次世代の人たちに恩返ししたいなと。

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写真:ガーナでの様子

あとか:今の日本って変わらないといけないなと思っていて、そのためには教育しかないと思っています。

私は本業は教育系ではなくて、自分の信念の中に「教育を通してビジネスをしたくない」という気持ちがあります。というのも、教育にお金が絡んでしまうことで、どうしても格差が生まれてしまうと感じています。高い教育費を払える家庭の子供だけがアクセスできるような教育の形にはしたくないなって思っています。なので私はボランティア、プロボノとして教育に関わっています。

ゆうか:素敵ですね。ありがとうございます。

先ほど、「今の日本って変わらないといけないなと思っている」とありましたが、あとかさんが目指す日本社会のあり方ってどんな感じですか?

あとか:そうですね。日本の教育で育てられないスキルって”自己肯定感”だと思うんですよ。日本って正解、不正解がはっきりしていて。どうしても白黒つけたがる考えが教育の根底にあって、それによって間違いや失敗を怖がる、それによって自己肯定感が下がるという状況があると思います。

もちろん「私はパーフェクトだ」というのが自己肯定感とは思っていなくて。根拠のない自信というか、自分ならできると信じることで湧いてくる魔法のパワーのような、本来ならできないようなことをできるようにしてくれるものが自己肯定感だと思っています。

日本の教育が変わっていくにつれて、こういう自己肯定感を育む教育になってほしいと思います。

ゆうか:めちゃくちゃ共感します〜!!!!

私たちも、「世の中にある当たり前や常識、正解などがもう時代遅れじゃないか!?もっと令和版にアップデートしていこうぜ」って気持ちで活動しています。Dialogue Radioはエンタメでそういうことをしていますが、教育であとかさんが同じような志を持たれているのが聞けてすごく嬉しく思います。

正解を求めるとか、白黒をつけるって文化とかのレベルじゃないですか?そうなると文化をつくるのって人なので、やっぱり教育の大切さって感じますね。

あとか:エンタメって最高の教育だと思うんですよ。学んでいると思ってなくて、実は学んでいるって最高です!

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ひさえ:ここでちょっとグラレコ紹介させてもらいます!

あとか:これ、すごく楽しみにしてたんだよね。

ひさえ:背景はDialogue Radioのテーマカラーであるハチミツのような黄色にしてます。

たいち:すごい〜!!

ひさえ:あとかさんを右に大きく描いて、他のメンバーも左上にいます(^o^)

ゆうか:可愛い〜〜〜!!!

おすすめはSpotifyでポッドキャストを聴きながら、スマホの検索画面でnoteを開いてもらうと同時に楽しめるのでやってみてください!

ポッドキャストでは、グローバルに活躍されているあとかさんが語る世界の美味しいもの、言語を学ぶおすすめ勉強法、そして今皆さんにぜひ読んでほしい本などについてお話しています。

今後も『WHO is in GSC-Y?』シリーズでは、素敵な横浜ハブメンバーをカジュアルにご紹介していきます。次回もお楽しみに!

シュクラン(アラビア語のありがとう)👋

《筆者備忘録 byゆうか》私が横浜ハブに加入したのが3ヶ月半前だったので、あとかさんとお話しさせていただくのは数回目でした。始まるまでドキドキしていましたが、とっても明るくて、パッションに溢れた方ですっかり大ファンです!日本の正解、不正解に注目がいきがちな部分にアクションを起こす同士という共通点も見つけることができたので、今後も横浜ハブで一緒に活動させてもらうのが楽しみです♪ 

Global Shapers横浜ハブは「若者の力で社会をよくしていこう」と志す幅広い分野のU33が集まるグローバルコミュニティです。横浜を中心に、東京や福島などローカルに根付いたプロジェクトを展開しています。

もっと知りたい、何かコラボレーションを検討したいと感じてくださった方は、お気軽に下記からご連絡ください。








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